──第九日目(ゲド編四章開始〜本拠地)
遂に炎の英雄のもとへたどりついたヒューゴ・クリス・ゲドの三人。しかし、英雄が居住していたとおぼしき室内には、彼の服と棍が残されているだけ……
なんと炎の英雄は、恋人と同じ時間の流れを生きるために真の紋章を手放し、既に寿命を終えてしまっていたのでした。 ……やっぱりロビンなんて付けなきゃ良かった……(大後悔) 「かまいたちの夜」(※1)の恋人キャラに好きな子の名前を入れたら彼女に殺されるエンディングを迎えてしまった中学生は、きっとこんな気分だったのでしょうネ……。 炎の英雄は、真の炎の紋章を、三人のうちの誰かが受け継ぐことになると予見し、この地に紋章を封印していました。 思いがけず三人は、そしてプレイヤーは選択を迫られます。炎の英雄の後継者となるのは、誰なのか……。 そりゃもちろんゲド先生でしょう。(即決) ただでさえ強いゲドに真の紋章が二つもついてたら最強だぜイヤッホウ 真の紋章によってもたらされる不老不死。その悲しい運命を、これ以上多くの人間に背負わせるわけにはいきません。 ゲド「うっ……こ、この痛みは……!!」 ところが、紋章を受け継いだ途端、急に右手を押さえて苦しむゲド先生。ど、どうしちゃったんですか? まさか拒絶反応ですか!? ……ガーン!!! 真の雷の紋章がヒューゴに移っちゃったヨ!!!! ゲド「おれが炎の紋章を受け継いだことで、雷の紋章が新しい持ち主を欲したようだな。」 冷静に分析してる場合じゃありませんよ貴方!! カラヤクランの次期頭領がとばっちりで不老不死ですヨ!? ルシア母さんに殺されますよ!! どうしてくれるんですかゲド先生!! ヒューゴ、可哀想ランキング一気に上位入賞。立ち位置の差でかろうじて救われたクリス。ヒューゴもゲドの右にさえ立ってなければ、こんな不幸な目に遭わなかったかもしれないのにネ……。 そんな彼らの前にまたしても、仮面の男率いる最強お邪魔集団が登場、真の炎の紋章を奪おうと襲いかかってきました。 なまじ炎の紋章を受け継いでしまったため、ゲドの魔法詠唱時間が従来の2.5倍(当社比)と大幅に伸びてしまっています。ゲド先生、50年越しの友情と引き替えに弱体化。ヒューゴはレベル3魔法までしか使えないし、もうジョルディ大ピンチですよ(←いや、居ないから。ジョー軍曹。) 例によってあっさり敗北(どうせ負けるので戦う気力皆無)。紋章に残されていた炎の英雄の遺志により、なんとか炎の紋章は奪われずに済みました。 ところが、仮面の男の去り際を見届けるかのように、チシャの村を襲ったハルモニア正規軍の一斉攻撃。過去の怨讐を捨てきれないグラスランドとゼクセンの両軍は、圧倒的な数の差を前に統制を失い、潰走。遂にブラス城まで追い詰められたところで、シーザーが自らの素性を明かし、ハルモニアへの対抗策として近隣諸国一帯の団結を提案します。 シーザーはやっぱりシルバーバーグ家(※2)の末裔でしたか。レオンの孫ということでしたが、あのオッサン世捨て人のふりしてチャッカリやることはやってたんですね(←下品なツッコミはやめてください)。 そして、真の雷の紋章を宿してから50年。ずっと運命から目を背け続けてきたゲドは、遂に信じるもののために戦うことを決意。戦意を失った人々の前で、炎の英雄の意志を継ぐことを高らかに宣言します。 ゲド「ゼクセンもグラスランドもない! この地を愛する全ての戦士が共に戦うことに、どんな不思議があろうか!!」 スゲー!!! ゲド先生がこんなにアジり上手だなんて思いませんでしたヨ!? 思わず真・女神転生のゴトウ(※3)が乗り移っちゃったのかと思ったゼ!!! ……と感激していたら、急に選択肢が出てきました。 →「ロビンの名を引き継ぐ」 「炎の英雄の志を引き継ぐ」 ……何コレ? 冗談のつもりで「名を引き継ぐ」を選択したら、本当にメッセージウインドウのゲドの名前がロビンに変わってしまいました。ガーン!! あはははははは!!!!! シーザーが早速当然のように「準備は済んだかい、ロビン?」なんて言ってますヨ! バーカ!!! ひとしきり笑った後でリセット。 当方の気紛れで危うく最高に似合わない名前に改名させられるところだったゲドは、対ハルモニア連合軍「炎の運び手」のリーダーとなります。ビュッデヒュッケ城を使っても良いと言うトーマスの申し出により、連合軍の本拠地も新たに決定。 そして、遂に約束の石版が登場しました。やった!! さあ、一体誰がどの星なんだ……? 天魁星・トーマス。 よりによってお前かよ!!! いやあ、まさかシリーズ3作目にして、ここまで原作に忠実な天魁星が出てこようとは想像もつきませんでしたネ……。コイツはどう出世しても天堽星(※4)(※レパントとリドリーの星)がせいぜいだと思ってたら……。(灯) ナッシュが天速星だったので、今作にはスタリオン(※5)が出てこないのかとちょっとガッカリしたり(好きだったんかい)、てっきり天孤星(元ビクトール(※6))だと思ってたエッジが天暗星(元フリック(※7))だったのに裏を感じたり、ルシアが天威星でユーバーが居るのにペシュメルガ(※8)は出てこないのか!? と不安になったり、一応の幻水プレイヤーとしてはおなじみの感慨にふけったところで、とりあえず本筋のストーリーは(プレイヤーの判断で)一時中断。本格的な108星捜しの旅に出発です。 ところで、やっぱり天猛星と天奇星だったボルスとパーシヴァルが、相部屋で二人っきりにされているのは何かの策略ですか。……気のせいですか、そうですか。
《クリア後の補足》 いろいろな意味で後悔しきりだった章でした。火魔法の詠唱時間の長さを見たときには本気でやり直そうかと思ったのですが、これも一種のネタと割り切ってあえてイバラの道へ進んだ覚えがあります。 そもそも強制メンバーが6名で固定されているので、ゲド編ではフリーの108星をパーティに入れられないんですよね。それなのにどんどん仲間をスカウトしてしまい、他の2編で散々人材の不足に泣かされる始末。……やっぱりゲド編は最後に進めるのが推奨というわけですかネ……。 | ||