ヒゲナガモモブトカミキリ
Acanthocinus orientalis Ohbayashi,1939 


  体  長    9 〜 14mm

  出現時期    6 〜 9月


ウラジロモミの伐採木を歩くヒゲナガモモブトカミキリのオス
松本市(美ヶ原山系) 2017.8.03(次も同じ)

  アカマツ、カラマツ、モミなどを寄主植物にする触角の長さが際立つカミキリです。オスの触覚は体長の3.5倍ほどあります。
  昼間も見かけますが活動の中心は夜間で、新しい伐採木、特に太い幹周りに多数が集まってきます。
  上翅の紋様はアカマツの枯れた樹皮に溶け込み、静止している個体から目を離すと再度見つけ出すのに苦労するほどです。メスの産卵管は長く後方に突出します。


オス(上)にマウントされながら産卵するメス


メスの産卵管は長く突出する(アカマツ)
大町市 2006.9.23


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