品種情報 C

                                   

                                         HOMEへ戻る

  当方の農園・ラボで、これまで栽培実績のある植物の品種情報を掲載しました。

Calanthe  カランセ(エビネ)

  ラン科    耐寒性宿根草
   原生地   日本全土を含む、世界中の温帯から一部熱帯地域
    草丈    15〜40cm
   耐寒性   強い〜やや弱い
   耐暑性   普通〜やや弱い

 エビネ類は東南アジアを中心に約150種が知られ、日本には15種ほどがある。特にジエビネは、
同じ春に咲くキエビネ、キリシマエビネ、ミオイエビネ、サルメンエビネ、などとの自然交雑種を沢
生み、花の変異に富むグループとなった。
 ただ、その絢爛さゆえ、自生地が少なくなり、多くの種が絶滅種や絶滅危惧種となっている。
現在では、人工交配されたものや、メリクロン苗が、さらに観賞価値を高め、自然還流の試みも
各地で行われている。

育て方のポイント
    エビネの多くは、樹林下の薄暗い場所に自生している。しかし極端な日陰では、株が充実
   しない。特に生育期は、風通しがよい、明るい日陰で栽培する。時折、直射日光が当り、夏
   季も葉が多少黄ばむくらいの方が、その後の成績の良くなる場合が多い。
    また、花後の施肥、真夏の夕刻の散水・葉水(温度を下げる)、遮光、さらに秋の施肥など
   を通じて上手く夏越しさせ、バルブを充実させる。これは、広くラン科の植物に、ほぼ共通した
   管理方法のポイントでもある。

    さらにエビネは、種類や系統を知ることが大切である。
                         
      熱帯性のタイプ・・・寒さに弱く、冬季はフレーム内や玄関などに取り込む。(5℃以上)
                    ニオイエビネ、アマミエビネ、など

      温帯性のタイプ・・・霜にさえ当らなければ、冬季も屋外で管理して大丈夫
                    ジエビネ、及びその交雑種など

      寒い地方に ・・・・ 夏に出来るだけ涼しい場所で管理する。
       自生するタイプ    サルメンエビネが関わる種類
    

栽培歴(通常よく栽培されるエビネ=常緑種)
休眠・常緑 萌芽 開花 生育 花芽充実 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植替 株分 日陰(遮光) 植替・株分
置肥 液肥(稀薄) 置肥 液肥

             ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。
                                       栽培情報

    C. discolor (ディスカラー)   和名:ジエビネ
       北海道西南部から沖縄にかけて分布し、自然林の林床に生えている。
      春咲きエビネの代表的な原種  4月から5月ごろ花茎を伸ばして褐色がかった地味な
      花を咲かせる。

   C. striata (ストリアタ)  和名:キエビネ
       本州の一部から九州、四国に分布する。 純黄色の花は、上記のジエビネよりかなり
      大輪で、観賞価値が高い。乱獲のため、自生しているのは殆ど見られなくなった、貴重
      な植物。

   C. aristulifera (アリステューリフェラ) 和名:キリシマエビネ
       本州(紀伊半島以西)・四国・九州に分布。常緑の広葉樹林内などに生える。
      薄紫色の美しい花で、白色の変種もある。乱獲のため、ほとんど見かけなくなった貴重
      な植物である。

   C. izu-insuaris (イズ・インシュアリス)  和名:ニオイエビネ
       伊豆七島の特産種  花色は淡紅紫色から濃紫で、下花弁(リップ、ペタル)は白色。
      上の花弁(セパル)が僅かに反り返り、花型に気品がある。強い芳香も魅力的。
      乱獲のため、ほとんど見かけなくなった貴重な植物である。

   C. tricarinata (トリカリナータ)     和名: サルメンエビネ
       北海道、本州、四国、九州に分布し、ブナ林内のやや暗い場所などに生育する。
      冬も常緑で、春に新葉を2〜4枚出して、紅褐色の花を咲かせる。

     

discolor striata 栽培中 栽培中



Canna  カンナ

  カンナ科   球根
        原生地   北・南米の亜熱帯地域
        草丈     50〜180cm
        耐寒性   弱い   冬季は6〜10℃で休眠
        耐暑性   強い   生育温度は15〜30℃

 昔の日本の家庭では、よく縁側の傍に赤や橙色のカンナが植わっていた。
 花弁のように見えるのは雄しべで、花弁は笹舟形の3枚ある緑色の部分である。亜熱帯原産
のため、高温多湿な日本の夏でも育て易い。
 最近は、擬似花弁に細かな柄の入った美しい種、草丈50cm内外の矮性種、葉がコンパクトな
種、葉の葉脈が透き通って見えたり、ブロンズ色の葉を持つ種など、多彩で楽しみな花になりつ
つある。

