幻想水滸伝3プレイ日記
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【第4話・前編】美しい世界 〜ヘッポコ城主奮闘編〜
──第四日目(トーマス編一章二頭山〜二章終了)

ビネ・デル・ゼクセの子供に「お兄ちゃん、もやしに似てるね」と蔑まれながらも、新米城主として東奔西走する我らがトーマス。
 いよいよ本格的な住民捜しに着手するためか、行動範囲が一気に広がりました。ダック村とイクセの村が新しく表示されて嬉しさ倍増です。この村はゲド編にまだ登場してないからなぁ。

 早速イクセで仲間をスカウトし、意気揚々と城に戻ってみると、何やら騒ぎが発生している様子。アイクがここしばらく姿を見せないのだとか。

 ところでアイクって誰でしたっけ。(殴)

 ああ、あの新宿中央公園殺人事件(※1)に出て来そうな顔の司書さんですね。思い出しました。
 城の地下で読書をしていた彼を発見したところで、第一章が終了。

 エレベーターでしか行けない地下の部屋に、何故エレベーターが故障している時からアイクが出入りできたのかという疑問の答えには、「絵が上手い人もいれば、走るのが得意な人もいるでしょう。僕の場合もそれと同じですよ」という、ケイオス(@ゼノサーガ)(※2)の台詞が何より相応しいと思います。



◆ ◆ ◆ ◆ ◆


 そんなわけで第二章を開始。ひきつづき108星を漁るため、探索を開始します。  まずは、イクセの村を再度訪問。……ああ何だか偉そうな方がいらっしゃいました。ゼクセンの評議会議員のようですね。兵隊なんか連れていてイヤな感じです。まさかうちの城に手を出すつもりなんじゃないでしょうか。

 議員「この辺りに、ビュッデヒュッケという城はないかね?」

 トーマス「そんな城知りません。」

 これも城内の平和を守るためです。(何をぬけぬけと)

 村の中で何人かの108星候補とコンタクト。うち一人の即スカウトに成功し、いい気分で道具屋へ向かいます。確かここの道具屋は「バラの胸飾り」を売っているんだったな……

 道具屋「おお……貴方、素晴らしい紳士っぷりでいらっしゃる……」

 よりによってヤバイ系の108星の方でした。とりあえず仲間に誘ってみます。

 道具屋「貴方の紳士ぶりは申し分ありません。……しかし、お連れになっている方が……」

 よくわかりませんがどうも不服のようです。他人の友人の悪口を言うのは紳士的な態度とは言いかねるのではないでしょうか、と思いましたが、どうやら彼を仲間にするには、紳士的な仲間を連れていなければいけないようです。

 オッケイ! 貴方の同類を連れてくれば良いんだネ!?

 即座にバラの胸飾りをなけなしの金で購入、オーギュスタンを仲間に入れて話しかけると。

 道具屋「申し訳ありませんが、紳士とは、男性をさしてそう呼ぶのでございます。」

 ……えっ? 彼でもダメ?? こんなに紳士的じゃありませんか?(←根本的に紳士の意味を誤解している)
 もしやと思って本拠地でセシルとメルを外し、男性だけのパーティで話し掛けたところ。

 道具屋「……なんという紳士的な方々だ……!!」

 半裸の爺さん(※3)でも昼寝が趣味のアンニュイな青年でも、男なら何でも良いんですか貴方。

 ダック村や北の洞窟まで足を伸ばして暴れているうちに、以前は貧弱な男の見本だったトーマス君はレベル19まで成長。北の洞窟で宝箱を手に入れたおかげで、ザルのようだった装備もようやく見られるものに交換することができました。



 ところが、帰った途端に件の評議会議員が城へ押し掛けて来ました。チキショウ自力で辿り着きやがったか。城の前にカズラーでも大量に仕掛けておけば良かったぜ。
 案の定、用件は地上げでした。この城はゼクセンのもんだから、お前らは立ち退きやがれと言うわけです。

 しかし、あんなにヘッポコだったトーマス君、ここにきて一気に男を上げました。また何かやらかしたらしいヒューゴたちの逃亡を助け、城を守るために、六将軍の率いる兵士たちを相手にケンカをふっかけます。いよいよ城主としての肝が座って来ましたね。

 そんなトーマスに、セシルたちが嬉しい一言を……!

 「トーマスさま、このお城に新しい名前をつけたらどうですか?」

 来たァーーーー!!!!!!

 喜びのあまり間違えてヤーヤスと入れそうになったほどの勢いでヤーマスと入力。トーマスのヤーマス城。なんか程度の低いダジャレみたいですが、この際良しとします。ああ良かった良かった。

 さらに、その後のみんなの頑張りのおかげで、新生ビュッデヒュッケ城は何とか存続を許され、トーマス編はめでたく大団円を迎えます。
 余談ですが、お城組(トーマス・セシル・デュアン・ピッコロ)の4人をちゃんと育てておかないと、最後の最後でごっつい苦労するので気をつけましょう。(灯)


 用語解説  1)新宿中央公園殺人事件……10年以上前に発売された「探偵神宮寺三郎」シリーズの第一作。泣く子も叫ぶリアルでハードな人物グラフィックは、マニアの間で意外に支持が高い(らしい)。
2)ケイオス(@ゼノサーガ)……ナムコのRPGに登場する謎の少年。正体不明の怪物を素手で消滅させる能力を持つ。前述のセリフはその理由を問われた際の秀逸な言い訳。
3)半裸の爺さん……ピッコロのことらしい。どうして彼が半裸に見えたのかは未だに謎である。


《クリア後の補足》
 スカウトに苦労した道具屋の紳士マニアはゴードンさんです。この御仁、序盤は主人公が各地で利用した道具屋の品しか売ってくれないらしく、クリス編でパーシヴァルが毒に冒されてしまったので毒消しを買いに行ったところ「今のところ売り物はありません」とにべもなく追い返された苦い過去があります。売り物もないのに店を開くな!! お前はダミーサークルかァー!!!(※専門用語)

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