品種情報 V

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  当方の農園・ラボで、これまで栽培実績のある植物の品種情報を掲載しました。

      
      


Veltheimia  フェルトハイミア(ベルセミア)

     ユリ科    球根

           日本ではまだあまり普及していない、ケープバルブ。春先に20cm位の
          ステムを葉間から急に伸ばし、細かな筒状の花を密に房のように付ける。
          ちょうどその姿は、ヒース(コニファー)のようでもある。

       原生地   南アフリカ  ケーブ南西部、海岸地帯 
       草丈     20〜30cm
       花期     3月ころ (フレーム加温栽培では1〜2月に開花することがある)

       耐寒性   やや弱い
       耐暑性   普通   夏季休眠中は水を切って管理

           本来は常緑だが、日本では6〜9月に休眠する。
           また関東以西では屋外でも越冬すると言われるが、葉は肉厚で、軽い霜
          でも先が茶変する。生育最低温度は7℃くらいは必要のようだ。早ければ年
          初から開花するので、観賞上も鉢植えのほうがよかろう。

            やや直根なので、鉢は深鉢。軽石砂、川砂などを適宜配合した山野草の
           培養土がよい。
            なかなか分球しないので数年植えたままが良い。
            なお、実生の場合は3〜4年で開花するとされるが、1花茎に出来るタネは
           数個どまりのようだ。生産効率の悪さも、普及しない要因の一つかもしれない。
           

栽培中
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
加温開花 開花 植付



       Veltheimia capensis (カペンシス)
               花の基本色はピンクだが、淡紫のものもある。

       Veltheimia bracteata (ブラクレアータ)   旧名:viridiflora(ヴィリディフローラ)
               ピンクに淡黄の小斑が入る。別名は、翡翠色で有名なラケナリア・
             ヴィリディフローラを連想させるが、その通り、こちらも透き通るような色合い
             が素晴らしい種である。

       Veltheimia bracteata v. aurea (ブラクレアータ  オーレア) 
               乳白色で、淡グリーンの斑がぼかしのように入る。  



育成中

育成中

育成中
capensis bracteata bracteata
 v. aurea
栽培中




Verbena  バーベナ

  クマツヅラ科ウェルベナ属   耐寒性宿根草、一年草
    原産地    原種      中南米
             園芸種  南アメリカ原産のウェルベナ属の植物を交配して作り出された
                                     園芸植物
    本来の宿根バーベナは原種のV. rigidaや、V. tenera のことだが、Verbena ×hybridaの
      うち、耐寒性が強く、栄養(挿し木)繁殖で殖やす品種群もこの名前で呼ばれる。

    草丈 15〜40cm
    耐寒性   やや弱い
    耐暑性   強い

 本来の性質は四季咲き性があり、春から晩秋まで長く楽しめるのが特徴である。暑さや日照
りにも強く、花壇やプランター植えして楽しめる。
 一年草のタイプは、草丈15cm位の矮性種で、春か秋に播いて育てる。
 数々のブランド名が入って人気のあるのは多年草タイプの品種で、基本的には野生種と園芸
種の交配から生まれた匍匐性の強い品種である。種子が実らないので挿し芽で殖やすが、株
が弱らず、長く楽しめる。

育て方のポイント
  日当りと風通しがよく、排水性のよい場所が向く。原産地は乾燥地なので、水のやり過ぎは
 根腐れや生育不良の原因になる。表土が乾いてきたらたっぷり与える。花期が長いので、真
 夏を除いて肥料切れに注意する。
  株が伸びすぎると、株元から枯れ上がってくる。時々、きれいな葉の部分を少し残して、強め
 の切戻しをするとよい。程なく新鮮な枝葉が現れてくる。
  なお、寒冷地では越冬は無理。暖地では屋外で越冬するが、地上部は枯れるので、一般の
 宿根草のような管理をすれば、翌春に咲き広がってくる。

栽培歴(宿根タイプ)
落葉 生育 開花 落葉
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
防霜 挿し芽 適宜剪定 挿し芽 防霜
植付・株分

               ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                     栽培情報

tenera 栽培中 栽培中 栽培中




Viola ビオラ

   スミレ科   耐寒性宿根草  一年草      別名:スミレ

    原生地   世界中の温帯地域、一部熱帯の高山など。
           自生地には丘陵地が多いが、湿地、岩場、森林など種により色々
     草丈   5〜30cm
    耐寒性   強い
    耐暑性   やや弱い

