ハクバヒメハナカミキリ
Pidonia (Pidonia) pallidicolor Hayashi,1983
体 長 6 〜 10mm
出現時期 6 〜 8月
ノリウツギの花で採食するハクバヒメハナカミキリ
北安曇郡小谷村 2009.8.08(以下同じ)
長野県北部の限られた地域に分布するヒメハナカミキリです。マツシタヒメハナカミキリとDNA解析による遺伝的差異がないことから、マツシタヒメハナの地方変異と考える学者もいるようです。
針葉樹林帯に生息するため、後立山連峰中腹にあるシラビソ林に的を絞って行ってみることにしました。林内にあるノリウツギやショウマ類を探して歩きますが、花そのものが少なく虫があまりいません。そのうち小規模な湿地にたどり着き、その周りにノリウツギがたくさん咲いています。
花を丁寧に見ていくと、何頭か全く斑紋のないヒメハナカミキリに出会いました。これがハクバヒメハナカミキリでした。少し寸づまりで、がっちりした印象です。
葉上から飛び立つ
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