2010.11.28 切れなくて良かった〜!!
*** 初めてのポイントにて *** 
 

 

 11月28日は愛媛協会カレイ大会が開催された。今シーズンのカレイ狙いは先週の全日カレイ(撃沈)に続いて2回目。なんとか自分で釣ったカレイの顔を見たいものだ。

 今回の大会の審査基準は26センチ以上の釣ったカレイの合計長寸で、55センチの石ガレイを1枚釣っても、33センチのカレイを2枚釣った人にはかなわないという下克上的な審査基準である。

当日、夜中に雨の音で目が覚める。雨はかなり降っており、前日の天気予報によると朝方には止むらしいが風が心配である。

 AM2時過ぎに雨が止んだが、しばらくすると心配していた風の音が聞こえてくる。こうなってくると渡船が出ない時のプランも考えておかなければならないので、頭がさえてきて寝ているどころではない。起きてネットで天気予報を見ると、愛媛県中予地方の波の高さは1メートル後0.5メートル。天気図も等圧線が込み合ってないのでなんとかいけそうな気がする。

 しばらくネットをしていると時間になったので防寒対策をしてから出発する。途中のコンビニで食料と飲み物を仕入れ、AM5時過ぎに渡船乗り場へ到着すると数台の車が停まっており、その中に同じ渡船利用のN崎君やK保さんを見つける。荷物を降ろすため車外へ出ると西風がかなり吹いている。私「この風で出るんけぇ?」N崎君「船長は行く気満々やったでぇ。」とのこと。

 そうこうしていると渡船が来たのでリレーで荷物を積込みAM5時30分に出船。渡船には大会参加の愛媛協会員10人程度が乗っている。心配していたほどは風波の影響を受けず順調に沖へ向かう。そして島影に入ると波の高さも落ち着いており、最初の磯場を皮切りにポイントへ順々に降りて行く。

そして薄暗いなか私の降りる磯場へ行くため渡船が中島の西側へ出ると風が強く波も高い状態で、目的の磯場を見ると波が激しく打ち付けている。船長が「これはちょっと無理ですねぇ。」というので、その判断に従い風裏のポイントを相談した結果、ムツキ島のホウ崎の岩場へ入ることとする。

船長から「ここは満ち潮の釣り場です。あそこの瀬から・・・。あの岩場の高い所から取り込んだほうが・・・。」とおおまかに説明を受け、その岩場の手前の小磯に降ろしてもらう。目的の岩場へ行くと馬の背を縦に切ったような形状をしており、最上部から海面までの高さは約4メートルで、途中になんとか竿立てが置けそうな窪みがある。また、足場が全体的に斜面となっているので足腰がしんどそうだ。

そして荷物が置ける場所を探しタックルの準備に取り掛かる。初めてのポイントなのでシンカーのみで投げてみると・・・、沖合い80メートル付近で水深は約15メートルで底は砂地の様子である。そのまま底を探ってくると50メートルあたりに大きな掛け上がりがある。

ホウ崎はノグツナ島との芋子瀬戸の出口にあたるため潮流で底がえぐられているようだ。手元の感触では掛け上がりを登ってきたシンカーがエッジのあたりでガツンガツンとしながら上がってきたので、そのあたりに瀬があるみたいだ。そのままリールを巻くと最後はホンダワラとともにシンカーがキズだらけになって上がってきた。

 砂地に瀬まじりのポイントで仕掛けの回収や魚の取り込みにはなるべく高い場所からの超高速巻き上げが必要だろう。そして1本目の竿にカットビッグサーフ15号針にハリス7号の2本針仕掛けをセットし下針に生ホンムシ、上針に塩ホンムシを付けて岩場の中段部から第1投。70メートル付近に着水。2本目と3本目の竿にはエサ取り調査も兼ねたウナギ14号針にハリス5号の2本針黒毛付き段差仕掛けをセットし生ホンムシと塩ホンムシを付けて50メートル付近の掛け上がりを狙って投入する。

足場が悪いのと潮の流れが速いので竿数は3本とする。本日は小潮で干潮がAM9時過ぎであり、投入した仕掛けのラインは右方向へ流れている。船長は引き潮は根掛かりが多くて釣り難いと言っていたが、初めてのポイントだけに引き潮がどちらに流れるのかわからない。ただ松山へ向かって釣っているので右へ流れているということは引き潮のはずである。