栽培歴
休眠 生育 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 開花

             ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                        栽培情報 

 

no image no image no image no image




Canpanula  カンパニュラ

  キキョウ科 ホタルブクロ属(種により異なる)
          北半球の温帯から亜寒帯に300種弱が分布し、日本にもホタルブクロ、チシマギ
         キョウ、イワギキョウなどが自生する。また海外、特に欧州で人気が高く、そこから
         多数の種が導入されている。
           この種は夏のむれに弱く、日本での栽培は耐暑性が問題となります。関西地盤
         の当社が夏越しに成功している種は今のところ次の通りです。

            当社の栽培方法
              鉢    素焼き鉢を大小二重に重ねる(秘策)
              用土   一般的な培養土に、日向軽石、硬質鹿沼土、くん炭などを適量
                   混ぜる
                     (素焼き鉢(二重)を用いるので、軽石砂では水もちが悪すぎ
                      る。日向軽石の方が成績がよい)
              管理   夏季は過湿を避け、乾燥気味に育てる。潅水は大体2日に一度、
                   夕刻に。必ず半日陰
              
              肥料    成長する3〜5月、10〜11月頃に規定量の半分に薄めた液肥を
                    与える。当社では緩効性のものを含め、固形の肥料は与えてい
                    ない。液肥はこまめに与えないと、翌年株が衰弱する。

              植替え  必ず毎年一度、花後の5〜6月に植え替える。
                    宿根のカンパニュラは普通、地下茎を伸ばし、尖端に新芽を作る。
                    植え替えることで、根詰まりを解消し、排水性を高める。
              
              株分け  極端に鉢が小さ過ぎる場合を除いて、株分けは10月に入って
                    からの方がよい。

              その他  花後は、種をとる場合を除き、早めに花茎を切り取りとって夏越
                   しに備えたい。

越年草(一年草)種の場合

成長 小型種開花 成長 落葉 成長         
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
防寒・防霜 収穫 播種 (発芽) 防寒・防霜


多年草種の場合

落葉休眠 成長 小型種開花 大型種開花 成長 落葉休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
播種 発芽 収穫


             ※実生方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                        栽培情報

                       


no image
C.punctata C.takesimana C.rotundifolia 栽培中
C.poscharskyana C.portenschlagiana 栽培中 栽培中

      種子提供を目指して、他に試験栽培中の主な品種は次の通りです。
          ・ C.patula  ・ C.thyrsoides(別名:黄花ベルフラワー)  
          ・ C.rainerii(別名:シマホタルブクロ) など。

   



Chionodoxa  チオノドクサ

  ヒアシンス科  球根 (別名:グローリー・オブ・ザ・スター)
            霜にも強く、2月中旬ころより星型の花を小さな穂一杯に付ける。家屋の
           南南西向きや、落葉樹の下なら十分路地植えできる。
            乾燥にやや弱いので、夏季、庭・鉢植えどちらの場合で堀上げはしない
           ほうがよい。
           庭植えで、午後日差しの強い場所なら、一旦ポット植えして、さらに庭植えする。
           (夏の休眠期はポットごと堀上げ、涼しい場所で秋まで管理する。ただしこの
            場合でも最低限の湿り気は必要。2ヶ月完全に水を切ると、この種の球根は
            干からびてしまうので注意)

         草丈    15〜20cm
         原生地   地中海沿岸地域〜中央アジアの高山、一部トルコ

         植付け   10〜11月(3cm位のやや深植え)
         花期    2月下旬〜4月
         用土     特に問わない。

         耐寒性   強い
         耐暑性   夏季は水を切る(完全乾燥は不可・要注意)

成長 休眠 成長
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付け


   

forbesii Blue Giant forbesii Pink Giant luciliae alba Pink Giantの結実

   



Chocolate cosmos → Bidens atrosanguineus     チョコレート・コスモス     ビデンス・アトロサンギニア


Chrysanthemum frutescens → marguerite       クリサンセマム・フルテスセンス   マーガレット



Clematis  クレマチス

  キンポウゲ科      北半球の温帯地域を中心に世界中に分布するが、その原種は300
               余りと言われる。
                インテグリフォリア系を除いて、ほとんどがツル性の植物であり、水切
               れには弱い。
                また、アルピナ・マクロペタラ系と、モンタナ系は夏の高温・多湿に比
               較的弱いので、この間は半日陰で、潅水や、液肥も少な目がよい。
                このような点を除けば、ほとんどの種が日本の環境にかなり適した
               植物である。剪定した花はフラワーアレンジメントなどの素材としても
               優れており、今後さらに人気が出てきそうな植物である。

