アカアシオオアオカミキリ
Chloridolum (Parachloridolum) japonicum (Harold,1879)
体 長 25 〜 30mm
出現時期 7 〜 9月
クヌギの樹幹で交尾するアカアシオオアオカミキリのペア
松本市 2012.8.02(以下同じ)
クヌギの大木が多い豊かな里山に生息する種で、長野市や松本市などでわずかに生息が確認されているカミキリです。よく似た昼行性のオオアオカミキリとは肢が赤褐色(オオアオは黒色)なので区別できます。
夜行性でクヌギの樹液に集まり、また、メスはクヌギの衰弱木や立ち枯れに産卵にやってきます。
この日は蒸し暑く、あらかじめ目星をつけておいた樹液の出ているクヌギで飛来を待ちます。まだ明るさが残る午後7時頃、1頭が樹幹の上の方から足早に降りてきます。歩くスピードはかなりのもの。撮影に夢中になっているといつの間にかもう2頭がやはり樹幹を歩き回り、しばらくすると交尾体勢に入りました。
すっかり暮れた午後9時以降に同地に来ては見ることすら叶いませんでしたが、どうやら活動のピ−クのひとつは薄暮の頃にあるようです。
肢と触角は赤褐色(写真はオス)
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