おまけ

2009 年もあとわずか

2009.12.14

久しぶりの更新です.今年はあっという間に過ぎてしまったように思います.何にもやっていない時って時が過ぎるのが早く感じるように思うので,今年はほとんど何もしていなかったんだと思います.振り返ってみれば,元上司の処分問題や自分の研究体制の問題など研究内容以外の事に意識を使う1年だったので,この無茶苦茶な環境の中,体や精神に異常を来さなかっただけでも御の字かもしれません.来年は頑張りたいと思います.

以前,教授の処分問題を鮮やかに書き綴ったページに対して「何でそんな事をするのか?」って上の方の先生から聞かれたんですけれど,最近ようやくその答えが自分で分かってきました.その時は「世を正したいのか?」って言われて,確かに行動だけ見ると良く知らない人からはそう見えるのも納得できるのだけれど,ずっとピンと来てなかったんです.「マイナス」だっていう意見もちらほら頂いたんですけれど,これもピンと来なかったんですよね.マイナスとかプラスなんていう次元の話ではないと.

で最近出た結論は,そういう不正を行う人,そしてそれを包み隠そうとする人達から自分を遮断し,澱んでしまった研究欲(研究愛?)を取り戻そうとしてる自己修復作用の一種ではないかと思っています.宗教や薬物からのマインドコントロールを解くために,大元を遮断しなければならないのに似てると思いますね.

僕の場合,研究成果がそれなりに出ているため,幸か不幸か多くの人に興味を持ってもらえます.でもその人が本心から研究面に感心しているのか,単に利ザヤを吸い上げようとしてるのかは残念ながらすぐにはわかりません.でもホームページを見たらわざわざ後者の人達は近づいてこないと思いますし,口だけのサポーターはすぐ本性が現れます.

もちろん自分の意見に端を発して,研究の世界から不正が無くなれば良いですが,僕はそんな力のある研究者ではありませんし,相手が巨大すぎて下手すればすぐにこちらが消されるのも理解しています.そしたら元も子もないですしね.

これからはこういう自分と研究をやりたい,と思ってくれる人達を大切にして残り少ない(かもしれない)研究生活を過ごしていこうと思っています.今はまさにその節目に来ている気がするので,次回の更新時に教授の不正行為について触れたホームページはきれいに削除する事にしました.あの内山も,なんと立派な大人になったもんだと苦笑していただければ幸いです.もちろん自分のやった事を無かった事をするつもりはさらさらないので,言及されればいつでも応じるつもりです.

さしずめ2010~リスタート~,といったところでしょうか.