                                        

                クレマチスは、花芽の付き方から、次の3種に分類される。

                  ・新枝咲き・・・今年伸びた新しい枝に花が咲く。
                              昨年の枝は1〜2月に強剪定する。
                  ・旧枝咲き・・・昨年からの枝に引き続き花が咲く。
                              1〜2月の強剪定はしない。
                  ・新旧両枝咲き・・・どちらにも咲く。
                              1〜2月の強剪定はしない。細い枝は整理。

                また、剪定の仕方は大きく次の3通りがある。

                  ・強選定 ・・・切り詰めて株を更新する。
                             (地際から2〜4節残す程度) 
                  ・弱剪定 ・・・枯れ枝や芽のない細い枝を取り除く。
                             (花より1〜2節下。新芽は残す)
                  ・任意剪定・・・強弱どちらでもよい。 
                             (弱剪定もしくは、新枝を1/3程度残す)

    系統別の特性

    新枝咲き

       ジャックマニー系   ビチセラ系とパテンス系の交配種(英国で作出)。
                    極めて生育が旺盛である。
                    花期 5〜10月
                    1番花の後に強剪定。夏過ぎ2番花の後にも強剪定。
                    1〜2月に弱めの強剪定(5節程度残す)

       テキセンシス系   原生地  北米・メキシコ
                    下から咲きながら、1.5m位伸びる。原種はやや樹勢が弱く感じる
                   が、思い切って剪定しないと、逆にその後の株が衰弱することが多
                   い。
                    花期 5〜10月
                    花がらが多くなったら早めに強剪定。夏過ぎ2番花の後にも
                   強剪定。
                    冬は地上部が全て枯れる。枯れ枝を整理の強剪定。


       インテグリフォリア系  原生地  北欧〜中央アジア
                     草丈40〜70cmで直立する。
                     花期 5〜10月
                     1番花の後に任意剪定。
                     1〜2月に強剪定(枝数制限する)

       ビチセラ系        原生地  南ヨーロッパ、西アジア
                     テキセンシスと同様に、下から順に咲き上がるタイプである。
                     花期  5月下旬〜10月
                     花がらが多くなったら早めに強剪定。夏過ぎ2番花の後にも
                    強剪定。
                     1〜2月に弱めの強剪定(5節程度残す)

       ヘラクレイフォリア系  原生地  中国東部 
                     ツルにはならず、80cm位に直立する。
                     花期  8〜9月下旬
                     花後は剪定しても、次の花は上がらない。
                     1〜2月に強剪定。


       オリエンタリス・     原生地  西アジア、北・中央アジア
           タングチカ系   生育が極めて旺盛。
                      花期  6〜9月
                      1番花の後早めに強剪定。夏に花は休むが、この間に弱剪定
                     すると9月中に2番花が見れる。

       ビオルナ系       ベル型のビオルナと、crispa,  fusca などを交配させた系統。
                      花期  6月〜10月 
                      花がらが多くなったら早めに強剪定。夏過ぎ2番花の後にも
                     強剪定する。
                     冬は地上部が全て枯れる。枯れ枝を整理の強剪定。 


    旧枝咲き

       パテンス系       原生地  東アジア
                     別名:カザグルマで、園芸種が多数ある。
                     花期  5〜6月、9〜10月
                     花後に弱剪定をこまめに行う。
                     1〜2月の強剪定はしない。
                       但し、3年に1度位は、株更新の強剪定を行うほうがよい。


       モンタナ系       原生地  中国西〜ヒマラヤ
                     生育旺盛だが、高温多湿にやや弱い。 夏は半日陰で、液肥
                    を少な目に管理する。
                     花期  4〜5月
                     蒸れの防止のためにも、適時、弱剪定を行う。
                     1〜2月の強剪定はしない。
                       但し、3年に1度位は、株更新の強剪定を行うほうがよい。

       アルピナ・        原生地  中国〜シベリア
         マクロペタラ系   高山系で暑さに弱いj。夏は半日陰で管理。
                     花期   4〜5月、9〜10月
                     こまめに弱剪定し、夏管理を乗り切れば、秋にも2番花が上
                    がる。
                     1〜2月の強剪定はしない。枯れ枝を除く程度。

