2005.12.8 ヒヤヒヤのごぼう抜き!!
*** 今年も会えたねミケネコくん ***

 

松山では今週初めに初雪がちらつき、北西の風も強く吹きつけ海はシケ模様。カレイシーズンに入ってから本格的な冷え込みは今回が初めてだろう。こうなってくるとカレイフリーク達が考えることは皆同じで、すなわちこのシケがおさまった頃がカレイの釣りごろ釣られごろ。(どこかで聞いたことが・・・?)シケの間隙をぬって得意の猫島へいざ出撃。

 ところが定期船乗り場に到着した直後から雨が降り出し、港を出たらこれまた結構な波で船はいきなりローリング状態。天気予報では波の高さ1メートルの予報であったが、どうみても1.5メートルはありそうで空模様も不穏な雰囲気。いつもなら帰りの船の心配をするのだが、今年はまだ40カレイの顔を見ていないため気持ちを奮い立たせる。

 約40分で猫島へ到着し、「寒いのによーおいでなさったなあ。」の島の婆さん達の声に返事しながらいつものポイントへ荷物を降ろしたのはAM8時20分。相変わらず猫がたくさんいる。見たことのあるミケネコも挨拶にやってきた。急いで仕掛けの準備に取り掛かる。今シーズン私にカレイが釣れたのは小針仕掛けが多いので今回の仕掛けはモトス8号、ハリス7号にカットビックサーフ15号を結んだ段差2本針仕様。(どこが小針???)上針に塩ホンムシ、下針に生ホンムシをつけて投げ込んでいく。風は正面やや右方向から吹き込んでくるため距離はでないが遠中近近と投げ分ける。

 潮廻りは小さいが、丁度干潮から込みに入っており猫島的には既に時合いである。エサ取りが多いのでこまめにエサの点検をしながら打ち返しを続ける。そして時間はAM9時過ぎ、4本の竿の中1本だけ風があるにもかかわらず道糸がピーンと張っているのに気が付く。少しさびいてみるとやや重たい。アワセを入れるとグイーンと何か乗った。リールを巻くと軽く締め込みを感じる。いずれにせよたいした魚ではない。すると海面に浮いたのはカレイ。2本とも針を飲んでいるのが確認できたので抜きあげる。サイズは32センチで猫に取られないうちにすばやく血抜きしてクーラーに収める。

 風は相変わらず強く、流れ藻もあって釣り辛い。いかんせん飛距離が出ないうえに風で道糸がたわんで仕掛けは手前、手前へと寄ってきている。水深があるため道糸を目で追うとテトラのすぐ向こうへ入っている。内心、「これででかいのが食うたらテトラに入られるかもしれん。」などと考えながらなるべく竿先を高く保ってテトラに掛かるのを防ぐ。

 そうこうしながら手返しを続けていたAM10時、1本の竿のたるんでいた道糸がスーと張ると同時に竿先を押さえ込むアタリが出る。カレイっぽいアタリだ。2分程度待って、その竿をさびいてみる。30センチほどさびくとズシッと止まった。ここで一発大アワセをいれる。ドスーンと魚が乗った感触。テトラの前に出て行きながらもう一度アワセを入れる。リールを巻き始めるとすぐにグググッと締め込みがきた。重量感も十分でかなりの大物だと直感。一度手を休めてタモを取ろうと思ったが、仕掛けはかなり手前まで来ていたはずなのでここで手を休めるとテトラに入られる!の思いが頭の中を瞬時に駆け巡る。なので休まずリールを巻くが道糸はテトラのわずか2メートル向こうの海面に突き刺さっている。グググン!!と強烈な締め込みに耐えながらリールを巻くが、テトラと道糸の間隔がせばまっている。道糸はテトラの先わずか1メートルあたりにきている。「やばい!!」と思ったが強引にリールを巻き続ける。赤い力糸が見えてきた。もう少しだ。するとカレイが白い腹を見せながらテトラにほぼこすれるように上がってきた。よく見ると口が伸びているので針は唇に掛かっているようだ。意を決して抜き上げにかかるが、予想していた以上の重量であったためテトラの隙間に入ってしまう。道糸を緩めないようにしながら少し前のテトラに出て竿を沖向きに上げながら抜くとカレイが海面から持ち上がった。一気に抜き上げて安全な波止の上へ持って行く。一目で40upだとわかるマコガレイで検寸すると42センチを超えている。波止に横たわったカレイを見ながら「よくごぼう抜きできたなあ。」と今になって内心ヒヤヒヤしたが、今シーズン初の40upマコガレイに頬が緩む。猫に見守られながら血抜きして新聞紙に包んでクーラーに収める。

 潮はあまり動かないがカワハギ等のエサ取りは暗躍しているようで4本投げている竿の内2本の竿のエサはきれいに無くなっている。それでも満潮の潮止まり前後の時合に期待して手返しを続ける。時間はPM12時50分、竿先がグーンと入るアタリが出る。しばらく待ってアワセを入れるとグウンと魚が乗った感触。今度はタモを足元に置いて取り込みにかかる。最初の締め込みは良かったが後は以外とスムーズに上がってきたのはマコガレイの34センチ。皮肉なものでタモを用意するほどの獲物ではなかった。

 「よっしゃ今からじゃ!!」と気合が入ったが、定期船がこちらに向かっているという島内放送が聞こえてきた。遥か沖に波を被りながら白い船が近づいてくるのが見えたので慌てて道具を片付ける。そして帰りの定期船はまさしく潜水艦状態だったが、やっとの思いで長浜港へ到着。これからの時期はシケが多くなるため猫島への釣行は難しくなってくるが、その分40マコを仕留めた時の満足度が倍増するのである。

 

 
 

魚種 長寸 匹数
マコガレイ 44.5拓
マコガレイ 34.6拓
マコガレイ 32.8拓
タックル等(カレイ)
竿 シマノ Newスピンパワー425AX-T
リール シマノパワーエアロ10000
道糸 ナイロン5号
S氏作成R天秤32号
ハリス 7号
カットビッグサーフ15号2本針段差
エサ 本虫