第五回忌録「偶蹄目のカニバリズム」
冒険の末、誓いの石碑を見ることができたトーマスたちはまたも一時帰宅。
せっかく自室に戻ったので、前回手に入れた「テシュロンカード」を使用してみることにしました。仲間を探しに行く手間が省けて随分便利になりそうです。
連れていきたい仲間を選んで……これで外に出れば、望みの仲間が家の前で待っていてくれるという寸法ですね。
ところが表に出ようとすると、父上に突然呼び止められました。
父「彼……お前の友達か?(不審そうに)」
ライト「やあ、トーマス君。なかなか良い家に住んでいるね。」
キターーー(゜∀ ゜)ーーーー!!!!!(←某巨大掲示板風に)
良い家に住んでで悪いかこのブルジョワ階級めが!!!!
(↑もう少し素直な喜び方をしてください)
ということで、ライトクロスと一緒に闘技場へ出掛けたトーマス。彼はどうやら、友人であるトーマスに『正義の心得』を伝授してくれる様子。
心得ですか。一体どんな演説を聞かせてくれるのでしょう? と思いきや。
(よろけるところまで忠実に再現)
なんスかそれ。
ライト「正義は形が全てだ! このポーズを完璧にマスターしてこそ、真の正義の使者といえよう。……さあ、ぼーっとしていないで、君もやりたまえ。」
こんな年端もいかない少年に偏った思想を植え付けたオタンコナスはどこのどいつですか。
やりばのない怒りにうち震える当方の心をよそに、友達思いの優しいトーマス君、ちゃんと彼の真似をして、正義のポーズを練習し始めました。なんと健気な慈愛の心でしょうか。
ライト「そう! いや、違う! もっと足を上げて!!」
なぜそんなことばかりに熱意を。
特訓で気持ちよく一汗かいたライトクロスはふと気がゆるんだのか、彼らしくないことを口にしました。
ライト「その……君は、マチスを知ってるね?」
知ってるも何もお前じゃないですか。(←前途ある若者をイビらないでください)
いきなり何なのでしょう。もしかして「……か、彼のことをどう思う?」とか聞いてみたくてしょうがないんでしょうか、この純情エクスプレスめ! そんなこと聞いてみろ、うちのトーマスは変態だから「あのツンツンとんがった後ろ頭と華奢なうなじを見るたびに辛抱たまらなくなります」とか答えるぞ! 本気で答えるぞ!!!(←変態なのはお前だよ)
ライト「マチスは恥ずかしがり屋で……なかなか本心を口に出せないのが、け、欠点なのだが……彼にはそれを補って余りある長所があるはずだ」
そういう事を自分で言う人は恥ずかしがり屋とは言わないような気がしますが、さりげなく妹のカノーネを「生意気だが本当はいい子なんだ」とフォローするあたり、なかなか良いお兄ちゃんのようです。
彼の意外な一面をかいま見ることができて大いに萌えを満足させる当方。というか狂喜しながら台詞を一言も漏らさず書き写している時点でもはや人間のクズですか。その通りですね。
さて、ライトクロスとの友情の絆をより一層(悪い方向に)深めたトーマスは、街の人々から気がかりな噂を耳にします。なんとあの強気なお嬢さま・セリエが、今朝から行方知れずになっているとか……
テシュロンカードを使って呼び出してみても、なるほど確かに彼女はやってきません。一体セリエの身に何が起こっているのでしょうか?
