2009.2.6 避けては通れない魚?!
*** ハゼクチ任務完了 ***

全日本サーフの対象魚にハゼがある。松山近郊でなじみがあるのはマハゼであるが、Aランクといわれるサイズが25センチ以上なのでなかなかお目にかかれないのが現実。それにもまして、Dランクとなると40センチ以上なのでマハゼでは一生かかっても不可能。しかし、これを達成するためにはある所へ行ってハゼクチなる魚を釣らなければならないのである。
以前、クラブのメンバからハゼクチ釣行のお誘いを受けたことがあったが、自分的には「うーん??」といった感じであまり気乗りがしなかった。しかし今年度から全日本サーフでは写真申請が全てのランクで可能となり、魚拓を採る手間もいらない(50UPは別)のと、丁度仕事の谷間と天候等の条件がぴったりと合ったので釣り物の少ない今の時期、ハゼクチ狙いで熊本県の緑川をターゲットポイントとした。
今回の私の目標はハゼのランク終了(大物号数20号UP)と50センチオーバー。同行者のN崎君は既にランクは終了しているため、スーパーランク狙いである。
松山を8時に出発し11時45分八幡浜発フェリーに乗船する。N崎君が言うにはポイントは4箇所あり、以前釣行した時には川なので干満で潮流がかなりあり道糸に海草やゴミがからんで苦労した話などを聞く。2時間少々で臼杵港へ到着し、そこからはナビを頼りに大分竹田、阿蘇を経由して熊本を目指す。
2月にしては暖かく、心配していた道路凍結もない。熊本市内に入って渋滞につかまったがナビのおかげで迷うこともなく現地に17時40分に到着。一番手で狙っていたポイントは空いており、まずは一安心である。
ハマグリ漁の船の出入で19時頃までは釣りができないと聞いていたがその様子もなく(翌日聞いたが、来週からとのこと)スロープを見ると潮で濡れた所が1メートルほど現れており、満潮から引きに入ったようだ。
N崎君に「ワシはメシ食うけん、I丸さん、好きな所でやってよ!!」と言われたのと、潮が緩んでいるようなので速攻で仕掛けをセットする。この日のために購入したスパイク天秤に二本針仕掛けをセットし、青虫を房掛けにして第1投。60メートル沖で水深は5メートルありなし、海底はズルーとしており、その中にもくぼみやデコボコがあるようだ。続いて3本の竿に仕掛けをセットし順々に投入していく。
予想していたほど潮の流れはなく、仕掛けはじわりと右へ流れている。エサ取りの具合を確かめようと1本目の竿をあおると若干重い。何か付いているようだ。ゴミかと思ったが、近くまできて魚だとわかる。上がってきたのはハゼクチだがサイズが23センチ程度。初めて見るがこのサイズだとほとんどマハゼと変わらない。これは針をはずして放流。そして2本目の竿をあおるとこれも重い。上がってきたのはハゼクチで29センチ程度でBランクゲットである。活かしておくためにスカリに入れておく。
その後は4本の竿のどれかにハゼクチが食っていてかなり忙しい。そのうち「ブルン」としたアタリがあり、それを見ていたN崎君も「I丸さん、糸フケが出たでー。」と言っている。その竿にアワセを入れると今までとは違う重量である。時々、「グニュングニュン」と引きも感じる。「I丸さん50けー?」と聞かれるが初めてなのでサイズのイメージがわかない。近くでバシャッと浮いた。抜き上げると頭の大きいハゼクチでメジャーをあてると50センチには届いていない。

こんな調子でメジャーをあてて25センチ以上のハゼクチをスカリへ入れ、ランクに届かないものはリリースしながら20時頃までに10匹ゲットするが、食いがピタッと止まったので私は遅めの夕食をとる。
後から竿を出したN崎君が追い上げてきた。狙いのスーパーランクには届いていないため全てリリースしている。かなり良いアタリが出て「これは大きいでー」と言いながら上がってきたのは50センチ近いハゼクチダブル。しかし、これもリリース。魚体を見ると、卵を持っているのが2割であとは放卵済みのようでスリムなのが多い。
