──第十一日目・その弐(ルック編開始〜終了)
美青年攻撃の構成人員はフッチとフランツとフレッドですか……
星より明るくスリーエフ(※1)って感じですね、ハハ……(←何か文句があるのか) トランの最終兵器にして対ボス戦の要、地上最強の竜騎兵であらせられるフッチ様は強いからともかくとして、フランツとフレッドですか(←だからどんな文句が)。てっきり誉れ高き方々の2名かと思ってたんですが。やはりフリックが引退したのがいけなかったのだろうか。 ……いえフランツ好きですよ。ギチギチギチギチ言ってる虫のせいでだいぶ影が薄い彼ですが。フレッドも好きですよ。あそこまで筋金入りのバカだとは思いもよりませんでしたが。バカな子ほど可愛いとは良く言ったものですネ!(全くフォローになっていません。) そんな余談を冒頭に持ってきたのは、とうとう攻略サイト様のお力をお借りして、色々と自力では気付かなかった新事実を発見したためであります。 カンニングの甲斐あって、遂に108星を全員発見すると見られるラストシナリオ、ルック編が登場しました。 このルック編では、本編で語られなかったルックサイドの物語が、ほぼダイジェストといったかたちで語られていきます。ルックがレックナート(※2)に離反する場面から始まり、彼がユーバー・セラ・アルベルトと共に各地で行っていた悪事(身も蓋もない発言)を、プレイヤーサイドでも体験できる趣向になっているのですね。 まずは大空洞。グラスランドとゼクセンの間に亀裂を生じさせるため、ルック一行はリザードクランへ向かいます。 おっと、早速パラメータを確認できるようになっていますね。あれだけ当方を苦しめた憎き奴らですから、さぞかし圧倒的な強さなのに違いありません。 ルック/レベル40 弱ッ!!! そりゃああのトーマスとは比較にもなりませんが、それにしたってボス戦の理不尽な強さと比較すると、あまりにも意外なレベルです。てっきりレベルは74ぐらいで、レベル4魔法の使用回数も5回ぐらいになってるんじゃないかと踏んでいたのに。 しかし、魔法の威力はさすがに最終ボスの貫禄です。幻術でクリス率いるゼクセン騎士団になりすましたルック様、真なる風の紋章のレベル1魔法でアッサリとリザード戦士を殲滅。ついでにゲド一行も殲滅。 ところがなぜか戦闘終了後には、HPを上回る大ダメージを受けたはずのゲド先生がピンピンしています。そういえばこのシーンのクリス、ゲド編で倒しちゃった覚えがあるなあ。どうやって倒したのか自分でもよく覚えていません。 人々の怒りを増幅させる術を仕掛けたり弱いものいじめをしたり邪魔をしたりと、しばらく悪者ライフを満喫していた(していません)ルック様ご一行。 ルビークの街では下々の者と気さくにお言葉を交わされ、ショッピングや学術指導の授業を存分に楽しまれたご様子です。その傍らで無駄と知りながら交易に手を出してみるなど、さりげなくヤンチャな一面をお見せになる一幕も。 そんな温厚なお人柄は地方を越えて口伝えられているのか、カレリアの街ではお出迎え役の子供からチャーハンのレシピをプレゼントされるという意外な出来事が。この「不意打ち」には、ルック様も大変にお喜びの様子でいらっしゃいました。こんなもん今さら貰ったところで使いようもないけどナ!! カレリアの街で、彼らは真なる炎の紋章の隠し場所・炎の英雄が眠る地をついに突き止めます。紋章を手にするため、洞窟へ足を踏み入れるルック一行。 ……えっ? 歩いていかなくちゃいけないんですか? 悪者のくせに? しかもしっかり敵が出てきます。運の値が低すぎるせいか、逃げるのに失敗してばかりで悪役のメンツ丸つぶれです。魔物を喚べるなら自分を襲わせなくするぐらいの魔術も身につけておいてくださいヨ!! しかも、調子に乗って宝箱を守っているエムプーサに喧嘩を売ったら全滅しました。っていうかむしろここで彼らが全滅してしまえば世界は晴れて安泰ですか? セラさんは儀式の地で同じ魔物を変なゾンビと一緒に2体も召喚していた気がするのですが、その1匹に3人掛かりで勝てないのはちょっとどうかと思います。 そんなウッカリな彼らが、ゲド先生から真なる火の紋章を強奪できるわけもなく(←誰のせいだよ)、続く真なる水の紋章もクリスの手に渡ってしまいました。 やむをえずルック様、予定を変更して真なる土の紋章を最初に奪うべく、ハルモニアの宮殿へ向かいます。 ササライに自分たちの出生の秘密を明かして揺さぶりをかけた彼は、まんまと土の紋章を奪い取ることに成功。 この秘密はなかなかにショッキングです。ルックファンの方にはさらにつらい内容なのではないでしょうか。こんなシリアスなシーンでヒクサクの思い通りに行けば27人のルック天国になるわけか、などとアホなことを考えていた当方は、いい加減本当に人間失格です。 この後は主役三人からの紋章奪取、儀式の地での戦いと急速にイベントが進行し、本編の筋書き通り、ルックの戦いは敗北というかたちで終わりを迎えます。最後まで彼に付き従ったセラの存在が、ルックにとってせめてもの心の救いになったと信じたいものです。 それにしても、これで本当にルックが幻想水滸伝の舞台を降りてしまったのだなあと考えると、何やら不思議な感慨と寂しさを覚えます。フレッドからマクシミリアンの訃報を聞いたときにも同じようなことを思いましたが、それは言わぬが華でしょうか。 ともあれこれにて、プレイ日記はひとまずの完結となります。 クソ長い文字をここまで頑張って読んで下さった皆様、本当にお疲れさまでした。 ありがとうございます。 (←11日目に戻る)
《クリア後の補足》 ルック編なのにこれだけヘッポコ続きのプレイ内容で、いい加減いつ彼のファンに刺し殺されてもおかしくない今日この頃。 結局この章でもユーバーが行動を共にしていた理由や、セラが持っていた能力の正体については語られませんでしたね。ユーバーは単純に、ルックの計画が面白そうだったから仲間入りしただけなのでしょうか。ああ、居ますもんね、そういう大学生。(←ユーバーファンまで敵に回さないでください) ところでルックとササライがヒクサクを模したホムンクルスだったということは、彼らは生まれつきあの姿のまま30年生きてきたことになるのでしょうか? それにしちゃイラストを見た感じでは、1→2の間にきちんと年を取っている印象があるのですが……真の紋章を付けていても、ある一定の年齢までは不老の効果が現れない、ってのもムシのいい話ですしねぇ……。 もしかしてアレですか。「老化」と「成長」は別って奴ですか。ヒューゴはもう数年セーフだけどクリスはアウトですか。……イター!! 自分で言っといて自分に大ダメージだ!! | ||