2022.7.7~8 最果ての島礼文島AGAIN!!
*** カジカ協会記録 ***
今年初め、病から復活したB御大から「アイナメのD(50センチ)をなんとしても釣りたいので、ぜひ礼文島に連れて行って欲しい!!」とたってのお願いが。
そんなこともあって、春先以降の釣行回数をぐっと減らして軍資金を貯めることとする。
コロナ感染状況と、過去の礼文島での釣果の両面を考慮しながら入島時期を探り、同行に手を挙げた総勢6名で2日間の釣行が決定した。
今回の最大のミッションはもちろんB御大にアイナメのDランクを釣っていただくこと。
個人的な目標としてはカレイ、アイナメ等の自己記録更新である。
1日目
今回、礼文島は初釣行となるN島君と目的のポイントへ。
そしてB御大は一番入りたかったという目を付けていたボイントへ。
はやる気持ちを抑えながらタックルをセッティングし、アオムシを房掛けにして第一投。
N島君に「朝まずめは多分忙しくなるよー。」と声を掛けながら2本目の竿の準備をしていると・・・。
早くも1投目の竿先が揺れている。
そこで軽くアワセを入れるとまずまずの重量感と締め込みでマガレイの40センチクラスが食ってきた。
それを見たN島君が「マジですか!」と驚いている。
予想通りの展開となったので急いでスカリに魚を放り込み、準備し掛けていた2本目の竿を先に投入し1投目のエサを付け替えていると「ジャー!!」とドラグ音。
今度はクロガシラの40センチクラスが上がる。
なんとか2本目の竿を出すもののどちらかの竿にアタリが出るので3本目の竿が出せない程忙しい。
隣で竿を出しているN島君も順調にカレイを取り込んでいる。さしずめ海底はカレイの絨毯状態となっているのだろう。
それでも朝まずめのゴールデンタイムが過ぎるとまったりタイムが訪れた。その隙にパンをかじりながら手返しを続ける。
そんな中、N島君の竿にアタリがありリーリング中に別の竿からはドラグが「ジャージャー」と鳴りながら道糸が引き出されている。
「こっちも来とるで!!」と声を掛ける。急いでカレイを抜き上げた後、ドラグが鳴った竿にアワセを入れたが竿先が戻らず根に入られた模様。
そこで竿立てに置いてしばらく様子をみることとする。
5分程待って動きが無いので、N島君は角度を変えて引っ張っている。するとその粘りが功を奏したようで竿先が叩かれている。
タモを持って駆け付けると海中で大型のアイナメが浮いて来たのでタモを入れる。
波止に置くと太くて長くメジャーをあてると50センチ。DランクゲットにN島君も「こんなんがおるんですねぇ。」とニコニコ顔である。
天気も良く、風も無く釣りやすい。初めて見る人間に海鳥が騒がしい。
その後もアタリが頻発し、クロガシラやマガレイが順調に上がり、N島君には本日最大級のクロガシラの45センチも食ってきた。
そこで他のポイントで釣っているメンバーに状況を聞いてみると、クロガシラの50センチUPが複数枚出ていて好調とのこと。
しかし、B御大が入ったポイントは想定外の根掛かりに苦しめられていてアイナメのDランクは未だ出ていないとのこと。
まだまだ時間はあるので何が起こるかわからない。
こちらも気合いを入れ直して5本目の竿を出す。
ここまで個人的にはクロガシラ、マガレイとも数は出ているが大型の顔を見てないうえに根魚系もさっぱりなので気分はイマイチ。
なので新鮮なエサを付け替えてどんどん打ち返しをする。
そして、探ってなかった方向に遠投し底をさびいていると怪しい場所を見つけたので仕掛けを止めてみる。
すると竿立てに置いて道糸を張るといきなり竿先が突っ込み「ジャーッッ!!」とドラグが鳴り響いた。
すかさず大アワセを入れると、一瞬何かに掛かった感触がしたのでもう一度竿をあおるとズボッと抜ける。
これまでとはあきらかに違う重量感が手元に伝わり、リーリングを開始すると重々しい引きを感じる。
「これ大きいでー!!」と言うとN島君が駆け付けてタモを構えてくれる。
さらにもう少しで力糸が見えるところまで寄せて来たが道糸が浮き気味で魚が左斜めに泳いでいる。
クロガシラとは全く違う挙動でアイナメのように頭をガンガン振る気配もみせない。
???と思いながら道糸の先を目で追っていると・・・。白い大口を開けて大型のカジカが浮いて来た。

「よっしゃ!これが釣りたかったんよ。」と言いながら足元まで寄せるとN島君が慎重にタモで掬ってくれた。
「これ相当重たいです。」というので一緒にタモを引き上げ、波止に置くとでっぷりとした体形で左右に魚体を振って暴れている。
おとなしくなったカジカにメジャーをあてると52センチを超えている。
現在の協会記録は50.7センチなので記録更新は確定となり、礼文島に来る度にずっと狙っていたので念願叶ったりである。
自己記録更新に協会記録更新のおまけまで付いてきたので、これにて今回釣行の個人目標達成。
満足感が漂う中で手返しを続けていると、竿先から殺気?が消えたのか絶好調モードへ移行する。
