鬱日記
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2003年8月20日(水)

 2003年8月15日(金)
 最高気温20.7度(10月下旬並)。1時間あたりの降雨量約20mm。

 とても楽しい夏コミだったと思いますアハハウフフ(遠い目)


 まず、家を出た時点で大雨だったというのに、防水性のまったくないカバンへ無造作に突っ込んで持ってきた紙袋が、購入した本を入れた瞬間に大破。
 続いて、不意の暑さに備えて前日に購入し、防水性の全く(略)た扇子が、気紛れにちょっと広げてみた途端大破。
 さらに、長年の酷使と雨ざらしが祟ったのか、履いていたサンダルの踵部分がネタかと思われる程綺麗に大破。


 帰宅した夕方には身も心も満身創痍、余生を通り越して一周忌といった具合に体力を消耗していた当方、購入した本のチェックもままならず、帰って着替えるなり死んだようにベッドへ倒れ込み、眠りに就こうとした。
 だが、その直後。

 友人I「あ、もしもしー。買い物頼んでおいた本、あったー?」

 友人Iから脳天気な声で電話がかかってきた時は、電話回線を通じて3万ボルトの電流を送り込む技術はないものかと本気で思った次第である。


当方「ああうんあったヨちゃんと買ってきたヨ今度会う時のついでにでも持って行くヨアハハウフフそれじゃあ(←一刻も早く電話を切ろうと必死)

友人I「ゴメン、来週旅行に行くから、できればその前に受け取りに行きたいんだけど」

当方「ええとそれじゃあ週末にでも持って行くヨでもまさか今日中に持って来いなんて悪魔のようなことは言ったりしないよネアハハウフフ(←墓穴を掘っていることに全く気付いていない)

友人I「ああ、うん。そんなに急じゃなくてもいいよ、月曜日とか大丈夫?」

当方「大丈夫大丈夫うんそれじゃあ詳しい時間や場所等はあらためてまたメールで連絡してネじゃあねアハハウフフ」

ガチャン ツーツーツー



 そして月曜。頼まれていた本を持って出勤し、会社帰りに待ち合わせたIへそれを手渡す。

当方「先週の木曜は貴卿の誕生日であったが、このやおい本が誕生日プレゼントということで異存はないか

友人I「ううん。プレゼントも頂戴

当方「そうか」


 答えは解っていたがあえて尋く。いかなる時でも社交辞令は欠かさないのが紳士である。
 そんなこともあろうかと、あらかじめ誕生日プレゼントも別途購入しておいたのだ。

 幸い購入した本もプレゼントもそこそこに喜んでもらえたようなので何よりである。お鈴廊下を駆ける奥女中のように、重く水を吸った衣服を引きずって会場内を歩き回った甲斐があったというものだ。

 とりあえず、おめでとう。
 当方の誕生日の際には覚えていやがれテメエなどというようなことは欠片も思っていないため安心して欲しい。


【私信】S様、疲れ果てて朦朧とした状態で御挨拶に伺って申し訳ございません。このたびは誠にお疲れ様でした。



2003年8月13日(水)

 またしてもコンタクトレンズ昇天(※5カ月ぶり7度目)。
 どうしてこうも学習しないのか。


 今朝のことである。
 いつものように洗面所へ赴いた当方は、過去に何度もレンズ(ハード)を流しそうになったり気付かずに流しちゃっていたりといった苦い過去の経験に学び、これまたいつも通りにきちんと排水溝に栓をしたのち、レンズケースから愛用のコンタクトレンズを取り出し、装着に及ぼうとした。

 ところがその瞬間、レンズを取り出そうとした指先に、形容し難い違和感が走る。
 そこにあるはずのものがない。
 レンズキャップに固定されているはずの右目のコンタクトが、影も形も見当たらなくなっていたのである。

 指を滑らせて落としたのかと思い、朝っぱらから洗面所に這いつくばって床を調べるが、見当たらない。
 過去の経験を活かし、身体のどこかに付着しているのではと髪を振り乱しつつ飛び跳ねてみるが、落ちて来ない。
 さらに過去の経験を活かし、二枚重ねて左目に装着しているのではと丹念にもう片方のレンズを分離させてみようと試みるが、剥がれない。