捜索を続ける一行に、下水道の門番をしていたカノーネから驚くべき情報が。どうも彼女はひとりで街の外へ出かけ、魔物たちに連れ去られてしまったようなのです。
仲間のピンチとあれば助けるのが正義の使者のつとめ。今回は火魔法使いのクルミとオーク語の得意なラスティンを加え、早速殴り込みをかけることにしました。目指すはオークの住処と噂される、リムリッド砦の地下遺跡です。
入口にいた見張りのオークは、幸いなことに居眠りをしているようです。起こさないようにそーっと通り過ぎれば、やり過ごすことができそうですね。
ところが。
クルミ「きゃっ!」
クルミが緊張のあまり転んでしまいました。一行、物音に起きてしまったオークと戦闘する羽目に。お約束にもほどがあります。
そしてこの後「もしかして他のメンバーも転ぶのだろうか」と考え、わざわざメンバーを入れ替えてライトクロスを転ばせようとした当方は変態にもほどがあります。
幸い、面倒な騒ぎは最初の一件で済みました。
「人間の行商人」という方便でオークたちと接触したラスティンが、次々と有益な情報を入手してくれております。それによると、やはりセリエは砦の牢屋に幽閉されていました。
理由はなんと食糧にするため。オークたちのボスが「人間の子供は美味である」というイカレトンチキな噂を真に受けてしまったのだそうです。
このままではセリエがブタの夕飯にされてしまう! 動揺するトーマスたち。
部屋に置いてある金貨や宝を堂々とちょろまかしつつ(←全然余裕じゃねえか)牢屋を探して通路を探索してみると、怪しげな扉が3つ見つかりました。
ひとつはオークの番人に守られており、ひとつは武器庫とおぼしき場所で、暗号ロックがされている様子。最後のひとつは……なんと、解呪のエキスパート・ラルクでも解けない強力な封印がかかっています。
厄介そうなところは後回しにして、まずは扉の番人を攻めてみましょう。番をしながら半分寝ぼけているこのオーク、どうやら仕事を放り出して、早いところ食事にありつきたいようです。
オークの料理長・ンギリ氏に食事を作ってもらったトーマスたちは、それを使って番人を追い払うことに成功。果たして扉の奥には、牢屋に閉じこめられたセリエの姿がありました。
ただし、牢番のヌルさに反して牢屋の鍵は頑丈です。オークのボスが持っているという鍵を使わないと、セリエを助けるのは無理なようですね。
そこで今度は武器庫の暗号ロックに挑戦。といっても、扉の前で合言葉を唱えれば解けてしまう簡単な造りです。合言葉の鍵もオークたちから簡単に入手できましたし、この部屋にはあまり大したものはなさそうですね。
オークのボス「どうだお前たち、この剣はスゴいダロォ〜」
部下「ハイ! ボスのコレクションは世界一っス!!」
おった!!!
こんなセンスのかけらもない仕掛けの奥にボスがおった!!!!(失礼な)
ボスのくせに倉庫で部下とダベっているとは何事か!
トーマス怒りの大雪斬が炸裂します。ライトクロスと熱い友情を育んだ彼は、友情パワーによって新しい必殺技を修得していたのです(実話)。
あっけなくオークたちを倒し、牢屋の鍵を手に入れてセリエの元へ。
助け出された彼女は不思議なことを口にします。なんと、あの「誓いの石碑」からトーマスを呼ぶ声がしたので、気になって石碑を見に来たところを捕まってしまったのだとか。
普段はなにかとトーマスを「おバカ!」と子供扱いしている彼女ですが、実は密かに気にかけてくれていたようです。……そんな彼女の頬には涙の跡が。こんなところに独りきりで閉じこめられて、さぞ心細かったことでしょう。
……待てよ?
もしかしてこのイベント、何かの条件で捕まるキャラクターが変わるんじゃないか? なにしろ目的名が「囚われの仲間を助け出す」だ。固有名詞でないのが怪しい。
ってことは、ライトクロス虜囚もありか!?(←貴方腐りすぎです)
「実は、あの石版からトーマスを呼ぶ声が聞こえたのだ」
「呼ばれてたのはトーマスなんでしょ? どうしてライトクロスが行くの? もしかして……」
「ち、違う! そんなんではない!」
と、狼狽するライトクロスや。
「……あっ、ライトクロス、もしかして……泣いてたの?」
「フッ、バカな! この私が泣くわけなどなかろう!」
と、涙の跡を仮面で必死に隠そうとするライトクロスが。
それはもうふんだんに見られちゃったりするわけなんですネ!!??(吐血)
その後「友情度の二番目に高い仲間が怪しい」「主人公の名前によって変わるのだろうか」と様々な実験を試みた結果、このイベントで捕まるのは「石碑イベント終了時に最も友情度の高かった女の子の仲間」であることが判明し、当方、一気に鬱。
……差別だ……これは明らかに男女差別だ……訴えられてしかるべきだヨ……(血涙)
■■■■目的「囚われの仲間を助け出す」■■■■
特技別最短攻略メンバー:クルミ/シルバ(火の玉)+
ティナ/サヤ(カギ開け)+
ラスティン/デミ(オーク語)
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