ベニバハナカミキリ
Paranaspia anaspidoides (Bates,1873) 


  体  長     8 〜 14mm

  出現時期     5 〜 8月


オニグルの葉上に飛来したベニバハナカミキリ
安曇野市 2008.6.22

 私の住む松本平には大きな屋敷林があちらこちらにあり、ケヤキの大木が植えられています。また、河川沿いにはヤナギの老木も多く見られます。
 ベニバハナカミキリはこのようなケヤキ、ヤナギなどの樹洞内で発生しています。
 以前勤めていた職場は大きな河川沿いにあり、ヤナギの古木が沢山自生しています。たまたま職場の防災訓練があり、本部に詰めていた私は時間を持て余し、すぐ脇に生えているヤナギの、腰の高さほどの樹洞を覗き込んでみました。
 すると1頭のメスが洞の内壁をうろうろ歩き回っていたのです。しばらくすると壁の隙間に入り込み産卵をはじめました。
 その後1週間ほどこのヤナギの洞を覗いてみましたが、残念ながらベニバハナカミキリは姿を現してくれませんでした。


ヤナギ樹洞内の隙間に産卵するメス
松本市 2009.6.25


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