       ベバエンセラ・      原生地  東アジア
        ハンショウズル系   日本に自生する、ハンショウヅル(japonica本州〜九州)、トリ
                     ガタハンショウヅル(tosaensis 四国)など。
                      花期 4〜5月
                      こまめに弱剪定する。
                      1〜2月の強剪定はしない。枯れ枝を除く程度。

       シルホサ系        原生地  地中海〜小アジア
                      秋に成長し、冬季に開花する。
                      常緑だが、夏30℃を超えると一部落葉し、秋に再び成長する。
                      花期  1〜2月
                      花後は剪定しても花は付かない。春先に弱剪定しておく。


    新旧両枝咲き
 
       フロリダ系         東アジア
                       テッセンと交配され、中国原産のテッセンとも呼ばれる。
                       花期  5〜6月、9〜10月
                       花後に任意剪定。
                       1〜2月の強剪定はしないが、花芽が付き充実した枝を残
                      して、細い枝、枯れ枝は整理する。


             ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                        栽培情報 

   

C.texensis ssp. C.integrifolia
       ' Blue boy'
C.viticella hybr C.heracleifolia
C.orientalis
   'Orange peel'
C.viorna C. Winter Bell C. ウンナンシエンシス
C.alpina ’Willy’ C.fusca C.macropetala Hybr. C.tosaensis

     



Clivia クリビア(クンシラン)

  ヒガンバナ科    多年草(非耐寒性)
     原生地    南アフリカ
      草丈     30〜70cm
     耐寒性    弱い   生育適温は15℃から25℃  
     耐暑性    強い

  和名がクンシランだが、ヒガンバナ科の植物で、ラン・蘭とは関係がない。
  早春から咲くオレンジの大輪花は、弧を描いて垂れ下がる濃緑の葉に映えて美しい。
 葉が短くコンパクトな系統をダルマ系と呼び、鉢作り向けとして珍重される。斑入りの葉を
 持つものや、黄花の種も人気がある。

育て方のポイント
    一般には、凍る危険のある次期は室内に取り込み、春から秋は室外の雨のかからない
   半日陰に出して育てる。夏の葉やけに注意。
    潅水は、冬は控え目で乾燥気味、生育期の春から夏は、十分与える。夏は夕刻の、散水
   や葉水が適する。また秋は、濡れと渇きのメリハリを付けつつも、やや渇き気味にすると、
   花芽がよく充実する。
    冒頭、ラン・蘭とは無関係の種と説明したが、管理方法はカトレアなどの洋ランや、東洋
   ランとも、共通する部分が多い。

栽培歴
半休眠 開花 生育 半休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
室内 植替・株分 遮光 室内

    生育適温は15〜25℃  冬季は室内の窓辺で、できれば7〜10℃を保つ。
    開花中は室内で楽しむが、10〜15℃くらいを維持すると長く綺麗な花を楽しめる。

 

            ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                        栽培情報

 

    Clivia miniata (クリビア ミニアータ)        和名: ウケザキクンシラン  
                                   流通名 :クンシラン
        一般に「クンシラン」として広く流通する種。正確には、植物上のクンシランは下記
       のClibia nobilis(ノビリス)だが、ノビリスは下向きの小さな花なので、より大きな上向
       きの花を咲かせるミニアータが、クンシランと呼ばれ流通するようになった。
        原種は朱赤系の花だが、色素の薄い個体が発見された。その改良種が黄花クンシ
       ラン(C. miniata. var. citrina S. Watson.)として、メリクロン苗が人気を博している。

    Clivia gardenii (クリビア ガーデニー)
        晩秋10月下旬から11月。高さ50cm強の花茎に、下垂性の花を10〜15個付ける。
       花は平開せず、筒のように咲き、先端部が黄色から緑色にグラデーションする。
        ウケザキクンシラン(ミニアータ)と異なり、花が地味目であるためかほとんど市販さ
       れていない。

    Clivia caulescens (クリビア カウレッセンス)
        ガーデニーよりひと回り小さな花を咲かせる木立性のクリビア。

    Clivia nobilis (クリビア ノビリス)    和名:クンシラン
        植物上の本来の原種クンシラン。朱赤系の花は平開せず、筒のように咲く。
        花が地味目であるためか、殆ど販売されず、人気はクリビア ミニアータにとって
       かわられることになった。

    Clivia mirabilis (クリビア ミラビリス)
        淡橙の花で、喉の部分が緑〜白にグラデーションする美しい花。比較的小型種。
       まだあまり流通していないが、今後が楽しみな種。

miniata. var. citrinaの改良種 栽培中 栽培中 栽培中




 

                  

