幻想水滸伝3プレイ日記
▲プレイ日記トップ▲
)| )|
1011)|

【第8話】英雄の資質 〜少年は美形のアヒルと共に〜
──第八日目(ヒューゴ編三章開始〜終了)

 前章のプレイ日記で、ヒューゴたちがビュッデヒュッケ城へ向かった理由に「力を借りるため」というまるっきりなデタラメを記していましたが、本当は「城が炎の運び手の隠れ家かもしれないため」でした。皆さんには、いくらうろ覚えだからといっても、堂々とストーリー内容を捏造するような恥ずかしい大人にはなってもらいたくないものですネ!(←悪い見本の筆頭)
 それにしても当方は未だに、ヒューゴの名前をティーダ(※1)と打ち間違えそうになります。



 前述の通りビュッデヒュッケ城(※当方の中ではヤーマス城)へ向かったヒューゴ一行は、トーマス編の第一の山場だった、地上げの現場に遭遇します。追われる身のヒューゴたちをかくまってしまったことで、トーマスたちはますます苦しい立場に追い込まれますが、当の逃亡者一行は我が物顔で露天風呂に浸かったり石像の間へ勝手に呪い人形を並べたりと、貧乏なりに大変優雅な滞在生活を楽しんでおりました。

 ついでに「軍曹」がファミリーネームではないかという常々からの疑惑を晴らすため、キッドにジョー軍曹の調査を依頼したのですが、彼がアヒル一族の中では相当な男前であることが発覚したのみに終わりました。人間で言うとジャックにあたるキャラなわけですね。カッコイイ! 無駄にカッコイイよ軍曹!!



 さて、ヒューゴにとってゼクセン人は親友を殺した憎むべき仇。トーマスが何故グラスランド人に力を貸すのかが理解できず、彼はその理由を直接トーマスに尋ねようとします。ところが。

 トーマス「ごめん、今ちょっと忙しいんだ。」

 ……ヤロウ、トーマスのくせに生意気な!!!(※2)
 (↑かくまってくれている人に向かってそういうことを思いますか普通)

 何としてでも聞き出してやろうとしばらくストーカー活動に励んだものの、やはりトーマスは明日の戦いの準備で多忙な様子。夜更けに再び彼を訪ね、ヒューゴはトーマスもまた、グラスランドの盗賊団によって母を殺されたことを知ります。
 ずっとヘッポコなお坊っちゃんだとばかり思っていたら、非行に走らないのが不思議なほどの苦労を背負ってきていたのですね。なんという芯の強いお子だ……(涙)。



 翌日、たまたま城を訪ねていた軍師、アップルとシーザーの計略によって、ヒューゴたちは城を脱出することに成功。二人からチシャの村がハルモニアに襲われると聞いた彼らは、ブラス城で出会った蛮族の巨漢・ハレックと自由騎士連合の剣士・ムーアを伴って、チシャへ出発します。

 余談ですがジョー軍曹の本名がジョルディだったことに衝撃を禁じ得ません。
 無駄な格好良さという点であれば、フレッドなど足元にも及ばない軍曹です。

 一刻を争う村の危機に寄り道をしようという浅ましい根性に天罰が下ったのか、山道でゴーレムにギッタンギッタンに叩きのめされたのち(それでもカレリアには行く)、コックのメイミを仲間に加え、チシャの村へ到着しました。

 早くも村では戦闘が始まっています。チシャに助力している剣士の一団は……クリスでした。そう、サポートメンバーにマイクを入れている(※当方のプレイデータ限定)クリスです。いいなオイこんちきしょう。おたくのメガネ、うちのテンション低い料理人と交換してくれよ。アヒル軍曹ぐらいしか潤いが無くて弱ってるんだよ(←ジョーに潤いを見出していたのかお前は)。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 仇であるクリスに協力することを拒んだヒューゴ。彼女たちは村を出てアルマ・キナンに向かうらしく、本格的にやってくるハルモニア軍は、ヒューゴたちがなんとか退けなければなりません。

 アップルが、戦わずしてハルモニアを退ける秘策を考えている様子です。おお、堂々とササライ率いるハルモニア軍の本陣へ向かっていきました。一体どんな作戦が!?

 アップル「教えたとおり頼むわよ、ヒューゴ。」
 ヒューゴ「おれが炎の英雄、ロビンだ。」

 50年前に炎の英雄が結んだ不可侵条約を使おうという段取りらしいですが、なんか早くも作戦が破綻し始めているのは気のせいでしょうか。思いっきりカラヤ丸出しの小僧を変装もさせんと炎の英雄と言い張る自信は一体どこから? それ以前にアップルさんはどうしてそこでヒューゴを本名で呼びますか? 軍師のくせにいきなり失言ですか?

 ササライ「では、君が炎の英雄だという証拠を見せてください。」
 ヒューゴ・アップル「うっ…………

 そんな基本的なところで言葉に詰まりますか!! 証拠の提示を求められることぐらい考えに入れておいてくださいヨ!!

 しかし、ヒューゴがササライに一騎打ちを挑んで力を示し、なんとかハルモニアを撤退させることに成功。本当に心の広いハルモニア軍です。



 「炎の英雄にグラスランドを助けてもらいたい」という一心でチシャを訪れたはずのヒューゴは、戦いの中で次第に「炎の英雄に会って、どうしたら皆を救う人間になれるかを教わりたい」という、英雄に相応しい心を身につけはじめていました。
 ついにチシャの長から英雄にまみえる資格を認められ、彼もまた、炎の英雄が待つ地を訪れます。

 これでいよいよ全員の章が終了。果たしてどんなかたちの出会いが、彼らを待っているのでしょうか?


 用語解説  1)ティーダ……国民的RPG「Final FantasyX」の主人公。エディプス・コンプレックス気味の体育会系。
2)トーマスのくせに生意気な……某藤子漫画のいじめっ子の口癖として有名。これほどまでに他人の人格を否定した罵り言葉も珍しい。


《クリア後の補足》
 すっかり書き忘れていましたが、チシャの村で戦いが終わった後、みんなで勝利の宴を開くんですよね。軍曹の酒癖の悪さが印象的でした。あばれ軍曹二日酔いという意味不明の単語が不意に脳裏をよぎったほどです。
 そんなジョルディ、のちにキッド探偵の調査によって、実は妻子持ちのバツイチであることが判明。初登場時には、ヒューゴよりちょっと年上のガキ大将みたいなもんかとばかり思っていたのですが……アヒルの年齢なんかわかんねえよなあ、普通。

)| )| 1011)|


↓トップへ戻るフレームありフレームなし
Kaiketsudoh Honpo: Shigen Harubara (Storekeeper)
harubara@cmail.plala.or.jp