 こうなると可能性はひとつに絞られてくる。
 すなわち、前日にレンズを外してケースに仕舞った際、入れたつもりが洗面台へ転げ落ちており、それに気付かず排水溝の栓を抜いてしまった、という可能性である。

 そんなことは決してあり得ないと当方の理性は訴えてやまないが(失くすたびにそう考えているような気がするが)、悲しいことにそれが最も真実に近い事象であるようだ。
 そう、不幸はいつだって、用心のすぐ上を通り抜けてゆくものである。


 紛失を悟ったまさにこの時、当方の脳裏に浮かんだことはただひとつ。

 「…………明後日コミケじゃねえか…………」
 (↑その前に今日の仕事のことを考えてください)


 当方は視力の具合だか眼球のカーブ(サイズ)だかが一般の方に比べて少々マニアックであるため、新しいレンズを購入しようとすると、レンズ屋ではほぼ確実に取り寄せを宣告されてしまう。
 今年3月に右目紛失&左目変型と立て続けの昇天コンボを起こした際も両目共に取り寄せになってしまい、結局一週間以上裸眼で過ごす羽目になっていたのだ。

 「いくら何でももうこんなヘマはしないだろう。度が変わったら勿体ないし、予備のレンズなど不必要だ」とレンズを駄目にするたびに考えては同じヘマを繰り返すため、当然のことながら非常用のコンタクトなど持ち合わせていない。


 有明夏の祭典は明後日。注文宣告を受けたレンズの到着は、どんなに早くとも4日後。
 裸眼では3メートル先に立っている水谷豊とアバレブラック(変身後)の区別も付かない当方にとって、これは大変由々しき事態である。
 下手をしたら怪傑ロビン中心のロマサガギャグ本と間違えて、スターウォーズのハードやおい18禁(ダースベイダー総受)を購入してしまうではないか(←どちらも存在し得ませんので安心してください)。


 だが、動揺のあまり自室でまでレンズを捜し回っていると、棚に置かれていた別のレンズケースがふと目に入る。
 それは、今年3月にレンズケースの中で変型してしまった、元・左目のコンタクトレンズであった。
 填めても視界がボヤけてしまう役立たずのシロモノだったのだが、貧乏性の当方はそれを捨てるに忍びなく、なんとなく保存液に浸して保管しておいたのである。


 ……ははは。まさかね。いくらなんでもこれは代用できないだろう。
 右目と左目じゃあ目のカーブも違うし、度数も違うし、ましてや変型して使い物にならないレンズだし、着けてみたってどうせちゃんと見えやしないよね。ははは。


 ………………そう思っていたんですが(微笑)。

 何喰わぬ顔で左目用の変型コンタクトを右目に着けて出社し、普通に仕事を終え、「変型したから取り替えろとウソをついて、レンズをもう1枚騙し取りましたネ!? 犯罪デス!!」と怒られるのが恐いため、コンタクトを片方だけ別のケースに隠してレンズ屋へ。

 さらに幸運なことに、今回は当方に合うレンズの在庫があり、その日のうちに新しいものを持って帰ることができた。
 来る有明夏の祭典で「ハハハその右目に填まってるのが変型した左目のコンタクトレンズですかハハハ」等と人様に失笑される恥はどうにか免れることができたようである。


 「変型したコンタクトは数カ月寝かせておくと元に戻る」
 何はともあれ、これは是非とも次回の学会で発表せねばなるまい(←できません)。


 ちなみに友人Iよ。全て了解した&生きてます&お大事に。
 結膜炎は伝染るから同じ湯は使うなよ。同じタオルで顔を拭くなよ。同じ湯呑みで(略)


※1)過去の経験……レンズケースの悪戯で2枚重なっていたコンタクトを一遍に左目に填め「右目のコンタクトが無い!!」と騒いで家族の顰蹙を買った経験だの、さんざっぱら洗面台周辺を捜し回ったのち、諦めて流しの中を見ると、何度も排水したはずの流しの中にコンタクトが浮いていて神の奇跡を感じた経験だのと、当方のコンタクト紛失未遂歴はおよそ枚挙に暇がない。
※2)スターウォーズのハードやおい18禁(ダースベイダー総受)……よく意味の解らないバラのつぼみちゃんは知らないでよろしい。実際に持っているという方も見せないでよろしい。