すると1本目の竿のラインがかなり右へ流されたので回収する。岩場の最上部で高速巻きをすると途中2箇所に障害物があるようだ。エサを確認するとホンムシの頭を残して無くなっており、かじり跡から判断するとフグかキュウセンのようだ。

 AM8時を過ぎ干潮が近づいたので手返しのペースを上げる。ウナギ14号の仕掛けにはエサ取りが掛かってくるようになり正体はトラハゼ小、時々小ベラ、たまにフグである。

ここで渡船で一緒だったT2メンバに状況を聞くと、根掛かりや風波に苦労しているようでカレイの姿は見てないとのこと。しかし、このところT2のクラブ記録を2魚種も更新した好調のN矢君だけはカレイと目の位置が違う平物を朝一に仕留めているらしい。

 こちらも気合を入れて打ち返しを続けていると、潮流が左方向へ反転し始める。すると下を向いていた時に「ジャー。」とドラグ音が1回聞こえる。

その竿はかなり遠投したカットビッグサーフにハリス7号仕掛けの大物仕様。時計を見るとAM8時35分。次のアタリはない。5分待とうと決め「カレイであってくれよー。」と心のなかで祈りながら、タモを足元に置き取り込みの位置も確認する。

そして竿を手に取ってアワセを入れるとドスーンと乗る。竿を高く保ってリールを巻き始めるとまずまずの重量感。締め込みも感じる。内心「これはカレイじゃ!!」と思いながらリールを巻いていると半分程度巻き取ったところでガツンと何かに掛かる。

50メートルラインの掛け上がりに違いない。2、3回竿をあおったがはずれる様子がない。道糸は5号だが無理して引っぱると瀬切れする恐れがあるので一旦糸をゆるめてから再度竿をあおってみるがやはりダメ。

次に道糸を緩めて竿立てにおく。しばら待って竿を大きくあおってみるがガッチリと掛かっている感触。「これはやばいなぁー。切れるかもしれんなぁー。」と考えながらもあきらめきれない。角度を変えて引っ張ろうにも適当な足場がない。

 今度は道糸を張り気味にし竿立てに置いて様子を見ているとグングンといった感じで竿先をたたいたので、すかさず竿を手に取って大きくあおるとグスッと抜ける。そこから一気巻きをするとまた何かに掛かるがこれは竿をあおるとすぐに抜けたのでガラ藻のようだ。

やっとこさで力糸が見えてきたが海面に真下に刺さっている。カレイに間違いない。足元の水深が浅いところまで巻いてくるとホンダワラの下に茶色の魚体が見える。タモを伸ばしてホンダワラごとカレイを掬い取り込み成功。

 タモを縮めながらつくづく「切れなんで良かったー。」と思う。岩場に置くとかなり肉厚のマコガレイでクーラーにタオルを敷いてメジャーをあてると斜めになって測りにくいが40センチには届いていない。しかし初めてのポイントで苦労して取り込んだだけに喜びもひとしおである。

 ひと息つきたいところだが時合いなのですぐに釣れたポイント付近へ2本の竿を集中する。そしてカレイはナイフで絞めて血抜きをしてからクーラーに格納。さらに2枚目を狙って手返しを続けるが、なぜか満ち潮が左へ流れず右へ流れる。しかも一方通行でカレイが釣れた時のように左へ反転しない。

 根掛かりが頻発しその後釣れた魚はホゴのみで渡船が13時に迎えに来るため12時30分納竿。帰りの渡船内の話ではカレイを1枚釣った人はそこそこいたようだが、複数枚釣った人はサーフ会員でない方とのことであった。1枚しか釣れなかったので審査はスルーし家に帰ってカレイを捌く。夕食でカレイを賞味するとさすがに激流育ちだけに身が締っており、刺身も煮付けも絶品であった。

タックル等
竿 シマノスピンパワー425AX-T
リール シマノPAスピンパワー
道糸 ナイロン5号
天秤33号
ハリス 8号
カットビッグサーフ15号2本針仕掛け
エサ ホンムシ
魚種 長寸 匹数
マコガレイ 39.7実