2015.1.20 ベロンゾリゾリ?
*** 初魚種ゲット ***
私の所属する全日本サーフで大物魚種および特別大物魚種として定義されている25魚種のうち、まだ釣っていない魚種がウシノシタとタカノハダイ。
特にウシノシタは愛媛県内では狙って釣れる情報は聞いたことが無く、香川県での冬場の夜釣りが高確率と聞いたものの「冬場の夜釣り=修行」の方程式が思い浮かび、なかなか思いきれずにいた。それでもホットな情報が決め手となり、今回ウシノシタを初めて狙ってみることとした。
裏本命としてまだCランク以上が空いているニベも視野に入れての作戦である。激流海域でかつ極寒の夜釣りということもあって、天候と潮の好条件が重なるタイミングを待つ。
その間に仕掛けを作成しながら妄想トレーニング??。そして冬型の気圧配置が緩んで潮の状況も良くなったので釣行決行とする。
当日、防寒対策を万全にしてから食料、エサのホンムシとカメジャコを購入し高松道をひた走る。多度津から定期船に乗り、目指すポイントの高見島に到着。まずは風対策にワンマンテントを設営する。
防寒着の下にはヒートテックを重ね着しているが、腰とフクラハギにホッカイロを貼り、さらに靴底にもホッカイロを貼ったので防寒対策はバッチリである。そして夕まずめとなったので2本針仕掛けにホンムシ、1本針仕掛けにカメジャコを付け4本の竿を遠投メインで打ち込んでゆく。
海面には潮目が見え雰囲気も良く、投入した仕掛は右に流れて止まっている。第1サイクルの仕掛けを回収してみるとホンムシもカメジャコもそのままでエサ取りは居ない様子。干潮が近いのでその前後がチャンスタイムと予想するが、いかんせん1度も釣ったことがない魚だけに時合は判らない。
とりあえず腹が減ってはなんとやらなので、コンロでお湯を沸かしてカップラーメンとおにぎりを食べると体の中から温まる。気合を入れて手返しするが、時折ヒトデが掛かるのみでアタリも無いまま2時間が経過し、期待感を不安感が上回ってくる。
そうこうしていた干潮前、手返しするためにカラアワセを入れるとズンとした重みを感じる。リールを数回巻いたところでググッとした生体反応があり、「これはヒトデとは違うな。」と思いながらリールを巻き続けるとなにやら経験したことのない手応えを感じる。ひょっとして?と思いながら海面をヘッドライトで照らしていると白い魚が見えてきた。
海面近くでククッと潜ろうとしたたので「ありゃ!チャリコか?」と思いながら抜き上げてびっくり。波返しの向こうからベローン!!待望のウシノシタである。「よっしゃ!きたきた。」と喜びながらぶら下げていると思っていた以上に動きが活発でベロンベロンと暴れる。
タオルの上に置くとブリッヂしたので上から手で押さえようとすると結構な力で反発する。よく観察すると小さな目が光っており、その目の横の切れ込みの中心部にある口でしっかり針を飲み込んでいる。何度かタオルの上に置き直すと暴れなくなったのでメジャーをあてると34センチにも届いていない。
釣った時はかなり嬉しかったが、厚みが無い魚だけに魚拓でランクサイズの35センチに届くとは思えず嬉しさも一気にしぼんでしまう。魚を締める場所がよく判らなかったが、このあたりと思う所へナイフを入れると血を吹いておとなしくなったので新聞紙に包んでクーラーに収納する。
夜空を見上げると金星が輝いており、夕方まで吹いていた風も止み、この時期にしては上々の夜釣り日和である。そしてなんとなくだが、まだ釣れそうな気がする。大体そんな気持ちは裏切られるのが普通なのだがこの日は違っていた。
干潮を挟んで満ち潮に変わったPM9時過ぎに糸フケが出ている竿に気付く。アワセを入れてみるとズンと何か乗る。潮流に逆らってリールを巻くのでまずまずの重量と締め込みでもない首振りでもない手応えを感じる。
期待しながら海面を覗いていると目を光らせながら縦になって泳ぎながら茶色の魚が寄って来た。今度もウシノシタである。抜き上げてみると2本針を両方とも飲み込んでおり、メジャーをあてると若干サイズアップしたものの34センチ程度で、これも魚拓でランクサイズに届くかどうか微妙である。
その後、アタリは見なかったが聞きアワセをしてみると重量感があり、ほとんど同サイズのウシノシタが食ってきた。ここまで3枚のウシノシタの顔を見たが、全てランクサイズに微妙なため、やはり文句なしのランクサイズを釣りたいところである。満潮が近くなり、潮が右へ行ったり左へ行ったりするためその度に打ち返しをする。
そしてカメジャコで遠投していた竿のエサの確認のためカラアワセを入れるとドスンとした感触。裏本命のニベがきたかと思いながらリールを巻き始めるとググッとした引きと、潮流に逆らって巻き上げているのでかなりの重量を感じる。
そこで波返しに上がってタモを用意してリールを巻く。期待しながら海面を覗いていると白い腹が見えたのでこれもウシノシタである。海面で潜ろうとしたのを強引に抜き上げると、これまでに釣ったウシノシタよりひと回り大きいので「これはいったやろ!」と独り言を言いながらタオルの上に置く。
ワクワクしながらメジャーをあてると35センチを軽く超えて40センチに届こうかという文句なしのランクサイズで非常に嬉しい。裏返して腹を見ると抱卵しておりカレイほどではないが肉厚の魚体である。
針が口元に掛かっていたので頭を掴んではずそうとするとグニュッーと体を反らせる。そして手首あたりまで反らせてウロコでゾリゾリと舐め上げるような動きをする。魚の形といいこの動きといい、まさしくウシノシタである。なんとか絞めてクーラーに収納すると安堵感がじわじわと湧いてきた。
そして満潮前になると激流となり、投入した仕掛が護岸と並行になるようになったので一旦仕掛けを上げて小休止。お湯を沸かしてスープを飲むと体の芯から温まる。そして潮の緩み具合を見ながら手返しを続けていると、またしてもカメジャコに35センチのウシノシタが食ってくる。
初のウシノシタ狙いで5枚釣れたので気分的には十分である。あとはニベのCランク以上が釣れれば言う事ないのだが・・・。その後、再び激流となったので仕掛を上げてテントでしばしウトウト。そして朝まずめに期待してAM5時から手返しを再開するが、そうは問屋が卸してくれるはずもなくAM7時にて納竿とした。
自宅に帰り完全ランクサイズの2枚のウシノシタの魚拓を採ることとする。他の魚と違い凹凸が無いため比較的魚拓は採りやすいが、厚みが無い分拓寸も伸びにくく、結果として拓寸で40.5センチと35.3センチ。
そして夕食では煮付けで賞味したが、カレイよりはあっさりとした白身で上品な味わいであった。次回釣った時は定番といえるムニエルでとも思うが、この魚を狙っての釣行は当分ないナア。というのが本音である。
| タックル等 | |
| 竿 | シマノスピンパワー425AX-T |
| リール | シマノPAスピンパワー |
| 道糸 | ナイロン4号 |
| 錘 | 天秤33号 |
| ハリス | 6号 |
| 針 | 三越うなぎ14号2本針仕掛け |
| エサ | ホンムシ、カメジャコ |