2003年8月4日(月) 特別大長編──レビューもついて超お得!(自分で言うな)

 当方の部屋のカレンダー、まだ7月。(←わかってるんならいい加減剥がしなさいよ)

 ……認めたくない、認めたくないんだ。刻々と仕事の締め切りが近付いてきていることを。
 頼む、時よ。8月15日で永遠にその進みを止めてくれ。

 えっ? どうしてそんな中途半端な日付なのかって?
 うるさい。よい子はそんなことを知らないでよろしい。この日から数日間にわたって東京湾の近辺で催されている不道徳な経済活動についてのことなど、できることなら一生知らないままでいる方がお嬢ちゃんの家族のためだ。

 ちなみにカタログを何度見返してもX-MEN: EVOLUTIONのサークルさんがどこにも見当たらなかったため、16日以降はどうでもよい当方である(←身勝手なことを言わないでください)。


 それはともかく当方、仕事の波とメンネボのループ突入にガッツの70%近くを持って行かれてしまったらしく、昨今はまともなサイト更新すらままならない。
 根性でPCを立ち上げてはみるものの、気がつくと某巨大掲示板のシャドウゲイトスレを見て大笑いしていたりして、我ながら怠慢極まりない有様である。

 そこで「そうか、愛だ! 当方の覇気がなくなってしまっているのは、愛が足りないせいだ! そろそろ萌え心に火をつけなければ!!」とわけのわからないことを思い立った当方は、さっそく仕事帰りにゲーム屋へ向かった(←どうしてそこでゲーム屋へ行くんですか)
 「愛……愛……」と心の中で夢遊病者のように呟きながら、ソフトを物色していると、視界に飛び込んできたのは一本のソフト。


 「街の人とたくさんチュウして、あの娘とのチュウを目指そう!
  ヘンテコ冒険活劇『チュウリップ』


 ふらふらとそれを手にとり、うつろな目でレジの店員に差し出す当方。

 …………ふふふ、愛だ。すばらしい。これこそ愛のゲームだ。
 (↑しっかりしてください)


 昨年秋に発売されたこのソフトは、いわゆる非テキスト系AVG。
 主人公は肩掛け鞄に学生帽、袖口が拭った青っパナでテカテカになっていそうな詰め襟に身を包んだ、なんともアホ、否、純朴そうな少年だ。
 彼が街の人々からより多くの「チュウ」をもらいつつ、最終的には意中の女の子と「チュウ」をするのが目的のゲームである。

 好きな女の子が居ると言うのに他の婦女子と接吻に及ぶとは何事だ、破廉恥極まりないではないか、とおっしゃる紳士淑女の方もおられるだろうが、そこは心配御無用だ。

 なぜならゲームの舞台となる「鶴亀町」には、誰かに『ありがとう』だとか『あなたが大好きですよ』という感情を抱いたら、それを「チュウ」して相手に伝える習慣があるからである。

 もちろん相手は老若男女を問わない。間柄も種族も問わない。おじいちゃんでも、奥さんでも、宇宙人でも、誰でもいい。つまりはゲーム中のほとんどのキャラクターとチュウをすることができるのだ。

 とはいっても、キャラクターグラフィックが二頭身にデフォルメされたユーモラスなデザインであるため、男同士でチュウをしているシーンを見て吐き気を催したり、逆に萌えて興奮したりするおそれは無い

 ただし当然のことながら、いきなり親しくない相手にチュウを迫っても怒られてしまう。相手の機嫌を見計らったり、悩んでいることを見極めて解決してあげたりといった、ちょっとした努力が必要になってくる。
 その成果であるチュウを御褒美にもらうことで、主人公は精神的に少しずつ成長していく。そしてやがては、大好きな娘に釣り合う「ココロの大きな男」になって、彼女に気持ちを伝えることができるというわけだ。