時刻は22時を過ぎたが、風はなく寒さも思っていたほどでもない。干潮が近いが潮の流れも緩く、海草やゴミが仕掛けにからむこともほとんど無く釣りやすい。そのためか40オーバーが食いつくとアタリが出るので面白い。前回、N崎君が来た時には流れ藻とゴミで毎回巻き上げが重くアタリもあまり出なかったとのこと。修行のような釣りを覚悟していたが、天候といい魚の食いといいかなり良い条件に恵まれたようだ。
1時を回った時点で14匹。夜食にお湯を沸かしてカップラーメンをすする。食べ終わるとN崎君は仮眠をとると言う。私は眠たくなかったのと、朝の満潮前後に時合がくると思ったので釣りを続行する。
ぼつり、ぼつりと釣果を伸ばしていく。スカリがかなり重くなってきた。3時を過ぎるとさすがに冷え込んできて、海面には霧が立っている。エサを付ける指先からは湯気も出ている。左へ流れていたゴミが右へ流れだした途端、アタリが連発する。「あと3匹」までカウントダウンしていたがダブルプレイの連発で3時30分にあっけなくランク終了。18時から釣り始めて9時間半でハゼクチ任務完了である。それでもおかまいなしに食ってくるので大きいのをスカリに入れ、30センチ前後はリリースする。
第1目標は達成したので、あとは50オーバーのみだ。23、4匹釣った頃、小さなアタリが出たのでしばらく待ってアワセを入れるとかなり重い。リールを巻き始めると「グニングニン」とアナゴの大物を感じさせる引きである。10メートル先でバシャッと海面に浮いた。一気に巻いて足元に抜き上げるとかなり長い魚体だ。「これはやったけ?」と独り言を言いながらメジャーをあてると51センチUP。これで第2目標も達成である。
さすがに気合も抜けて目がしょぼしょぼして寒さが身にしみる。夜露がおりて防寒着も竿ケースもびっしょりである。それでも手返しを続けるが、50UPは食わず食ってくるのは30センチから40センチクラスでリリースも含めると30匹近く釣ったような気がする。
薄明るくなってきた6時過ぎにN崎君が起きてきたので、ランクが終了したのと50UPが釣れたことを報告すると「寝ずに頑張ってやったけん、よかったなー。」と祝福してくれる。そこで今から釣るN崎君と交替。私は車で他のポイントを見に行くとめぼしいポイントには竿が並んでいた。
明るくなってきたので、スカリから1匹ずつ魚を出して写真を撮る。活きていて動くので写真を撮るのに苦労するがなんとかメジャーをあてて撮影してリリース。
結局、Bランクが13匹、Cランクが3匹、Dランクが11匹の合計27匹であった。そうこうしてビッグ2匹を残して撮影も終了。ヘロヘロになりながらビッグ2匹は魚拓をとると51.4センチと49.7センチ。魚拓を見ると天才バカボンに出てくるウナギイヌのようであった。
その後、N崎君は45UPを釣ったもののスロープには漁船が出入りするようになり、道糸も切られたりしたため釣りは中止。しばらく様子を見たが二人で相談の結果、納竿とした。
今回は日ごろの行いのせい?もあって天候、ポイント、釣果とも恵まれた。ハゼクチといえども釣った現物を見たときには大きな頭と口、長い魚体に感動した。また、全サ的には避けては通れない魚であり、1魚種増やすことができ、大物号数も20号上積みできたので満足のいく結果であった。
| ハゼクチ | 27〜51センチ | 27匹 |
| タックル等 | |
| 竿 | シマノ NEWスピンパワー425AX-T |
| リール | シマノPAスピンパワー |
| 道糸 | ナイロン5号 |
| 錘 | スパイク天秤35号 |
| ハリス | 6号 |
| 針 | 丸せいご14号2本針仕掛け |
| エサ | 青虫 |