2003.2.9 災い転じて・・・?
*** アイナメ自己記録ゲット ***

 
 伊予路に春を呼ぶといわれている椿祭りも本日が最終日。また、この時期が松山地方では一番寒い頃とも言われている。海の中も同様で瀬戸内で狙える魚といえばアイナメだろう。ということで今回は今治市沖合いに浮かぶ馬島へ釣行する。心配していた天気は現地に着くと風もなく絶好の釣り日和となりそうだ。そしてAM6時30分、波止浜港から渡船を利用して約15分で馬島の砂浜へ初上陸する。

 今回も同行者はクラブの同僚N崎君とN中君だ。浜の真ん中にN中君。右側にN崎君。そして私は浜左側へ入り、さっそく仕掛けの準備に取り掛かる。本日の仕掛けはアイナメ狙いであるため、根掛かりを覚悟して道糸5号にジェット天秤30号。ハリスは7号の短めハリスに針は丸セイゴの17号にエサは本虫とカメジャコを用意した。そして竿出しはAM7時。3本の竿を50メートル付近に投入していく。ここは沖に来島海峡の激流が走っているため、7、80メートル投げると仕掛けが本流に乗ってしまいどこまで流れるか分からない。試しに遠投してみると案の定仕掛けが止まらずに結局根掛かりしてしまう。やはり狙える範囲は50メートル以内ということだろう。

 AM7時30分頃、約50メートル隣に陣取ったN中君が重そうにリールを巻いている。注目しているとアイナメを抜き上げた。聞くと30センチくらいだと言っている。「やっぱりアイナメおるんやなあ。」と期待しながら釣るが、私の釣り座の前は水深も浅く、根掛かりも多く何か釣れそうな気がしない。小さなホゴが2匹釣れるが、針を飲んでなかった1匹は放流する。N崎君の所へ様子を見に行くと、食べごろサイズのホゴを4、5匹釣っている。朝一にチヌらしきアタリがあって針には乗ったが、手前の藻場に潜られてバラシがあったそうで、見ているとこちらの方が水深がありそうだ。「I丸さんの方は浅くて釣れそうにないんやったら、こっちの方に移動してこんけん。」ということでN崎君とN中君の間に入らせてもらうこととした。

 風もなく2月とは思えないほどの暖かさで、上着を脱いで釣りをする。しかし、アタリらしいアタリもなく淡々と時間が過ぎていく。N崎君の方はドラグが滑るアタリが連発するが、相手はカンダイらしく取り込むことができない。しかし、根掛かりに苦戦しながらもホゴはボツボツと釣り上げている。こちらは退屈でしょうがない。弁当も食べた昼過ぎにふと思いつく。3月にキャスティングの大会があるので練習することにした。キャスティングに使用する予定の竿のハリスを切り取り、いつもの投げ方で第1投。100メートルくらいは飛んだだろうか。するとN崎君も見に来て、「これこれこうで、錘は地面に付けて、うんぬん。」と見本を見せてくれる。そして、教えてもらった投げ方で投げてみる。「うーん。イマイチしっくりこんなあ。」と思いながら、よし、もう1投と意気込んでふりかぶって「せーの。」で投げる。その瞬間、バキッといやな音がしたと思ったら、視線の先には曲がった竿先とはるか右方向へ飛んでゆく錘。一瞬何が起こったのか分からなかったが、後ろで見ていた2人の大笑いの声で我にかえった。なんと竿先が折れてしまったのだ。ガックリを通り越して自分でもなぜか笑いが出てしまう。魚は釣れない、竿は折る・・・最悪だ。この時ばかりは、「馬島なんか二度と来んぞ。」と心の中で思った。

 「これは、まじめに釣りをしなさい。ということじゃわい。」と、落胆しながらもまじめに釣りを再開したPM1時20分。本虫で投入していた竿に不規則な動きが出る。グズングズンといったアタリの後にドラグからもジワジワと糸が出る。見ていたN崎君も「アタリやないん。」と言っている。しかし、向こうを見るとN中君が竿をさびいている。「そっちとからんどる?」と聞いたが、どうやら違うようだ。竿先を注視すると、ややモゾモゾしているようだが・・・。少々待って竿を手に取りアワセを入れるとドスンと何か乗ったようだ。どんどん巻く。N崎君は横で、「I丸さん首振りよる?」と聞いてくる。「おる。おる。」と答えながらもグリングリンといった感触が来る。なおも巻き続けると、沖合い10メートルあたりにバシャッと魚が浮き上がった。みると良型のアイナメで、そのまま一気に砂浜までずり上げる。砂まみれになった魚体だが30センチは悠に超えている。「I丸さん良かったなあ。おったなあ。」とN崎君と握手し、検寸してみると38センチ弱といったところだ。久しぶりに見る大型のアイナメで感激する。
私自身、クラブに入って初のアイナメAランクゲットということとなった。

 その後、2匹目のドジョウを狙って投げ返したがアタリもなく、納竿時間のPM2時40分となったため竿をたたむ。昔はよく釣れていたアイナメもここ数年は卵がイソベラ等に食べられるそうで数が減ってきているという噂を耳にする。しまなみの海底にはまだまだ大型のアイナメが潜んでいるのだろうか。今回の釣行で居るのは分かったので、また、狙ってみる価値のありそうなポイントであることは間違いなさそうである。

魚種 長寸 匹数
アイナメ 39.1拓
タックル等
竿 シマノ スピンパワー425AX-T
リール シマノパワーエアロ10000
道糸 ナイロン5号
ジェット天秤30号
ハリス 7号
丸せいご17号
エサ 本虫