 半分はネタのつもりで購入したものの、これが覿面にメガヒットである。
 なんといってもキャラの濃さとBGM、および『MOON』風の無茶苦茶にサンプリングされた人物ボイスが素晴らしい。特に『デザイナーが一発キメてウロ覚えで描いたMOTHER2の土星さん』を彷佛とさせる学校の先生たちは、実にいいキャラの立ち方をしている。

 反射神経と忍耐力が要求される場面が若干あるので、スーパーマリオの1-1で最初のクリボーに瞬殺される方やMOTHER2の滝待ちで発狂しそうになった方にはお勧めできないが、安く手軽にゲームを楽しみたい方にはうってつけのゲームである。
 ただし、間違いなく面白さが半減するため、クリアするまでは絶対に攻略本やサイトに頼ってはいけない(重要)。


 とりあえず当方は、素っ裸で出歩いて人々に変質者扱いされた挙げ句警官に捕まる主人公を見て大笑いするのが大好きな変態である。

 だが、このゲームにまで萌えを見出してしまったのは流石に自分でもちょっとどうかと思った。
 深夜のポリスさんハァハァ。主人公を逮捕するポリスさんハァハァ。(←相当追い詰められてますね)


※1)東京湾の近辺で催されている不道徳な経済活動……日本最大の同人誌即売会。こう書いても意味の解らない良い子の皆はこれ以上関わるんじゃない。いいな、これは警告だ。
※2)X-MEN: EVOLUTION……スカパーで放映されている海外アニメ。またの名をメンネボ(当方限定)。
※3)シャドウゲイトスレ……ファミコンソフト『シャドウゲイト』について語られている掲示板の1トピックス。このゲームの主人公よりビビリな当方は、当然「こわくて かきこめない」。
※4)MOON……「おやめください、勇者様!」のCMが有名なlovedelicのAVG。チュウリップはこのゲームの元スタッフが開発に携わっている。
※5)MOTHER2の滝待ち……「その場で黙って(リアルで)3分待つ」ことで先に進める、という斬新なイベント。ゲーム中の3分は意外に長い。




2003年7月24日(木)

 (私信)
 Cool/Pure/Inspector/Feelだったでゲスよ。
 全く面白みの無い結果だったのであえて報告しなかったのにコンチキショウ。
 「クールな人ってカッコいい」などという説はただの都市伝説だコンチキショウ。


 さて、それは昨日のこと。
 高校時代からのリアル友人らと半年振りに会って酒を飲んで帰宅し、一週間さぼりっぱなしの日記をほったらかしてSFCソフト「スターオーシャン」をプレイしていた際の出来事だ。

 そのとき、酔っ払っているため通常の3倍ほど気が大きくなっていた当方は、序盤から入ることができるものの出てくる敵の強さが終盤戦のそれとほぼ等しい地獄のダンジョンにレベルひと桁のパーティメンバーを送り込み『ここで一度でも勝利できれば凄まじい経験値が獲得できるに違いない』とほくそ笑みながら全滅を繰り返していた(←どうしてそう不毛なことばかりやりたがるんですか)。


 そうしておよそ30回ほど死んだ頃だろうか。テレビ画面に横縞状の妙なノイズが入りはじめた。
 もともと当方が自室で愛用しているテレビは、リアル両親が6〜7年前に中古ショップで買い叩いてきた何処の物とも知れぬ怪しい代物であるため、多少のチラつき程度では当方も動じないようになっている。
 そんなわけで引き続きプレイを続行していたのだが、そこにさらなる不測の事態が襲った。

 画面上のノイズがひときわ激しくなったかと思うと、画面が突如モノクロになってしまったのである。

 折しも3色色違いのスライムと決死のバトルを繰り広げていた当方は、急に敵が全部同じ色になってしまったことに当惑し、慌てて部屋の電燈を点けた。自分の目に突発的な色覚異常が発生したと思ったのだ。酒が入っているので思いつくことがいつにも増して突飛である。

 もちろん 今のところおかしいのは頭の中身だけであるため テレビ画面以外の視界に異常はない。となると次に疑うべきは、必然的にテレビの故障ということになってくる。
 ところがSFCの電源を切り、チャンネルを切り替えてみると、予想に反してどこも正常なカラー画像を映し出している。ポンコツなので輪郭が二重にブレていたりはするが、モノクロになってはいない。


