2016.6.4〜5 雨の愛媛協会50周年釣り大会
*** 辛抱の釣り ***
今年で全日本サーフに愛媛協会が発足して50年。ここまで継続されてきたのは、投げ釣りに魅せられて集まった人達の情熱の賜物と思われます。HP上ではありますが、まことにおめでとうございます。
その50周年記念釣り大会が行われた。今回の審査要綱は竿出しが6月4日の15時で検寸時間が5日の11時から12時。対象魚はキスもしくはキュウセンの1匹長寸を競うシンプルな大会である。
例年、この時期に行われる協会キス・キュウセン大会では宇和島の九島へ釣行していたが、寸法を競うとなるとキュウセンよりはキスに軍配が上がるため、検討の結果松山沖の島嶼部で一発大物を狙うこととした。
気になるのは天候で、前日の予報では4日の午後から5日の午前中までは雨が降り、降水量が1ミリから4ミリとのこと。雨対策を万全にして4日午前のフェリーに乗り込むと同じクラブのメンバー3人も顔を揃えている。
あーだこーだと話しているうちにフェリーに乗ること約2時間半で目的の怒和島に到着する。と・・・予報どおり雨が降り始める。とりあえずフェリーの待合所で昼飯を食べ、竿出し時間まで島民の方と話をして過ごす。
すると15時近くなったので、カッパを着て原付でポイントへ移動すると雨脚が強まってきた。それでもやる気が上回っているため手早くタックルをセッティング。しばらくして竿出し時間となったのでチロリ餌を付け2本竿体制で打ち込みを開始する。
潮は干潮から満ちへ返しているが、護岸下を覗いてみるとまだゴロタ石が見えている。「キスが釣れたら、あの石とその石の間を通して取り込んで・・・。」などと考えながらアタリを待つが意に反して竿先は沈黙したまま。
それもそのはずで、手返しのため仕掛けを回収すると十中八九オモリや針にトロモやアマモが掛かっている。これは仕掛けを投入した後、漂うトロモが潮流で道糸にからんで仕掛けが流され、最終的にアマモの根に引っ掛かるという悪い状況である。
ポイント移動も考えたが、その頃から雨に加えて風も吹き始める。数百メートル先の砂浜に打ち付ける波も大きくなっており、裏山がちょうど風よけとなっているこのポイントで粘るしかない。

そんな状況で期待大の夕まずめにアタリは無く、暗くなったので竿先ライトを装着する。雨脚は弱まることもなく風も強い。護岸をヘッドライトで照らすとフナムシに混じってゴキブリやムカデの姿も見えゾワゾワする。心が折れそうになりながらも辛抱して手返しを続ける。
そして潮が高くなりゴロタ石も完全に水没した19時過ぎ。クラブメンバーと状況報告中に初めて鮮明なアタリが出たので電話を切ってその竿のもとへ。
断続的に竿先ライトが揺れているので魚は乗ったと確信し、アワセを入れるとドスンとした重みを手元に感じる。リールを巻き始めると頭を振る感触なので「こりゃクロダイかのー。」と思いながら海面を凝視しているとマダイが寄ってきた。
タモは持ってきていないため慎重に抜き上げると、アイシャドーが綺麗な食べごろサイズでメジャーをあてると38センチ。外道ではあるが美味しい魚が釣れたので気分は良い。
これを合図に時合に突入したようで投入してすぐの竿先ライトがクンクーンと揺れる。少々待って軽くアワセを入れるとやや重みが乗る。リールを巻き始めると時々、クイッと引くのでキスに間違いない。海面を覗いているとキスが寄ってきた。サイズは22、3センチだが対象魚が釣れたのでほっとする。
その後もドラグを鳴らして、クロダイの35センチが釣れたが私は食べないので写真を撮って放流。続けて食ってきた45センチを超えると思われるクロダイは抜き上げ途中で針が伸びて自然放流。さらに35センチのマダイと小型のキスがダブルで上がりテンションも上がる。

雨の中で傘をさして写真を撮ったり魚を絞めたりと忙しい。すると投入してすぐの竿先ライトがチョンチョンと揺れ、竿先を抑え込みながらドラグからはジャーーと糸が出た。期待大のアタリである。
しばらく待っていると再度竿先が揺れたので「キスであってくれよー。」と念じながら軽くアワセを入れる。するとドスンではなくブスンといった重みを感じたのでキスと確信。あとは小型のダブルでないことを祈るだけだ。
リールを巻き始めるとシャープな引きが手元に伝わってくる。そのままリールを巻いてくると力糸の繋ぎ目がトップガイドを通ったのでヘッドライトで海面を照らすと良型のキスが寄ってきた。慎重に抜き上げると太いキスがグイングインと暴れながら護岸を越えてきた。
わくわくしながらメジャーをあてると26ランチを超えている。「よっしゃ。おったおった!」と呟きながら海水で濡れたタオルに包んでクーラーに収める。
ここで他のメンバーへ連絡してみると、キスはそこそこ釣っているが型がイマイチとのこと。そして雨と強風で車やテントにこもっており、手返しが鈍っている模様。こちらは原付に腰掛けて傘をさしているので手返しするしかないのだが・・・。
22時を過ぎ満潮から引きへ入ったが、エサ取りが激しくなり本命のアタリは無く雨が横なぐりとなってきた。予定では24時頃まで釣るつもりだったが、この雨風では釣りにならないので一旦フェリーの待合所へ退避する。
その後は雨風が弱まることなく、そのまま朝を迎える。それでも、5時前からラスト1時間にかけるがアタリは無くタイムアップとなり怒和島を後にした。

そして11時前に審査会場へ到着すると既に沢山の人が集まっており、三津浜焼きやジャコ天を食べたりしている。しばらくして検寸が始まり、私の釣ったキスは26.6センチであった。
12時過ぎからはアトラクションのヒブナ釣り大会も行われ、和気あいあいの雰囲気のうちに表彰式へ。優勝は兵庫協会の方でキスの29.0センチを釣られていた。私の順位は15位で同寸の方が居たためジャンケンとなり、負けたが釣り用シャツとサザエをゲット。
注目されていた50位は23.8センチで同寸の方が3名おり、ここでもジャンケンで勝った方にダイワの赤竿が贈呈され、一喜一憂の中滞りなく行事が終了となった。
次の愛媛協会の節目は55周年か60周年か?それまで元気で竿を振り続けていることを願いながら帰路へ着いた。
最後になりましたが、大会の世話役の方々、またスタッフの方々、大変お疲れ様でした。
| タックル等 | |
| 竿 | シマノプロサーフ425BX-T |
| リール | シマノPAスピンパワー |
| 道糸 | ナイロン4号 |
| 錘 | 天秤18号 |
| ハリス | 5号 |
| 針 | 大ギスL2本針仕掛け |
| エサ | チロリ |