アカジマトラカミキリ
Anaglyptus(Akajimatora) bellus bellus Matsumura et Matsushita,1933 


  体  長    12.5 〜 17mm

  出現時期     8 〜 9月


オオイタドリの雄花で採食するアカジマトラカミキリ
北安曇郡小谷村 2017.9.19(次も同じ)

 晩夏から秋にかけて出現する赤と黒の縞模様に覆われた美しいトラカミキリです。
 平地の社寺林や屋敷林にあるケヤキの大木、里山に自生するケヤキやエノキ、さらにその周辺にあるヌルデなどの花上でも見られます。
 採食シーンを撮影しようとオオイタドリの花期に合わせ小谷村を訪れてみました。発生地付近の群落をひと回りすると、すでに10頭以上が花穂で採食し、花上での交尾も観察されました。
 本種の産卵行動は午後の遅い時間帯に多い印象ですが、採食や交尾行動はよく晴れた日中にも行われているようです。主にニレ科のケヤキやエノキ、エゾエノキを寄主植物にしています。


花上で交尾するペア


ケヤキの樹皮の隙間に産卵するメス
松本市 2006.9.17
  


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