懐かしの自転車・・・   2004年06月25日


ワタシのガキの時は自転車と言えば ←のような格好だった。
今の若い人は馴染みがないかもしれないがあの頃はみんなコンな形で素晴らしい装備を誇っていた。

例えば・・・
ライトはリトラクティブライトであったり。
ブレーキはワイヤーではなく油圧であったり。
変速機が車のシフトレバーの様であったり。
マイコンと発光ダイオードでそこら中光ったり
方向指示器まであったりした!
ちょうど8時ダヨ全員集合!が全盛期だった頃!
ワタシの周りでチラチラと このタイプの自転車に乗っているヤツが増えていった。
その頃の私が乗っていたのは仮面ライダーかバロムワンだかの子供用の自転車だったと思う。

そんなワタシに この自転車は衝撃的な印象を与えたのは言うまでもないが その豪華装備の為にあの頃は大変高価なものだった。
親に言っても買って貰えるはずもなく。
友達のに乗せて貰ったり 雑誌の裏の広告をずっと眺めていた。
しばらくして今まで乗っていたのが小さくなったのをみた親が買ってくれたのがミヤタ自転車のZEROだった。

その頃には周りのほとんどのガキが このタイプに機種変更していて 学校が終わったらみんなで集まり サイクリングロードを疾走していた。
毎年毎年斬新なモデルチェンジが行われ スーパーカーブームも手伝って まるで今の高級車のようにアリとあらゆる装備が加わって重量も20kgに近づき ガキの心を捕らえて放さなかった。

テレビゲームも無い頃のガキ共の関心は自分の自転車の性能や装備の自慢に移っていき ブームの終演が近づいていた。
そのうち この自転車のブームも収まり ブームも次のサイクリング車(ドロップハンドルの軽いヤツ)に取って代わられ そのサイクリング車も ミニサイクルに移行していった。
今想えばあの頃が日本の自転車業界の最盛期であったと思う。
価値観もドンドン変わっていき 今では一万円を切って使い捨ての時代だ。
あの時の自転車は大事に大事に乗った後 粗大ゴミで出してしまって もう無いが 最近またMTBやBMXといった自転車が流行ってきてガキ共が嬉しそうに疾走しているのを見てふとあの頃の事を思い出した。