  Codonopsis  コドノプシス

   キキョウ科     日本にも自生するツル性の多年草
              欧州での人気が高く、園芸品種が逆輸入されつつある。

          原生地   東アジア
                 C.ussuriensis(和名:バアソブ)は日本全土の林縁・林床に分布する。
                 属名がツルニンジンと呼ばれる事や、塊根が少し匂うことから人気がないが、
                 ベル状の花は魅力的である。

          植付け・植替え   3〜4月が芽出し前で適期
          開花時期       7〜10月

          場所    塊根が長いので4〜5号以上の深鉢か、半日陰の場所に庭植えが
                可能。
          用土    鉢植えの場合は、一般的な培養土に、日向土小粒を3〜4割程度
                混ぜる。 庭植えの場合は、完熟腐葉土をすき込む。
          管理    葉が柔らかく夏の直射日光は避ける。
                 乾燥に弱いので、水切れに注意する。

日当り 半日陰 日当り
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 開花

    

   

C.clematidea C.ussuriensis
    バアソブ
栽培中 栽培中

    



Color  → Zantedeschia   カラー         ザンテデスチャ



Corydalis  コリダリス

  ケシ科  キケマン属    宿根草、根茎種(球根)
           ケシ科はケマンソウ科(Fumariaceae)と ケシ科(Papaveraceae)に分かれてお
          り、前者のケマンソウ科はキケマン属(Corydaris)とコマクサ(Dicentra)かなな
          っている。
                 

          草丈    5〜30cm  種により異なる
                 常緑の宿根草と、根茎種(球根)の種類が混在する。

          原生地   わが国を含む東アジア、、ヒマラヤ、アフリカ東部、欧州、北アメリカ
                 などに広く200種以上が分布する。
                  日本には山野草として栽培されるエンゴサクやキケマンなど15種
                 ほどが分布するが、最近は海外からの導入種も人気が高い。

          花期    常緑のものは4〜10月(夏は開花を休むことが多い)、球根種は
                4〜5月ごろ開花し、夏は休眠する。

          植付け   9月中旬〜10月。常緑種は真夏意外ならいつでも可能。
 
          用土    赤玉土小粒、完熟腐葉土、日向土、川砂、などを適宜混合する。
                 一般的な山野草の培養土でもよい。
          耐寒性   強い
          耐暑性  やや弱い。常緑種は夏季は半日陰。球根種は夏季は休眠する
                ので水を切る(ただし完全乾燥は避ける)。

成長 休眠 根成長
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 塊根植付


                               品種                  形態       繁殖
           C.lutea(Pseudofomaria)         常緑宿根  取り播き・挿し芽
           C.ochroleuca(Pseudofomaria alba)  常緑宿根  取り播き・挿し芽 
                       C.sempervirens(Capnoides)      常緑宿根  取り播き・挿し芽
                       C.solida                          根茎       分球


    

C.lutea C.ochroleuca C.sempervirens C.solida

   



Cosmos atrosanguineus→Bidens atrosanguineus   コスモス・アトロサンギニアス    ビデンス・アトロサンギニアス



Crinum  クリナム

  ヒガンバナ科(Amaryllidaceae  アマリリダセアエ)
               ヒガンバナ科の中で、熱帯〜亜熱帯に自生する属で、大型の鱗茎植物
              である。
               海岸地帯の砂質の混じる所に自生する種が多い。種類は70〜80と言う
              説と160位という説がある。近年、属間交配が盛んに行われている。

           自生地     熱帯〜亜熱帯アジア、南アフリカ
           草丈       50〜100cm

           花期       7〜10月(種類により異なる)
                     開花サイズの株であっても、初の開花には2年ほどの順応期
                    間が必要と思われる。

           植付け     生育適温は概ね15〜30℃で、11月〜3月中旬の間は休眠する。
                     開花サイズの株であれば、この間に植付け、本格的な潅水を
                    翌年暖かくなってからに開始すれば、その年の晩夏〜秋に開花
                    を確認できる場合もある。

           用土等     開花サイズの株には、最低でも7〜8号の深鉢が必要。鱗茎の
                   一番太い部分(球根の肩)が土に埋まる位の浅植えにする。
                   川砂、軽石砂、クン炭、堆肥等を適宜混合した、排水性のよい用土
                   が望まれる。

           管理等     冬季は、加温のフレーム内なら常緑である。無加温なら葉は枯
                   れ休眠するが、早春より再び新しい葉が展開することが多い。この
                   場合、鱗茎が極度乾燥しないよう僅かな湿り気を維持して管理す
                   る。
           
