ブロイニングカミキリ
Saperda (Lopezcolonia) ohbayashii Podany,1963
体 長 8 〜 11mm
出現時期 5 〜 8月
産卵のためオニグルミの枯れ枝にかみ傷を入れるブロイニングカミキリのメス
北安曇郡小谷村 2014.6.15
オニグルミ、サワグルミ、ハンノキ類などを寄主植物にする美しいカミキリです。
豪雪地帯の小谷村では冬期間、雪の重さに耐えられず多くの木々の枝が折れます。カミキリムシにとって、このような枝は恰好の産卵場所になり、本種もオニグルミの垂れ下がった折れ枝を丹念に見ていくと発見することができます。条件がよい折れ枝には多数が集まっていることもあり、交尾や産卵が観察されます。
類似種とは前胸と腹部の側面、また小楯板も黄白色になることで区別できます。
後食のためオニグルミの葉裏に飛来した個体
塩尻市 2012.7.14
産卵中のメス
北安曇郡小谷村 2014.6.15
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