2011.12.6 想定外の1枚!!
*** 40オーバー×2 ***
今シーズンのカレイ狙いは3回目。初回の全日本カレイ大会では5番クジを引き当て、狙っていたポイントに入ったものの丸ボウズ。
2回目は全日本カレイ大会の翌週に行われた愛媛協会カレイ大会で2枚以上釣らないといけない審査基準だったが、足場の悪い磯でエサ取りの猛襲に耐えてとりあえず顔を見た(1枚)のみ。
いつものことだがカレイ釣りはエサ代、渡船代など費用もかさみボウズや貧果は肉体的、精神的、お財布的にかなりこたえるのである。
そんなこともあってここ数年はカレイ狙いの釣行回数も減っており、過去を振り返ってみると2008年が5回、2009年が9回、2010年が5回でそのうち約3分の1がカレイボウズの結果となっている。
それでも年に1回はあの40オーバーの重々しい締め込みを味わいたいがために潮、天気、山の神、財布の中身を伺いながら釣行計画を練る。潮時表を見ると、過去に良い想いをした潮まわりは平日となっており、週末釣行主体のリーマン釣り師の私としては辛いところである。
ムラムラムズムズモンモンとしていたところ、先週末に結構北西の風が吹き海がシケたこと、たまたま仕事が空いたこと、良い想いをした潮まわりに近い潮であることの三拍子揃ったので急遽平日釣行を企てることとした。ポイントは比較的釣果が安定している北条方面か、松山以南での大型の乗っ込み一発狙いか迷ったが後者を選択。
自宅をAM5時に出発し、エサ取り対策に冷凍塩ホンムシに加え、塩ホンムシを追加購入し、ユムシも備え双海町方面へ車を走らせる。乗っ込みカレイが入ってきていれば食うだろうし、入ってきてなければ食わないだろうという割り切りポイントである。
到着すると狙いのポイントには誰もいない。タックルを担いで歩いてゆき、海を見ると満潮から引きに入っておりいい感じの潮目が出ている。急いで仕掛けをセッティングし、ウナギ14号の2本針仕掛けの上針に塩ホンムシ、下針に塩ホンムシプラスユムシのタンザクを付けて潮目を狙って第1投。続けて中、近、近と4本の竿を投げ込んでゆく。
そして1本目に投入した仕掛けを回収してみると、塩ホンムシが半分無くなっており、筋状の食べ残しがあるためカワハギの小さいのが暗躍している模様。ユムシはつつかれてはいるが原型は残している。
朝まずめの時合いなので誘いと手返しスピードを上げる。朝のうちに1枚出れば気持ちが楽になるので気合を入れて手返しを続けるが・・・。時々竿先を小さく震わすアタリがある程度で本命からのシグナルは無い。手の平大クラスのカワハギが針に乗ってきた。おそらくこれが最大クラスでもっと小さいのが居て針に乗らないだろう。

少しでもエサ持ちが良いようにとユムシの下半分をカットして内臓を出し、ユムシの中を通した針に塩ホンムシを付けてみたり、塩ホンムシでユムシをサンドしてみたりと色々と試してみる。たまに巻き上げ途中にエソが飛びついてくる。
潮は釣り場の前を右方向に流れている。潮の大きい時は反転流が頻繁に出るのだが、本日は若潮翌日の中潮のためか潮流は一方通行である。この流れが反転する時に居れば食ってくるはずだと信じて手返しを続ける。
すると干潮前のAM11時過ぎに前アタリの後、ドラグから「ジャージャー。」と2回糸が出て止まる。期待大のアタリである。しばらく待ってアワセを入れるとドスンと乗った感触。リールを巻き始めるとグングン引きを感じる。「これはカレイじゃなぁ。」と思いながらリールを巻いているとあと数メートルのところで沈み根にガツンと掛かってしまう。
糸を緩めたり張ったりするが錘がガッチリ掛かっている感触。しばらく粘ってみたが・・・無念。無念である。「35はあったなぁー。」と悔やみながらも気を取り直して手返し続行。
しばらくして12時30分頃に昼休みと思われる見学人が現れる。「釣れますか?何釣りですか?」と聞かれたので「カレイを狙いよんやけど釣れんねー。今がちょうどええ時間帯なので釣れんといかんのやけどねー。」などとしばらく話をしている最中にモゾモゾとした動きのあと10センチほど竿先を抑え込みながら「ジジー。」とドラグから糸が出る。
「あっ。アタリましたねぇ。」と言うので「今のアタリはカレイかもしれんよ。」と答える。「まだ上げんのですか?。」と聞かれたので、「カレイやったらじっくり食わして飲み込ましたほうがええけん。もうちょっと待とわい
。」と答える。
ちょうど見学人がタバコを吸っていたので、「そのタバコを吸い終わったらアワセてみよわい。」と続けて答える。そしてタバコを吸い終わるのを待つこと数分。アタリのあった竿を手に取ってアワセを入れるとドスーンと乗る。
「これは乗ったよ。」と答えると、お願いしていないにもかかわらず見学人はタモを持ってテトラの前へスタンバイ。足場を確保してリールを巻き始めるとググググッとした締め込みを感じる。さきほどの失敗があるので高速リーリングをしていると道糸が浮き気味である。
カレイなら下へ下へ突っ込んでくるはずなのだが・・・。朝からエソを3本釣っていたこともあったので「これエソかもしれんよー。」と言いながらリールを巻いてくると茶色の縦長い魚が右へ走ったのが見える。
この時点で80%エソかと思っていると反転して左へ走った後テトラへ向かって突っ込んできた。すると細長かった魚の体型が横広に変身??見学人が「カレイですよ。」と言いながらタモを入れてくれる。
見学人がタモに入ったカレイを見ながら「これ、35ぐらいはあるんじゃないですか?」と言うので、護岸に置いて私の右手の親指と中指を開いて計ると2回ある。「いや、これは40はあるよ。」と答えてからメジャーで計るとやはり41センチ。
肉厚グラマーのマコガレイで、かなり待ったにもかかわらず針は唇に掛かっていた。やはり乗っ込みカレイは入ってきており、狙いの干潮からの返し潮で食ってきたので想定内の1枚である。