            耐寒性    わが国に自生する Crinum asiaticum var. japonicum (ハマユウ、
                   ハマオモト)を除いて、弱い。
            耐暑性    強い

休眠 生育 半日陰 生育 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 開花(種により異なる) 植付

   

Cr.bulbispermum Cr.buphanoides Cr.gramnicola Cr.lugardiae
Cr.macowanii Cr.variable 栽培中 栽培中

   



Crocus  クロッカス

  アヤメ科    球茎        草丈 5〜10cm
                       原生地 主に地中海沿岸地域

      クロッカスは、概ね次の3種類に分類される。

                休眠期   植付け期    花期         代表種

         秋咲き  6〜8月   8月下旬     10月中旬       C.sativus
                        〜9月上旬  〜11月上旬          (サフラン)
                        (夏植え)

      (寒)冬咲き  6〜9月   10〜11月    2〜3月     Cr.chrysanthus交配種
                                (保温時1月〜)

         春咲き  6〜9月   10〜11月    3〜4月      Cr.vernus 交配種


                         栽培管理上、特に難しい球根(球茎)ではないが、次の点に留意する。

              ・球茎で、繊維状の皮をかぶっている。このためカビが生えよい。
               この対策として、下記2点を講じる。

                  @ベンレート、オーソサイドなどを植付け時に糖衣する。
                   その後も2週間に1度位は規定量を散布する。
 
                  Aチッソ分の多い肥料は、カビを助長する。
                   チッソ分の少ない肥料を使用するか、液肥は規定の
                   2倍に薄めて使用する(もともと多肥は好まない)。
                   
                  B植えつけた球根がやや持ち上がる傾向がある。
                   ポット植えの場合でも、3cm位の深さにする。仮に持ち
                  上がっても、根が元気な証拠なので、掘り返さない。上に
                  用土を追加する。

秋咲き(夏植え)
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付 開花

寒・冬咲き(秋植え)
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付け

春咲き(秋植え)
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付け


  

Cro. speciosus
niveus
Cro. chrysanthus
 uschat  Orange
Cro. pestalozzae
 var. coeruleus
Cro. chrysanthus
blue pearl
Cro. chrysanthus
 cream beauty
Cro. chrysanthus       advance Cro.vernus アードシェンク
ザーネンバーグブロンズ Cro. chry zenih ウイットウェルパープル クリームビューティー

  


Crossyne → Boophone =B

   


Curcuma  クルクマ

 ショウガ科    球根
         原生地   熱帯アジア・アフリカ
         草丈     30〜100cm
                  原種は50cm〜だが、最近矮性の園芸種が増えてきた。
         耐寒性   弱い    冬季は8〜15℃で休眠
         耐暑性   強い    生育温度は20〜30℃だが、
                             40℃くらいになっても衰えない。

 ウコンの仲間。腐植質の肥えた用土を好む。夏の高温期は、水を多めに与える。蒸れ
にも強い。
 葉が枯れ始める10月下旬頃までは、強光線のもとで育てたほうが根茎が太り、良い花
が咲く。秋に堀上げ、8〜15℃を保ち、室内で貯蔵する。殖やし方は株分けで、植付け時
に数芽を付けて分球する。

栽培歴
休眠 生育 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 開花

             ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                        栽培情報


      C.parviflora  (パービフロラ)     
              花持ちがよく、切花にも適した品種

      C.angustifolia (アンガスティフォーリア)
              かなりの小型種である。苞は鮮やかなピンク地に白が入る。アクセント
             のように映る小さな花は黄色で、それらのコントラストが素晴らしい。

            C.alismatifolia  (アリスマティフォリア)    
              和名:シャロームとしてよく見かける品種である。もともとは花茎60cm位の
             中型種だが、これから同30cm位の選抜した矮性種が「ミニ・クルクマ」とし
             て流通し、人気を得ている。


育成中

育成中
parviflora angustifolia alismatifolia 栽培中

 


 

Cyrtanthus  キルタンサス

  ヒガンバナ科    鱗茎     ヒガンバナ科で最も多い50種強が伝えられる。

            草丈     20〜30cm
            原生地    南アフリカ
            
        生育サイクルから、次の2通りに分けられる。
 
                         植付け    花期        代表種
                       
            夏生育型       3月下旬   8月          montanus
             (春植え型)  〜4月半ば   〜9月上旬         その交配種

            冬生育型       9月     12月        mackenii
             (秋植え型)   〜10月         〜2月

                 
               夏生育型は冬は掘り上げて乾燥貯蔵する。
               冬生育型は、7〜9月に半休眠するので、ポットのまま日陰で管理する。
                                       (僅かな湿り気は維持する)

