2011.10.9 イト旨し魚!!
*** 初魚種ゲット *** 
    

 以前から釣りたかったイト旨し魚を初ゲットしたので一筆。10月の三連休の天気予報は3日とも秋晴れとのことなので1日は釣りに行きたいところ。

季節、潮、予算等色々と考慮して出た答えは宇和島のどん深エリアでの赤系魚狙い。しかし、私自身その方面にはほとんど釣行したことがないので行ってみてからの探り釣りとなる。

 そこでPCで空撮地図を入手し、いくつかポイント候補を絞り込む。そして10月9日AM3時に自宅を出発。ナビに地名を入力すると目的地までは2時間30分近くかかるらしい。

エサと人間のエサを買い込んでから高速を走り、宇和島から下道に入ったが真っ暗なのと来たことがない道なのでどこをどう走っているのか見当がつかない。山道、海岸道を走ること約1時間でナビが目的地の到着を告げた。

時計はAM5時をまわっている。まだ真っ暗の中、目的のポイントを見るとイカ釣りかタチウオ釣りかの電気ウキが4コ浮いている。朝まずめまでにポイントが空きそうにないのであきらめて別のポイントへ行ってみると、大阪ナンバーの投げ釣りらしき人達が居る。

 またまた別のポイントを探していると誰もいない波止を見つける。初めての釣り場なので、波止先端まで歩いて行き竿1本にシンカーのみを装着し水深や底を探ってみることとする。

 まずは正面に軽く投げて60メートルあたりに着水。水深は約15メートルでシンカーをひきずってみた感じでは底は荒くはない。次は正面に遠投をかけると水深約20メートルで底も同様。左へ投げるとやや浅い。波止の20メートル沖は捨石等がある。

やや水深が物足らないが、空も薄明るくなってきたのでこのポイントを攻めてみることとする。2本の竿には定番のハリス5号にうなぎ針13号の2本針仕掛け。もう2本の竿はハリス7号に丸セイゴ15号の1本針仕掛けを準備する。2本針にホンムシとアオムシを付けて中、近と投げ分ける。

 1本針にはアオムシを房掛けにし遠投中心で投げ込んでゆく。初めての釣り場なので疑心暗鬼な気持ちと期待感が入り混じる。

投入した竿は水深があるため道糸がなかなか張らないので、何回かリールを巻いて道糸を張る。潮は満潮から引きに入っており、じわりと釣り場から右方向へ流れている。すると一度誘いを入れ道糸を張った中投エリアの竿先にコンコンとアタリが出る。しばらく竿先を見ているとモゾモゾしているので魚が乗ったようだ。

竿を手に取って大きくアワセを入れると・・・重みは感じるがリールを巻き始めてもあまり抵抗しない。「チャリコでも食うたかのう?」と思いながら海中を注視していると・・・。小型のイラである。

「そらお前もおるやろのお。」とひとり言を言いながら針をはずしてリリース。そして他の竿を上げてみるとエサはきれいに残っている。

 そこでホンムシにはアオムシをミックス掛けし、アオムシの房掛けにはアオムシを付け足して2サイクル目の投げ返し。投入して糸ふけをとり指でサミングしながら海底に仕掛けを送る。着底したら仕掛けをさびいて起伏を感じた所を50センチほど通り越したあたりで仕掛けを止める。

 すると
AM6時20分。2本針仕掛けの竿先に鋭い引き込みが2度あり、続けてドラグから「ジャー!!」と糸が引き出される。「お、なんか来たぞ。イラかマダイかアマか??。」と思いながら足元にタモ網を置いてから大きくアワセを入れるとかなりの重量感。

 リールを巻き始めるとグイッグイッとした力強い感触が手元に伝わってくる。引きが強い時は竿でためながら慎重にリールを巻く。

 遠投しているのと水深があるのでなかなか浮いてこない。途中から抵抗が弱くなってきた。やっと力糸が見えてきたところで右へ走りだす。するとブルーの海中にピンクと黄色が混じった魚が見えてきた。

 一瞬アカアマダイかと思ったが、よくよく見るとイトヨリで、それも良型である。タモは一発できまり護岸に上げてよく見ると口から針がはずれており、危ないところであった。

 今まで他人が釣ったイトヨリを見たことはあるが、自分が釣ったのは初めてなのでじっくりと見るとピンクの魚体に数本のイエローの線があり、パープルの塗りも混じっている。背ビレが開いており、その綺麗な魚体にしばし見とれる。

護岸に置いてメジャーをあてると43センチ程度ある。初めて釣ったイトヨリが良型なのと、かなり旨い魚だと聞いているのでかなり嬉しい。

 美味しく食べるためにナイフで絞めて血を海水で洗い流し、直接氷にあてないように新聞に包んでよく冷えたクーラーの底に置く。

 天気は晴れで海もべたなぎ。初イトヨリも釣れ気分が良い。サンドウィッチを食べながら手返しを続ける。数投しているうちに根掛かりポイントも把握できてきた。

 陽が高くなってくるとエサ取りが活発化してきたようで、小さなアタリでホウボウや赤いトラハゼ、沖のシモリ付近ではイソベラも食ってくる。比較的大きなアタリがあり、期待したものの正体は30センチ程度のイラ。

 そして1度良型らしき魚のバラシがあった後、AM8時半頃に遠投していた1本針仕掛けの竿のリールから「ジャーッ。」と音がする。その竿を見ているとカレイのように糸ふけが出てくる。「今度はバラさんぞ。」と思いながら糸ふけを取ってアワセを入れるとかなりの重みを感じる。

 リールを巻き始めると重みはあるが、あまり抵抗しない。高速リーリングを続けていると、あと30メートルあたりでゴンゴンと頭を振る感触。「なんじゃろか?」と思いながら海中を見ていると、またまた赤黄色い魚が海中に見える。

今度こそアカアマダイかと思ったがよく見るとイトヨリ。これも良型である。慎重にタモで掬い、護岸に置くとアオムシの房掛けをしっかり飲み込んでいた。

メジャーをあてると42センチ程度で、先に釣ったイトヨリよりは寸法は短いが体高がありよく肥えている。これも美味しく食べるためにキッチリ絞めて、新聞にくるんでクーラーに納める。

ここで自宅に連絡。嫁さんも喜んでおり夕食はイトヨリづくしで決定。一応、ネットでイトヨリレシピを調べてもらうこととする。その後、干潮の返しまで手返しを続けたが根掛かりやエサ取りに悩まされただけでこれといったドラマも無くPM1時に竿をたたむ。

ハイテンションで松山まで帰り魚拓を採る。美味しく食べたるためキンキンに冷やしていたこともあり、魚体はかなり縮んでいたが拓寸で44センチと43センチ。その後イトヨリを捌くと、やはり2匹目に釣った肥えたイトヨリのほうが腹の中の脂の乗りが良いようであった。

 そして風呂に入りお楽しみの夕食タイム。煮付け、塩焼き、刺身にしてみたが、一番旨かったのが塩焼きで脂が乗っておりかつ、焼くことにより身がほどよく締っていて旨みがあり、おおげさではなく過去に釣った魚のなかでは最高ランクであった。

煮付けも当然旨く、刺身も意外といけるのにびっくりで、また2匹目、いや3匹目のドジョウを狙いに行こうと思ったのは言うまでもない。
 

   




タックル等
竿 シマノNewスピンパワー425AX-T
リール シマノPAスピンパワー
道糸 ナイロン5号
天秤30号
ハリス 7号
三越うなぎ13号2本針仕掛け
エサ アオムシ