2012.6.23〜24 台風と大雨の間隙釣行!!・・・
*** 大物号数200号 ***
 
    

 「I丸さん!シマシマで200号を決めに行きましょや!!」とのN崎君からのお誘いで2年振りに高知への釣行を企てる。

 釣行数日前、台風4号が日本列島を直撃し太平洋側は大雨が降った模様で、さらに追い討ちをかけるように台風5号から変わった温帯低気圧が梅雨前線を刺激しており、これまた大雨の様相を呈している。

「行きたいのは行きたいけど天気次第やなぁ。」とワクワク損にならないよう、仕掛けの準備もエサの予約もしないまま当日を迎える。早朝N崎君よりGOの連絡があったため、急遽エサの手配、リールの道糸の巻き換え、ハリス8号にコウジマダイ針15号の一本針仕掛けをとりあえず20セット作成する。

 ネットで高知の天気予報を見ると予想どおり雲と傘のマークが表示されているが、波の高さが1.5メートルなので雨を我慢すればなんとか釣りにはなりそうだ。

 そしてPM1時に松山を出発すると高知高速道の山間部に入ったあたりで小雨がぱらついたものの市内に入ると雨は止んでいる。一方、河川の橋を渡る際に川の水の色をチェックするとかなり濁りが入っており、過去の釣行時に幾度か経験したイヤーな予感がしてテンションが上がらない。

 約3時間で現地へ到着し、海面の色を見ると予想していたほどの濁りは無くカフェオレ状態を覚悟していただけにイヤーな予感は半減。大汗をかきながらポイントへ移動し、汗が引くのを待ってタックルのセッティングに取り掛かる。そして準備のできたタックルに太めのホンムシを付けて第1投。

 まだ残っているイヤーな予感はこの1投目の仕掛けを回収するまで判らない。5本目の竿を出した後、1本目の仕掛けを回収すると一番イヤーな予感だった仕掛けのからみが無い。

 過去に台風の影響を受けた底ウネリにより、あやとり好きな海底人がいるんじゃないかと思わせるほどの仕掛けからみで釣りにならなかった事があっただけにイヤーな予感はほとんど無くなる。

あとはアタリが出るのを待つだけと手返しを続ける。が・・・、潮がほとんど動かず夕まずめのゴールデンタイムは空振り。夕食を食べたり少し離れた所で釣っているN崎君と話をしたりしながら手返しを続けていると若干潮が動き出す。

するとPM9時半頃にユムシを付けた竿からドラグの音がすると同時に竿先ライトが激しく揺れている。竿を持ってアワセを入れると何か乗った手応えで、リールを巻き始めるとかなりの重量感とともに時々頭を振る感触がする。

 やがて海面に浮いてきたのは銀色をした良型のヘダイでN崎君がタモで掬ってくれる。メジャーをあてると45センチ程度で、ウロコを飛び散らせながら暴れる。この頃からヘダイの食いが活発化し、N崎君もぼつぼつと良型のヘダイを取り込んでおり、しばらくするとコトヒキも食ったとのこと。「I丸さん、コトヒキはこっちじゃ!」と言ってくれるので、ご好意に甘えてそちらのポイントへ竿を2本入れさせてもらう。

 小雨が降ったり止んだりするが、この時期にこの程度の天候なら幸運な釣りの状況といえるだろう。そしてしばらくの沈黙後、強烈なアタリがあり夜釣りの筋トレゲストである赤エイが3連チャン。さらに防蚊スプレーで自分の釣り場周りをガードしていたが、水溶性であったため雨で流されたのかヤブ蚊の襲撃を受ける。

 海空の招かざる客にうんざりしながらも手返しを続けていると、やや離れた所に打ち込んでいた竿に大きく糸フケが出ている。糸フケを巻き取りにかかると投入したのとはかけ離れた方向へ糸が走っており、ズリズリと何かに擦れている感触がする。

 なんとかズリズリゾーンをクリアして力糸がガイドを通った頃に何かの重みを感じる。「ゴミでもかかっとんかいのぉ。」と思いながらリールを巻いてきた勢いで護岸に抜き上げると正体はコロダイ。

 サイズは50センチ程度あるので普段ならそこそこ抵抗するはずなのだが、おそらく沖でエサに食い付いて錘を引っ張って護岸の際まで泳いできたので疲れたのかグロッキー状態であった。

 その後は小ヘダイやシャミセン(いわゆるシマイサキ)、ニベのランク切れなどに遊んでもらうが本命のコトヒキは食わない。リクライニングチェアーに座って竿先ライトを見ていると、さすがにAM2時半頃から眠気がきて2回ほど意識不明に。そしてAM4時に携帯のアラームが鳴ったので、全ての竿のエサを付け替えて手返しを再開。

 すると小さなアタリがあり、期待したもののニベの30センチ程度でリリース。そして夜も明けたAM5時過ぎに離れた所に打ち込んでいた竿に「I丸さん、これアタったでー。」とN崎君がアタリがあったのを知らせてくれた。その竿にアワセを入れリールを巻き始めるとグーン、ググッ、グーッと手元に感触があり、海面を見ていると魚がダーッと横走りをしておりその魚体にはシマシマが。

 慎重に抜き上げるとN崎君が「おめでとやんした!!。」と手をたたいてくれる。お礼を言いながら護岸に置いてメジャーをあてると33センチ程度の良く肥えたコトヒキであった。

 その後もう一匹と手返しを続けたが、雨の降りが強くなってきたため竿を仕舞い荷物を車に積み込んだ頃には本降りとなっていた。「台風通過後の影響もなかったし雨もあんまり降らんかったけん、ええタイミングで釣りができたなぁ。」とN崎君と話しながら雨の高速道路を安全運転で松山へ。

 そして家に帰ってコトヒキを捌くと2匹とも抱卵しており、夕食で刺身とカルパッチョ、塩焼きにしてみると弾力のある生身も旨かったが、脂の乗った塩焼きが想像以上の旨さで嫁さんもビックリの様子であった。

思い返すと、昨年大物200号にリーチをかけてからは何か特別な魚で達成したいと考えていたが、記憶に残る魚となったのは間違いないところ。私個人として大物号数へのこだわりや目標はあまり無いが、今後も号数が増えたらラッキーぐらいの気持ちでマイペースで釣りを楽しみたいと思う。

 






タックル等
竿 シマノスピンパワー425AX-T
リール シマノPAスピンパワー
道糸 ナイロン4号
天秤30号
ハリス 8号
コウジマダイ15号1本針仕掛け
エサ ホンムシ、ユムシ