エゾナガヒゲカミキリ
Hirtaeschopalaea nubila (Matsushita,1933)
体 長 11 〜 14mm
出現時期 6 〜 8月
ニガキの葉表に静止するエゾナガヒゲカミキリ
松本市 2020.6.17
初めてエゾナガヒゲカミキリに出会ったのは北アルプス山麓にある小さな土場でした。
頭部から翅端にかけての複雑で特異な斑紋は、遠目には材の模様に溶け込み、近くではまるで鳥の糞に擬態しているようにも見えます。
ニガキでは堂々と葉表に静止していることが多く、後食時は頂芽付近に移動し軟らかい樹皮を齧っていました。
オスの触角は体長の約3倍、メスも2.5倍ほどの長さがあります。寄主植物はヤマグワやクワも知られていますが、県内ではニガキを最も好むようです。
頂芽付近の柔らかい樹皮を後食する
松本市 2017.7.17(次も同じ)
後食後、頂芽付近に静止する同じ個体
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