細胞中の温度センサー
2009年 3月 20日 朝日新聞
細胞中の微妙な温度変化を測れる蛍光性温度センサーを,東京大薬学系研究科の内山聖一助教らが開発した.温度で形が変わるアクリルアミド系高分子と,水を感じて光る蛍光物質などを組み合わせた.温度変化に伴って光の強度が変わる=写真は内山さん提供.アフリカミドリザルの細胞内に注入したら,28~33度付近で0.5度程度の変化を読み取れた.内山さんは「生命の機能を探る基礎研究に活用できる可能性がある」と話す.(米化学会誌)
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