2003.11.23 毛針の威力か?
*** 愛媛協会カレイ大会 *** 

 今年、クラブに入会したN口君は渓流釣りをたしなむため、いわゆるフライも手作りすると聞いていた。2ヶ月程前に今シーズンのカレイ釣り作戦を考えていた時、どうしても試してみたい事があった。それは「毛針作戦」で、ここ数年前からカレイに毛針が効くとの噂が耳に入っていたからだ。N口君にお願いして、誘導式の「毛」だけを40個程度作成してもらった。(もちろんお礼はした。)実は、数回前からのカレイ釣りで使用しており、その仕掛けのみで釣れたのではないが、今のところカレイボーズはない。もちろん、今回の愛媛協会カレイ大会にも毛針仕掛けを準備した。

 今回の大会はカレイ40cm以上を釣った人は1匹長寸、40cm以上は釣れなかったがランク物を釣った人は2匹長寸というルールである。色々と作戦を考えた結果、40cm以上も望め数も期待できそうということで安居島と決定した。

 朝5時30分に渡船基地を出船し、思っていたより高波でしぶきを被りながらも約30分で安居島に到着する。今回の同行者は2人で、この島に何度か釣行経験があるN崎君と初上陸のI城君。N崎君と私が入ろうとしていたポイントにはメバル釣りの人がいたが、話をしてみると「もう、しまう。」ということなので2手に分かれて仕掛け準備し、AM6時30分頃に第1投。水深があり、大潮なので投入した仕掛けはかなり流されるためリールに巻いた糸がどんどん出ていく。仕掛けの止まったところでアタリを待つという釣り方だ。

 2、3投してみたが餌の本虫はそのまま上がってくるので、エサ取りは少ないようだ。「これやったら本虫オンリーでいけるなあ。」とN崎君と話していたAM7時、対面で竿を出していたI城君が良型のカレイを上げるのが見える。ほぼ同時に隣でN崎君も竿を曲げている。「これはカレイじゃ。」と言いながらリールを巻いており、しばらくすると海中に茶色の影が見えてきた。「バッチあるんけえ。」と言いながら抜き上げて検寸してみると30cmを少し上回っていた。今が地合と思いながら仕掛けを打ち返すが私の竿は沈黙したままである。

 収まるはずだった風は予想に反して強くなり、沖の方は白波が立っている。島をまわり込んで時々、突風も吹き込んでくるようになった。早くも帰りが心配になってきて「これ、帰り大丈夫なんけえ。」と言いながら頻繁に沖合いの方が気になりはじめたAM8時15分頃、私のリールからドラグの音がする。結構長く音がしたので大物かと期待したが上がってきたのは31cm程のカレイで、本虫エサの毛針仕掛けに喰い付いていた。

 9時頃に他で釣っているクラブ員の様子を聞くと、カレイの顔は見ているものの型がイマイチで景気のいい話は聞こえてこない。私の案内で興居島のポイントへ入った瀬戸庵氏も「潮かぶりの荒業?」をしながら苦戦している模様である。ランク物でも35cm以上を揃えなければ上位入賞は難しいだろうなと思いながら懸命に打ち返しを続けていたAM9時30分頃、私の竿に「グイー。」と竿先を押え込むカレイ独特のアタリが出る。N崎君の「もう、乗っとらい。」の合図でアワセを入れるとそこそこの重量を感じる。巻き上げにかかると時々締め込みがくるのでカレイに間違いないと確信しながら海中を覗いていると、先にN崎君が「カレイじゃ。ふとい!」と言っている。N崎君にタモを入れてもらい検寸してみると37cm程度で、これも段差仕掛けの毛針のほうを喰っていた。一応ランク物2枚を揃えることができたので、後はサイズアップを狙うのみだ。

 潮は相変わらず速く、右へ左へ目まぐるしく変化する。風も収まる気配がない。釣り辛い状況だが打ち返しのペースはキープする。納竿まであと1時間の時点での釣果はN崎君がカレイ2枚、内ランク切れが1枚。I城君は朝のカレイ1枚。私はカレイ2枚に巻き上げ途中に釣れたエソ。皆、最後まであきらめずにビッグを狙って投げ続ける。するとAM11時30分頃、私の竿先に「コツン、コツン。」と小さなアタリが出る。「これはチヌっぽいなあ。」と思いながらアワセを入れると「グングン。」と締め込みがきた。強引に巻き上げると浮いてきたのは予想に反してカレイ。このえらく元気なカレイは検寸すると33cmで段差仕掛けの両方の針を飲み込んでいた。

 しばらくして、心配していた帰りの渡船が沖合いに見えたため慌てて納竿し、またまたしぶきを被りながら帰港する。そして検寸会場へ到着し、検寸してもらうと37.1cmと33.1cmであった。クラブ員も到着したので話を聞くと、皆ボウズは無かったもののランク物を2枚揃えた者が私を入れて2人。他の人は2〜3枚の釣果で1枚がランクで1枚がランク切れといったところであった。また、検寸会場で私が見た限りでの40cmUPは1枚で、他クラブの人達も強風に苦戦した模様であった。

今回釣れたカレイは全て毛針仕掛けに喰っていた。毛針に本当に効果があるのかどうかの確信は持てないが、色々と工夫をしてみることは大切なことだと思う。それにより人と違った釣果がでるとこれまた嬉しいものである。残りあと1ヵ月のカレイシーズンであるが、次回は違う色での毛針仕掛けを試してみるつもりである。

 

魚種 長寸 匹数
マコガレイ 38.1拓
マコガレイ 33.9拓
マコガレイ 32.0拓
エソ 49.6拓
エソ 41.4拓
タックル等(カレイ)
竿 シマノ スピンパワー425AX-T
リール シマノパワーエアロ10000
道糸 ナイロン5号
遊動天秤33号
ハリス 7号
丸セイゴ17号キングサーフ15号段差毛針仕掛け
エサ 本虫