夏生育型(春植え型)
休眠 生育 半日陰 生育 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 花期

冬生育型(秋植え型)
生育 半休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付け 開花


   

mackenii montanus×elatus 栽培中 栽培中

                          

 

     

Cyclamen  シクラメン

  サクラソウ科 シクラメン属    草丈 5〜15cm   植付適期 9〜10月(秋咲き種は出来
                                         れば8月下旬〜9月中旬までに)
                      原生地 主に地中海沿岸地域    開花期 種により異なる
                                                     (下記参照)
                      耐寒性 hederifolium 、coum、 cilicium は庭植え可能   
                             africanum 、rohlfsianum はやや寒さに弱い。

秋咲き (夏植え)種   C. hederifolium
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付 開花

冬咲き(秋植え)種  C. coum
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付

冬〜春咲き(秋植え)種   C. persicum
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付


春咲き(秋植え)種  C. repandum
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付け


             ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                          栽培情報 

                                             耐寒性   耐暑性
      秋咲き種       C. africanum            アフリカーナム               弱い     強い
                               C. cilicium        シリシウム              強い     強い
                               C. graecum       グラエカム          普通      普通
                               C. hederifolium     ヘデリフォリウム       強い     強い
                               C. intaminatum     インタミネータム       強い     普通
                               C. mirabile        ミラビル            普通     普通
                               C. purpurasens     パープラセンス        強い     やや弱い
                               C. rohlfsianum      ロルフシアナム      やや弱い    強い


           冬咲き種         C. contusum       コンタスム          普通      普通
                                C. coum           コウム                         強い       強い
                                C. cyprium        シプリウム           強い      普通
                                C. trochopteranthum  トロコプテランサム      強い      普通


      冬〜春咲き種  C. libanoticum      リバノティカム         普通     普通
                             C. persicum       ペルシカム         やや弱い    普通

           春咲き種     C. alpinum        アルピナム          普通     普通
                                C. balearicum       バレアリカム         普通     普通
                                C. creticum       クレティカム         普通    やや弱い 
                                C. repandum       レパンダム          普通      普通
                                C. parviflorum      パルビフローラム      強い       弱い
                                C. pseudibericum    プセウディベリカム       普通    やや弱い

                                   

 

C. africanum     シクラメン アフリカーナム

 北アフリカの地中海に面したアルジェリア、チェニジアなどに自生する。花は濃ピンクで、葉が展開するのに先駆けて咲く。
 原種シクラメンの中では寒さに弱く、冬はフレームか(暖地では無加温でも可)、室内の日中日差しの当る所に置いて管理する。休眠期である夏は水を殆ど切って腐食を防ぐ。
C. cilicium    シクラメン シリシウム

 トルコは多くの原種シクラメンの自生地だが、この種も代表的な一つ。花色は白からピンク。個体差があるものの、概して蜂蜜のような素敵な香りがする。
 hederifolium、coumに次いで寒さに強い。石垣の脇など水はけの良い場所を選べば、庭植えが可能な品種である。
C. graecum   シクラメン グラエカム

 トルコ、ギリシャなどの主に石灰岩の岩場に生える。岩場に根ざすため、球根下部に太い直根を伸ばす。このため栽培では深鉢に植える。球根上部は土に埋めない。耐暑性はあるが、過湿には注意する。写真の通り、野性味豊かな株姿が原生地をしのばせる。
C. hederifolium   シクラメン ヘデリフォリウム

 花色、葉模様とも豊富である。耐寒性が強く、水はけの良い場所を選んで庭植えすると、こぼれ種で年々増えていく。その中にも変種に近いものが混ざる可能性があり、興味が尽きない。写真左は当社で群生したところ、右は変種のシルバーリーフである。
C. intaminatum  シクラメン インタミネータム

 トルコなどの原生地ではカシの雑木林などに咲く。栽培では軽石に混ぜる腐葉土の割合を、他の原種より1割程度多目にするのも一方であろう(コンポスト全体の2〜3割程度)。株は比較的小型。花は白もしくは淡ピンクに透明の条が入り可愛い。
C. mirabile   シクラメン ミラビル

 花は白からピンクと幅があり、ココナツの様な香りがすると言われる。 
 小柄な種ながら、丸みを帯びた葉には幾何学的な模様が入り、気品のある株姿と言えよう。
C. purpurasens  シクラメン パープラセンス