それにしても縦になって泳ぎつつ横走りを見せたカレイは初めてであった。そして見学人も去り、静かな時間が過ぎてゆく。
込み潮に変わったはずの潮はほとんど動かず沖のほうに時々潮目が現れる程度で、これまでの経験からも時合いは終わった気配である。
「狙っていた40オーバーが釣れたし、まあええかぁ。」などと思いながら手返しを続ける。すると沖のほうでざわつく潮目が見えたので、1本の竿だけハリス7号にカレイ14号針の1本針仕掛けとしていたのを思い出し、塩ホンムシとユムシタンザクをミックス掛けにし潮目付近にフル遠投をかける。
時間はPM3時前。納竿はPM3時と決めていたので1本ずつ竿を片付ける。3本目の竿を仕舞い最後の1本針遠投の竿に一応アワセを入れるとドーンとした感触とともに曲がった竿先が戻らない。念のためもう一度追いアワセを入れるとやはり何か乗っている。居食いしていたようだ。
リールの巻き始めはたいした締め込みもないので「最後におまけで30ぐらいのカレイが食うたかのぉ。」と楽しみながらリールを巻いていると、途中から急に締め込み度が強くなってくる。タモを足元に置いてない。

近寄ってくる道糸を目で追ってくると海面に突き刺さっているのでカレイに間違いない。かなりの重量だが、ここまできたらもう一気に巻くしかない。
サイズが気になるので海中を凝視していると想像していた以上のサイズのカレイが目に入る。躊躇している場合ではないので覚悟を決めてコボウ抜きを決める。
テトラの隙間に着地しないよう、道糸を巻き取って距離を計り護岸へ向けて抜き上げると宙を舞ったカレイは水汲みバケツを吊り下げた竿立てに当たってガッシャーン&バシャー&バタン。バタン。着地成功。
裏返しで護岸に横たわったカレイを見るとかなり大きい。「これはでかいぞー。」と独り言を言いながらメジャーをあてると44センチUPで最後の最後に想定外の1枚であった。
きっちり絞めてからクーラーに収め、気分良く帰路につく。帰りにダイシンさんで魚拓を採ると42.5センチと46.2センチ。その後、2枚のカレイはシイタケ、大根、サツマイモ、ミズ菜等に変身。
よく考えてみるとクラブ入会前に実寸45.8センチのマコガレイを釣ったことがあるが、それにつぐ大物でクラブ入会後ではマコガレイ自己記録更新となった。松山以南の方面はこれからがカレイの本番なのであと2回程度はカレイを狙うつもりだが、この勢いが続くか?今回で運を使い切ったか?たぶん後者やろうなぁ。
| タックル等 | |
| 竿 | シマノNewスピンパワー425AX-T |
| リール | シマノPAスピンパワー |
| 道糸 | ナイロン4号 |
| 錘 | 天秤33号 |
| ハリス | 7号 |
| 針 | 三越うなぎ14号2本針仕掛け |
| エサ | 塩ホンムシ、ユムシ |