エゾトゲムネカミキリ
Oplosia suvorovi Pic,1914 


  体  長    8.5 〜 10.5mm

  出現時期     6 〜 8月


ウリハダカエデの伐採木にいたエゾトゲムネカミキリ
長野市 2006.8.05

 長野県では長野市、旧安曇村、旧長谷村などでわずかに記録のあるカミキリです。
 カミキリムシの撮影を始めたばかりのその年、長野市の山中で初めてこのカミキリに出会いました。まだサビカミキリ属の同定すらおぼつかない頃で、ウリハダカエデの伐採木にいたこのカミキリも多分その一種だろうと勝手に思い込み、なんとなくやり過ごしてしまいました。
 幸い写真を数枚撮ってあったので、帰宅後写真を整理する段階でようやくエゾトゲムネカミキリであることが分かったというおそまつな顛末です。
 もっといろいろな角度で撮っておけばよかったと、地団駄踏んで後悔したのは言うまでもありません。それ以降、同じ場所で探してみますが未だに再会の夢は叶えていません。幼虫はオヒョウ、アズキナシ、オオバボダイジュに寄生します。


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