アサマヒメハナカミキリ
Pidonia (Pidonia) takechii Kuboki,1986 


  体  長    7.5 〜 11.5mm

  出現時期     6 〜 8月


セリ科の花で採食するアサマヒメハナカミキリ
北安曇郡白馬村(北アルプス) 2009.8.08

 ブナ帯から高山帯まで垂直分布の広い種で、北アルプスなどに産するものは体が黄褐色で、上翅の黒色斑紋も小さい個体がほとんどです。しかし浅間山や志賀高原など県の北東部に分布する個体群は体が黒ずみ、黒色斑紋も大きくなります。
 触覚も一様に黄褐色で、類似種と区別するうえで重要な手がかりになります。いずれの産地でも個体数の多いカミキリです。


花上で交尾するペア
北安曇郡白馬村(北アルプス) 2009.8.08


前胸が黒褐色で黒色斑紋が目立つ個体
下高井郡山ノ内町(志賀高原) 2013.7.26


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