 スミレ科スミレ属の植物は、世界に約500種近く分布すると言われ、日本も50種ほどが分布
するスミレ大国である。一般に、Viola(ビオラ)とは、スミレのうち海外の原産種を指す場合が多
いが、一年草から宿根草、さらに木本まで様々である。
 この種の魅力は、なんといっても次々と咲く可憐な花と、一部の高山性のものを除いて、育
て易いことであろう。
 また、花後に、タネを熟す目的で、ツボミに似た閉じたままの閉鎖花を頻繁に出す種が少なく
なく、熟すと頭を持ち上げて周囲にタネを撒き散らす。この閉鎖花は、自然交雑の無い純粋な
子孫を継承するタネである。自然の知恵・脅威の一面を知らされる。

育て方のポイント
     日当りと水はけの良いところを好む。高山系種以外は園芸品種のパンジーやビオラ
    などと同じように作ればよく、特に用土は選ばない。高山系種は、深めの鉢と粒系の用
    土で、初夏からできるだけ涼しい環境を工夫する。

栽培歴(V. tricolor、V. lutea、V. carcarata、など)
休眠 生育 開花 生育 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
播種 植替 播種・植替

栽培歴(V. odorata、V. sororia、V. labradoricaなど)
ニオイスミレ開花 生育 ソロリア開花 生育 半日陰 生育 ソロリア休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
播種 植替・株分 播種・株分

               ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                     栽培情報


    V. tricolor (トリカラー)   別名:サンシキスミレ
           ヨーロッパアルプスに咲く。 紫に黄色の混じった三色の花で、園芸種に負け
          ない華やかさ。パンジーの原種でもある。このような山地の種は、深めの鉢に
          水はけの良い用土で育てるか、ロックガーデンに適する。

        V. lutea (ルテア)
           純黄色の美しい種で、こちらもパンジーの原種。やや面長で、日本のスミレ
          には無い花型である。
           
        V. carcarata (カルカラタ)
           ヨーロッパアルプスの草原に自生する。鮮やかな紫色で、パンジーの原種。
           深めの鉢に水はけの良い用土で育てるか、ロックガーデンに適する。

        V. odorata (オドラタ)  和名:ニオイスミレ
           ヨーロッパ、北アフリカが原生地。古代ギリシャ時代から知られる種である。
           スミレ色の小さな花は、野の花をイメージさせる。

        V. coreana (コレアナ) (= V.koreana)
                      朝鮮半島、中国東部、シベリアなどに自生する。シクラメンビオラとも呼ばれ、
          濃緑にシルバーの葉脈が入る葉が特徴的である。自生地が林床であること
          からも、半日陰が適している。   

        V. sororia (ソロリア)
           北米に自生する強健種で、露地植えで大株になる。 基本種は、 紫地に
          白のブロッチ、またはその逆の配色である。花の変化も多く、白地に青や赤の
          ピンポイントが無数に入った'Freckles'(フレックス)や、深紅の’Rubra’(ルブラ)な
          どがよく知られる。
           地下にワサビのような根茎を作るので、それを分けて殖やせる

        V. j ooi (ジョーイ)
           ルーマニアが原生地。ソフトライラックの柔らかい印象の花。花弁のうちリップ
          とペタルに濃紫のラインが入る。肉厚でハート型の葉も特徴。  芳香あり。

        V. labradorica (ラブラドリカ)
           北米が原産。黒みがかったハート型の独特の葉で、ドウバ(銅葉)スミレとも
          呼ばれている。早春に咲かせる濃紫の花とのコントラストも見事である。性質
          はかなり強い

        V. pumila (プミラ)
           フランス、ドイツなどが原生地。 ビオラでは珍しく、湿地帯に近い草原に自生
          する。白地に絣模様のような濃紫のラインが印象的である。

tricolor lutea carcarata odorata

no image

no image
coreana sororia  j ooi  labradorica

no image

pumila 栽培中 栽培中 栽培中





Watsonia  ワトソニア

    グラジオラスをやや繊細にしたようなケープバルブ。
    原生地では、殆どの原種が希少種となっている。南アフリカや欧州では主に20種くらい
   の原種が流通していると伝えられるが、交雑種も含まれている模様である。

    もともと平原に自生するため、丈夫で栽培はしやすい。だが植付け・潅水後、約2週間
   くらいで出葉する。幼芽が茶変すると、その後の成長が止まることもあるので、霜よけが
   必要である。
    関東地方以西では、庭植えが可能とされる。だが種により、5〜7℃以上が必要であった
   り、0℃付近まで耐える種があったり、細かなデータが少ない。プランター植え等で様子を
   見ながら栽培してはいかがだろう。

        原生地   南アフリカ   
        草丈     30〜50cm

栽培中
生育 休眠 生育
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
開花 植付け


      W.humilis (ヒュミリス)  旧名: W.roseoalba (ロゼオアルバ)

