2002.08.17 8回裏の決勝ホームラン!
*** 真鯛自己記録更新 ***
甲子園の高校野球も真っ盛りの8月16日。今回は、お盆の宴席の酒の肴を釣りに今出の一文字へ狙いを定める。目的の魚種は真鯛、キス、アコウ+雑魚で、2週間前の同じ潮でクラブのN崎君が真鯛の良型をゲットしているためだ。N崎君からたっぷりと情報を仕入れ、餌も鯛虫、チロリ、コウジに本虫、青虫を用意する。毎回のことながら高級魚が買える餌代だが、大物が釣れた時の感激は他にはかえ難いものがある。
本日は釣友3人(H田君、N矢君、N口君)と同行。ポイントとしては定員オーバー気味であるが、ワイワイガヤガヤ賑やかな釣りもいいだろう。思い出してみると今出一文字は7、8年前の5月頃に3年程通ったことがあるが色々な魚種が釣れて丸ボウズということはまずありえない。しかし、非常に潮流が早い所であるため小潮廻りでないと釣りにならない。また、砂地にシモリが点在しているため、投げる距離や方向により根掛かりも頻発するかなりハードなポイントである。PM3時過ぎに黒岩渡船基地を出発し、約20分で到着。幸い、さすがにこの暑さなので先客はいない。PM4時前には2本の竿に小物釣り仕掛けを準備し釣りを開始するが、風がほとんど無くめちゃくちゃ暑くて汗が止まらない。持参したウーロン茶のボトルを早くも1本飲み干し、残り2本で足りるかなあ。と心配しながらも明るいうちは雑魚釣りに精を出す。ここでは定番のトラハゼや、結構いいアタリがありカワハギもパラパラと釣れる。隣に陣取った友人もトラハゼをダブルで釣り上げている。そのうち期待の夕まずめがやってきた。
4本の竿を全て大物仕掛けに変更し、エサも鯛虫、チロリを付け遠、中、近と引き潮に乗せて流し込む。N崎君からも電話があり、「チャンスは夕まずめと朝まづめと潮止まりの3回ですから、頑張って下さい。」と激励され気合を入れる。
そして、だいぶん薄暗くなってきたPM6時55分。鯛虫で投入していた竿先にコンコンとアタリが出る。すかさず合わすと何やら乗ったが大した魚ではない。時々、頭を振る感触を楽しみながら巻き上げるとクロダイの35cm級がお目見えする。1回目のチャンスはなんとかものにできたが色が違う。野球でいうなら先制のスクイズ成功といったところか。2回目のチャンスと思われる干潮の潮止まりはPM9時頃なので「よっしゃ、これからじゃ。」と再度、気合を入れ直して打ち返しを続けるが、アナゴや赤エイに手を焼かされる。特に2回目に掛けた赤エイは5分程度のやりとりであったが、大汗をかかされる程の大物であった。そうこうしているうちに2回目のチャンスは過ぎ去る。ヒットが出るも得点ならずだ。
ラジオのナイター中継も終了したPM9時過ぎ、ボケ餌で投入してすぐのN矢君のリールから「ジャッ。」と音がする。合わすと竿がかなりしなっている。「なんかわからんけど、魚は釣れとる。」と言いながらリールを巻く。そして暗闇の海面に魚が「バシャッ。」と浮き上がった。「アコウじゃ。」と誰かの声がする。一気に抜き上げると35cm程度のアコウ。見ていた3人から「やったなあ。うまそうやなあ。」と声が出る。本人も非常に嬉しそうだ。
その後はアナゴの猛襲に遭い、鯛虫の消費ペースが速くなる。残りの鯛虫と体力。そして、朝まづめのことも考えてPM11時頃には一旦竿を上げ休憩モードに入る。といってもマイ枕でないとなかなか眠れない私は横になってゴロゴロするのみ。日付も変わったAM1時頃からそよそよと涼しい風が吹いてウトウトしながらも、3回目のチャンスは朝まづめと満潮の潮止まりが重なるAM3時過ぎから5時頃までの2時間が勝負と自分に言い聞かせる。
そしてAM3時には2本の竿に鯛虫、残り2本の竿にチロリを付け釣り開始。三日月の明かりに若干照らされた海面はまだペターッとしている。投入した竿の道糸もほとんど流されていない。今が満潮の潮止まりなのでこれから引き潮が動き出した頃がチャンスと思われる。餌の点検をこまめにしながら打ち返しを続けていたAM4時ジャスト。H田君と一緒に座ってなんとなく竿を見ているときに波止先端左方向70mへ投入した竿に「ジャー。」とドラグの滑る音がする。確か鯛虫餌で投入していた竿だが鯛虫の頭付きでないほうだ。アタリのあった竿の所へ行き次の引き込みに期待するが、竿先はほとんど変化なく2回目のアタリも出ない。動く気配が無いので、内心「またエイか、極太アナゴかなあ。」と思いながらもドラグをしめて合わせを入れてみる。
すると、いきなりグーンと沖へ走りだした。すかさずリールのレバーを起こして逆回転させながら魚をいなす。その後、ジワジワと寄って来ながらも時々グングンと引きを感じる。が、昨夜釣った赤エイの引きとも似ている。2、3分ぐらいやりとりしただろうか。魚は波止の真下まで寄って来た。N矢君がタモを構えている。するとライトに照らされた海面下2mくらいに白い魚が見えてきた。H田君が「タイじゃ。」と叫ぶ。そのまま慎重にリールを巻くとかなり良型の真鯛が海面に浮いてきた。「頭からすくってよ。」と言いながらタモに誘導。そして見事キャッチ。波止に上げて検寸してみると60cmを超えている。青紫のアイシャドウもきれいな瀬戸内の天然真鯛だ。まわりのみんな(3人しかいないが)からも「やったなあ。」と声が出る。私も「やったあ。」と声が出る。狙った魚が狙った時間に狙ったポイントで釣れた。N崎君の言っていた3回のチャンスのうちなんとか1回ものにできた。そして自己記録更新のおまけもついて、気分は8回裏に決勝ホームランを打った気分だ。
その後も2匹目のドジョウを狙って打ち返しを続けるが明るくなるまでノーヒット。9回は何事もなく終了し、迎えの渡船がAM7時であったためAM6時30分に納竿。結局、お持ち帰りはカワハギ4(バッチ1)、カサゴ、クロダイ、真鯛となりクーラーが肩に食い込む重さも気にならない満足のいく釣行となった。
| 魚種 | 長寸 | 匹数 |
| マダイ | 64.2拓 | 1 |
| クロダイ | 37.2拓 | 1 |
| カワハギ | 26.3拓他 | 4 |