大きく糸フケが出るアタリが出て、クロガシラの50センチUPが食って来る。
潮はほとんど動かないが、うっすらと潮目が見えるとバタバタと釣れるパターンである。
スカリは入れた魚の重さで引き上げるのに苦労するので、途中からは釣った魚は素早く写真を撮って即放流。
午後になるとやや食いが落ちたものの、50センチのクロガシラやマガレイ、アイナメがコンスタントに上がる。
他のメンバーからもクロガシラ、アイナメ、クロソイ、シマゾイ、カジカ、ホッケの釣果報告が入り、こちらとしても釣果としては十分である。
そうこうしていると納竿時間が近づいたのでスカリに入れていた魚を撮影後、カジカは持ち帰って魚拓をとるためクーラーへ。
その後はメンバーと「うすゆきの湯」で汗を流してから宿で夕食。
早めに就寝して明日に備えることとした。
2日目
本日は昨日のポイントとはやや離れた場所でN島君と竿を出す。
とりあえず2本竿体制で手返し開始。
すると本日も1投目からアタリがありマガレイが登場する。
サンマの切身での胴付き仕掛けも1本追加し、波止の捨て石周りへ打ち込んでみる。
しばらく手返しを続けると、投入場所によっては根が荒く仕掛けのロストが多い。
駆け上がりも結構きつく、良いアタリがあっても巻き上げ途中で根に入られて取り込めないケースも。
しかも竿出し1時間後から強風となり、釣り辛い状況となってきた。
それでもめげずに手返しを続けていると、竿先をガンガンと叩く大アタリが出た。
鋭くアワセを入れるとズッシーンと超重量感。
リーリングを開始すると手元にグワングイグイと強烈な締め込みが襲ってきた。
駆け上がりに食われたらアウトなので、竿を立てて腰を入れ手を止めることなく必死にリールを巻く。
すると道糸が海面に突き刺さりながら寄って来たので大型のカレイと確信。
さらに波止の真下まで浮いて来ない。澄んだ海中に目を凝らすと大きな茶色の魚体が見える。
なんとか海面まで浮かすと腹ビレの白黒模様が大きい。
昨日釣ったクロガシラよりあきらかに大きいので、隣で見ていたN島君にタモ入れをお願いする。
タモ入れは一発できまり、波止に引き上げるとバッタンバッタンと大暴れしており、タモ枠(60センチ)と比較しても50センチは余裕で超えている。
しかも幅広、肉厚ですごい貫禄である。一昨年に礼文島で釣った自己記録のクロガシラより断然大きい。
ワクワクしながらメジャーをあてると55センチを超えており、これでクロガシラも自己記録更新。
昨日から3枚目のクロガシラスーパーランク(50センチ以上)ゲットで感覚が麻痺してきた。
風は相変わらず強いがアタリは続き、さらに50センチUPのクロガシラを2枚追加。
N島君も根掛かりに苦労しながら大型のクロガシラやアイナメを釣っている。
そうこうしていると嬉しい知らせが入る。
別のポイントに入っていたB御大がアイナメのDランクを2本仕留めたとのこと。
今回釣行の最大ミッションコンプリートで安堵する。
一気に気持ちが楽になり、自分の釣りのみに集中して手返しを続ける。
サンマの切身の胴付き仕掛けは、良いポイントに入ると5分もしないうちに激しいアタリが出るので竿の近くで構えていて即アワセで対応。
強烈な引きで何度か潜られながらも強引に寄せると大型のシマゾイが浮いて来た。
タモを入れ波止に置くと、体高があり腹もでっぷりとした個体なので一瞬50センチあるかも。と期待させるが背ビレから尻尾までが意外と短く45センチ止まり。
同様にクロソイも上がるが50センチには届かず。それでもシマゾイもクロソイも自己記録となる。
あらかじめソイは50センチを超えたら魚拓をとろうと考えていたので、写真を撮って放流する。
その後はホッケやミズダコも上がり、昨日も含めてこの時期に礼文島で釣れそうな魚の顔はほとんど見たことに。
N島君もクロガシラの45センチを釣り上げ、カレイは目標としていたCランクまで一気に完了。
しはらくすると風がますます強くなり、15時を過ぎたので納得して竿をたたむこととした。
他のメンバーの釣果も絶好調で、クロガシラ、カジカ、クロソイのスーパーランクも含めて大釣りをしていた。
そしてB御大の太くて長いアイナメを現認。ご本人もメンバーも私もよかった×3であった。
そしてこの日の夕食では、B御大のアイナメDランクゲットを祝って皆で乾杯。
B御大の実釣話を聞きながら大いに盛り上がり、これはこれで忘れられない夜となった。
今回の私の釣果としては、クロガシラ、カジカ、シマゾイ、クロソイの数釣りとスーパーランク10匹。
出発直前まで心配していた天候にも恵まれ、外れを引いた人もおらず過去最高の釣果となったのは確かである。
そしてクール宅急便で自宅に送ったカジカは認定委員さんに現認して頂くと実寸で52.5センチ。
魚体が丸いので魚拓をとるのに苦労したが、なんとか規定の実寸プラス5%で完成。
同様に送っていた最大のクロガシラは拓寸で58.2センチ。
今でもこの2枚の魚拓を眺めながら、また想い出に浸りながら飲むビールの味は格別である。