          淡いピンク色の花弁は、濃ピンクで縁取りされている。グラジオラスでは
         見たことがない、綺麗で繊細な感じのする品種である。

           草丈    35〜40cm
           花期    3月
           耐寒性   7〜8℃が必要(幼芽期に2〜3℃が数日続くと生育休止する)
           耐暑性  普通

              当社では無加温のフレーム中央付近で栽培している。
              夏季休眠期間中は水遣りを控えるが、完全乾燥はさせず、僅かな
             湿り気で日陰管理している。
              2〜3年で一旦堀上げ、分球増殖を試みている。


更新写真準備中
humilis 栽培中 栽培中 栽培中




Winter Cosmos → Bidens     ウインター・コスモス      ビデンス



Zantedeschia   ザンテデスチャ

  サトイモ科   球根         別名:Color (カラー)
      原生地   南アフリカ
      草丈     40〜70cm
      耐寒性   弱い    冬季5〜10℃で休眠   
      耐暑性   普通   生育適温は15〜25℃とさほど高くない
                   極端な乾燥や、一方で高温過湿を嫌う


 湿地性のものと、陸地(畑地)性のものがある。鉢花として出回るカラフルなものは陸地性
である。陸地性のカラーは一期咲きで、夏の極端な乾燥や高温多湿に弱いといった、やや
気難しい面がある。湿地性は四季咲き性だが、高温多湿を好むため、寒冷地での栽培は殆
ど困難であろう。

栽培のポイント(以下、陸地性のものについて)

       生育期は直接雨が当らず、日当りの良い屋外に置き、花後は半日陰で管理する。
      フレーム内で栽培する場合は、7〜8月は遮光する。 
       潅水は、表土が乾いてからたっぷり与える。決して多湿にしない。
       植え付け方法の如何を問わず、夏には、株元にワラや腐葉土などを敷くと、極端
      な乾燥と地温の上昇を防ぐのに効果がある。
       冬季は鉢ごと、水を切ってダンボール箱の中で管理するか、掘り上げて、発泡
      スチロール箱の中にモミ殻、ピートモス等を入れ、これに埋めて冬越しさせる。

栽培歴
休眠 生育 遮光 生育 休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 開花

               ※管理方法の詳細については、栽培情報の項を参照して下さい。

                                     栽培情報

       



Zephyranthes  ゼフィランサス

       欧米ではレインリリーと呼ばれる。夏〜秋のかかりにかけ、雨の降った翌日に
      ツボミを出し、2〜3日後に開花するためである。一つの花の寿命は2〜4日だが、
      初秋までこういったサイクルを繰り返すため、群生させれば見事である。分球で
      容易に増やせる。

           ヒガンバナ科    球根
           原生地      中南米、西インド諸島、北米テキサスなど、

       本来常緑だが、中秋から冬の間は成長を止めて、半休眠する。
       庭植えの場合は枯れ葉等でマルチングするか、5cmくらい盛り土すればよい。
       仮に強い降霜にあって葉が枯れても、翌春に出葉するので、慌てて掘り返さない。
      殆どの種で、球根は2〜3cmと小さいので、土から露出すると数日で壊死してしまう。

栽培歴
半休眠 生育期 半休眠
1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12
植付け 開花


    Z.candida (キャンディダ)     別名(和名):タマスダレ

           自生地  アルゼンチン、ウルグアイ       耐寒性  強い
           草丈    15〜20cm           耐暑性  強い

         白い星型の花を、雨後数日たって咲かせる。丈夫な花で、地域を問わずに、
        また北向き・西向きの場所でも庭植えができる。


    Z.grandiflora (グランディフロラ)  旧命:carinata (カリナータ)
                        別名(和名):サフランモドキ

           自生地  西インド諸島          耐寒性  普通
           草丈    15〜20cm           耐暑性  強い

         サフラン基本種のような、桃色、しべが黄色の、美しい花である。
         上記 Z.candida より温暖な地域に自生するため、やや性質が弱い。庭植え
        の場合は秋〜冬にかけ盛土が必要となろう。


    Z.citrina (シトリナ)
           自生地  ガイアナ、西インド諸島    耐寒性  普通 
           草丈    15cm              耐暑性  強い

         山吹色の美しい花を、やや上向きに付ける。上記2種よりやや秋咲き性が
        強い。庭植えの場合は秋〜冬にかけ盛土が必要となろう。


    Z.smallii (スマリー)      旧名:Cooperia smallii (クーペリア スマリー)
           自生地  北米テキサス          耐寒性  強い
           草丈    20cm              耐暑性  強い

         レモンイエローで、花弁外側に緑のラインが入る。夜間花。当社にて育成中。 


育成中
candida grandiflora citrina smallii