 地中海沿岸地域から、フランス南部、北は一部の北欧地域にも自生が伝えられている。
 原種シクラメンは夏の間休眠し葉を落とすが、この種は唯一の常緑種である。そのため夏も半日陰で水を切らさない。
 花は淡ピンクからローズ紫で、強めの甘い臭香がある。ステムがやや長く、株全体にも気品が感じられる。ぜひコレクションに加えたい品目である。
C. rohlfsianum  シクラメン ロルフシアナム

 リビア東部などに自生する。 原種シクラメンの中ではアフリカーナムとともに耐寒性が無い方なので、暖地でも最低限無加温のフレームが必要と考えられる。夏の過湿に特に注意が必要である。
 ピンクの花は、花柱が突出しておりユニーク。スマートな株姿である。
C. coum  シクラメン コウム

 耐寒性に優れ、石垣の脇など水はけの良い場所なら庭植えが十分可能である。
 花色、葉模様ともバラエティに富み、特に円形の葉がとても可愛い。収集にも興味が尽きない種である。
C. cyprium  シクラメン シプリウム

 キプロス島で発見された小型の代表種。球根上部に張り付くように展開する小さくハート型の葉が可愛い。
 プロペラ状の花は白で、ピンクのポイントが回りに入る。
C. trochopteranthum  シクラメン トロコプテランサム
 
 小型の球根だが、軽石砂を混ぜた水はけの良い用土で上手く栽培すれば、小さく可愛い花を次々と咲かせる。 
 濃ピンクの花は、軽くカールしており愛嬌がある。
C. libanoticum   シクラメン リバノティカム

 
冬から春にかけての花の少ない時期に咲く。花はピンクが多く、沈丁花に似た香りがかすかにある。
 花びらの基部に濃紅色のジグザグが入り、葉にくすんだ緑の斑があるのも特徴である。
C. persicum    シクラメン ペルシカム

 現在のシクラメン園芸種は、元々このペルシカムから改良されて出来た。こちらの原種は2〜3月に咲くが、変種の var. autumnale は9〜10月に咲く。花は白色で、基部に濃ピンクもしくは紫のアクセントが入る。幾何学模様の葉は、バリェーションに富み美しい。原種シクラメンの中では耐寒性の無い方なので、庭植えは不可。この種をルーツとする現在のシクラメン園芸種の多くが室内花なのは、このためである。
 
C. alpinum  シクラメン アルピナム

 名前から高山植物を連想するが、そうではない。トルコ南西部が原生地。名前ほど耐寒性は強くないので、最低限無加温のフレームが必要である。ピンクから白の花はプロペラのようにねじれており、ユニークである。かすかにラベンダーのような香りがする。。
 
C. balearicum  シクラメン バレアリカム

 自生地はバレアレス諸島やフランス南部で、マツやナラの雑木林に生える。バレアレス諸島は、地中海イベリア半島の東部に位置する。
 花はかすかに半透明の白で、、濃ピンクの条が入る。甘い香りも魅力的で、清楚な感じがする種である。
C. creticum    シクラメン クレティカム

 クレタ島に自生していたことから、こう名付けられた。北側の、岩の多い丘陵の中腹に生えると言われる。グラエカムもそうだが、原種シクラメンの多くはこうした厳しい環境の予想される場所に自生している。
 花は白。突起の無い滑らかな花姿が特徴で、たいへん優美である。
C. repandum   シクラメン レパンダム

 地中海のコルシカやフランス南部、イタリア、スイスと比較的広範囲に自生し、変種も多い。
 細めの花弁は淡ピンクで、基部に濃朱のアクセントが入る。葉にはカスリのような模様が入る。全体的に柔かで、優しそうな感じのする種類である。
C. parviflorum    シクラメン パルビフローラム

 トルコなどでは、標高2,400mまでの山岳地帯に自生する。原種シクラメンの中でも特に高山植物である。春咲き種に分類したが、日本の暖地の気候なら1月後半〜2月にも開花する。
 球根は大きくても直径3cm、花は1cm内外、の小型種である。花色はピンク、藤色、薄紫と幅があり、バイオレットの強めの香りがする。また葉の裏にも紫色の色素を持つ。山野草鉢や素焼鉢に植え、じっくり育ててみたい一品である。
C. pseudibericum   シクラメン  プセウディベリカム

 トルコ南西部から、アマナス山脈の、落葉樹林に自生する。
 花は基部が白色で、そこから濃紅、紫、もしくはピンクなどのぼかしが入ったように展開する。またハート型の斑も特徴的である。全体的に柔かな、いかにも春咲き種らしい株姿である。