ヒゲシロホソコバネカミキリ
Necydalis(Necydalis)odai Hayashi,1951 


  体  長    14 〜 25mm

  出現時期     7 〜 8月


ミズナラの立枯木に産卵するヒゲシロホソコバネカミキリのメス
下水内郡栄村 2018.7.27

 触角第8〜10節の白色または黄褐色が目立つホソコバネカミキリです。雌雄で上翅の色が異なり、メスは黒色、オス(未撮影)はほぼ黄褐色です。
 メスは硬く乾燥したミズナラの太い立枯れや倒木に産卵します。
 長野県では山地の天然林が多く伐採され、代わってカラマツなどの植林が進んだため、広葉樹の太い立枯れ・倒木が常に供給される森が少なくなっています。
 そのため、1990年以降は県北部の一部でしか本種の生息が確認されていません。


幹の割れ目に産卵する
下水内郡栄村 2019.8.03


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