2007.11.25 カレイ確変ワンセット×2
*** 激流の間隙にて *** 

 
 本日は愛媛協会カレイ大会である。ルールは25センチ以上のカレイ総匹の合計長寸なので、数を釣らなければ上位入賞は難しい。最低でも3枚は釣りたいところだ。普通なら渡船を使って島嶼部や一文字でのポイントを狙いたいところだが、思いつきも悪かったので地方からの作戦を考える。

 数狙いとなると先週の全日カレイ大会で一発狙い?で入った北条砂置き場では食べ頃サイズが5枚と意外な結果であったものの、ここ数日の情報からもカレイが接岸しているのは間違いなさそう。今週の潮は先週とは正反対で大潮で潮位差が350センチ以上あり、もともと鹿島との水道であるので激流は間違いなく、小潮まわりが定番のポイントなので果たして釣りになるかどうかも不安。かなり悩んだが、やはりカレイは実績場に限るので撃沈覚悟で前回と同じ北条砂置き場を攻めてみることとした。

 当日AM3時に現地到着。さすがにこの潮だけにこのポイントを狙うサーフの人の姿はない。ポイントに竿立を置いてから車に戻り仮眠する。AM5時30になったので、起きて仕掛けの準備に取り掛かる。激流を覚悟して今回はPEライン2号の道糸とし、錘は33号を用意した。先週はエサ取り警報が発令されていたので、ホンムシ、塩ホンムシ、ユムシ、コガネムシと大量に用意。2本針段差に色々と組み合わせてAM6時半過ぎに第1投。

 私が竿を出した場所は満ち潮が沖へ向かって流れている反流点。投入した仕掛けは引かれ潮によりやや左に流されているが、予想していたほどは流されない。これならしばらくは釣りになりそうである。すると先週と全く同じように2投目の竿先にアタリが出る。2回目のアタリがあったので軽くアワセを入れると手元に重みが伝わる。引きを楽しみながらリールを巻くと道糸が浮いてこない。やはりカレイだ。抜き上げるとやや小ぶりながらプリプリのマコガレイで、30センチありなし。今回はスカリを持って来ているので死なないようにスカリに入れ海に浸ける。

 エサを付け替えていると、視線の片隅に別の竿先にも押さえ込むカレイ独特のアタリが出る。カレイ確変突入である。「また、来た来た。」と思いながらアワセを入れると乗ったようだ。これも足元でクイーッと締めこんだカレイで、さっきの奴よりはややサイズアップ。これは針を飲み込んでいたのでハリスを切ってスカリに入れる。時合なのでエサを付け替え手返しのスピードを上げる。

 ここまでの時間は竿出ししてから15分。しかし、潮の流れが強くなり道糸がガーッと左に流され始める。朝まずめの時合はほんの数分でカレイ確変はワンセットで終了。ふと気がつくと知らない間に回りはゼンゴ釣りの人達に取り囲まれている。潮のヨレ目を広範囲に狙いたいところだったが、こうなってくると移動も難しい。潮流は満潮に向けてますます激流となり、ところどころ渦も巻いてまるで鳴門の渦潮状態である。こんな状態では釣りにならないしカレイも潮が緩むまで食わないので、仕掛けを上げて朝食をとることにする。

 竿数を3本に減らし、潮の状態を見ながら手返しを続ける。エサ取りは相変わらず強烈だが塩ホンムシはやや針に残って上がってくる。「満潮の潮止まりの時合には塩ホンムシオンリーじゃなぁ。」と思いながらも、残りの釣り時間も計算に入れながらエサの組み合わせを考えて打ち返しする。他のクラブ員も地方からの釣りをしており、連絡をとってみると釣果はあまり芳しくない様子だ。

 満潮はAM10時前のはずだが、9時半を過ぎても潮が緩んでくる気配がない。潮のヨレ目で釣っているため、ゴミがたくさん流れて停滞し非常に釣りづらく、オマツリも頻発する。それでも「辛抱、辛抱。」と自分に言い聞かせながら手返しを続ける。

 AM11時を過ぎた頃、海を見ていると若干潮が緩んできた。「今食わんかったらもうチャンスはない。」と思ったのでエサを全部塩ホンムシに付け替え、4本の竿を遠近と打ち込む。すると1本だけ仕掛けが止まっている竿があったのでもしや!と思いながらアワセを入れるとドスンときた。リールを巻き始めるとグイグイと引きを感じる。カレイ独特の引きで足元まできてグイッーと締めこむ。一応タモで掬い検寸してみると34センチUPでこれもよく肥えていて旨そうである。ゼンゴ釣りをしていたギャラリーが集まってきて「おーええアマテ(マコガレイの方言)じゃのー!」と言われる。

 時合いなのでギャラリーの相手をしている暇も惜しいので、カレイをさっさとスカリに入れて釣りに集中する。・・・と今度はリールを巻いていると別の竿からジャーと糸が出る。巻き上げる糸とからんだかと思ったが、もつれていない。「よっしゃ!これもカレイじゃろ。」と、本日2回目のカレイ確変突入である。2回目のアタリを待つが竿先に変化がないので約3分程度待ってアワセを入れるとドスーンである。リールを巻き始めると重量はまずまずだが締め込みはあまりない。海中を目を凝らして見ているとよい型のカレイが見えてきた。これもタモで一発で掬う。またギャラリーが集まってきて「これは40はあるのー。何枚釣ったんで?」と聞くので今度は「4枚。」と一言だけ返事してすぐにエサを付け替えて手返しを続ける。

 潮がワラワラとなってきたのでその近辺に仕掛けを打ち込む。が、すぐに引き潮が走り出した。今度は一方的な流れで潮の反流点もなくなり、2回目のカレイ確変も1セットで終了であった。

 その後、もう一枚と内港を狙ったりもしたが、気配はなくPM1時30分に納竿。検寸会場に車を走らせるとすでに検寸が始まっており、4枚のカレイを検寸台に乗せると29.4、30.6、34.2、37.0であった。後で5枚を検寸している人もおり、菊間では6枚釣っているという情報もあるがまずまずの順位に入賞できるだろうと思う。クラブ員ではN矢Jrが30センチ前後を3枚釣っていたのが朗報であった。

 そして家に帰ってカレイを捌く。納竿間際まで活かしていたため死後硬直してなく、実に旨そうである。今回は妹の家へ三枚おすそ分けし、一番大きい奴の片身だけ刺身で食してみると、さすが激流で育ったカレイだけあって歯ごたえと旨味が最高であった。

マコガレイ 実37.0 1枚
マコガレイ 実34.2 1枚
マコガレイ 実30.6 1枚
マコガレイ 実29.4 1枚
タックル等
竿 シマノ NEWスピンパワー425AX-T
リール シマノPAスピンパワー
道糸 PE2号
天秤30号
ハリス 7号
カツトビックサーフ15号2本針段差仕掛け
エサ ホンムシ、ユムシ、塩ホンムシ、コガネ