 となると残る原因は、ゲーム機本体の故障かケーブルの接触不良のみである。
 そう考えて電源を再投入してみるも、今度はタイトル画面が映らない。
 ゲームソフトを入れ替えたりカセットの接触端子部分に息を吹き掛けたりしてみるが、全く反応無しである。手でカセット部分を固定しながら電源を入れることでようやく起動したものもあったが、手を離した瞬間にブラックアウトする有様だ。どうやらカセットの接触端子まで同時にイカれてしまったようである。


 考えてみれば我が家のスーファミも10年以上稼動している歴戦の兵、ガタが来てしまうのも無理はない。
 こりゃあダメだと諦めた当方は、この期に及んで何の迷いもなく新品のスーファミを買い替えることを決意(←これを機会に足を洗おうと考えない辺り流石ですね)。

 ファミコンおよびスーパーファミコンの製造停止まであと2ヶ月強。ゲームの神が降りたとしか思えない絶妙なタイミングであった。


 そう、数々の名作を生み出した任天堂の旧ハードが新品で拝めるのも、9月いっぱいまでの話である。
 タワーと凶箱と正方形しか知らないヤングな諸君も、これを機会にスーファミを購入し、掘り出し物を求めて中古ゲーム屋へ入り浸ってみては如何だろうか。
  ダメ人間 長い休みの暇つぶしになること請け合いである。


※1)スターオーシャン……エニックス発売のRPG、シリーズ第1作。2、3作目でお馴染みのアイテムクリエーションやプライベートアクション、リアルタイムバトルはこの頃から健在。いま思うと、SFCとは思えないシステムの完成度である。
※2)カセットの接触端子部分に息を吹き掛けたり……カートリッジ式のメディアを見ると、誰もがついやってしまう接触改善法。
※3)タワーと凶箱と正方形……プレステ2とX-boxとゲームキューブの別名。




2003年7月16日(水)

 ご存知ですか?
 当サイト、7月8日で一周年になるんですよ。早いものですよねぇ。
 7月8日とはいつのことかって?

 ……ええ、先週の火曜日ですね。

 すみません。わかってて更新サボりました。
 (↑忘れてるよりなおタチが悪いですよ)


 勘弁してくれ。先週はゲームをやっていても本を読んでいても迫り来る仕事のプレッシャーに苛まれ、「あの仕事絶対無理だよ終わらねえよ」と悩んでは眠れなくなり、ようやく眠れば「あの仕事、そろそろ形になってるかな」と上司に死の宣告を喰らって真っ青になる夢を見、挙げ句の果てに午前4時に目覚めたら仕事のことが頭から離れず仕方がないのでそのまま出社してしまったほど追い詰められていた。日記など書く心の余裕など何処にも無かったのだ(←小心者のくせにギリギリまで仕事をサボっているからです)。

 少し(←少しかよ)仕事を真面目に取り組むようにしたら楽になったので、精神的にはそこそこ持ち直してきたが、肉体的およびスケジュール的にはこれからが地獄だと思われる。
 8月が終わっても当方が生存していたら褒めてやってください。


 そんなわけで連日煩悶の日々を送っていた当方であるが、どっこいただでは転ばない。
 あれこれ悩んでいたせいで性格がうまい具合にひん曲がったのか、かれこれ1年十数回に渡るリベンジを挑み続けているにも関わらずタイプ8の結果しか出なかったキャラミル研究所(1の方)で、本日初めて8以外の診断結果が出たのである。
 いやもう自分でもビックリだ。掲示板に書き込み頂いた方のコメントを拝見して、何気なくもう一遍チャレンジしてみただけだったのだが。


 結果は『心の開き方→OPEN 社交性→COOL 他者への関心→LOW』のタイプ4
 『心の開き方→CLOSE 社交性→COOL 他者への関心→LOW』と、何だか核シェルターにこもってワーグナーでも聴きながら体育座りをしていそうだった(偏見)タイプ8と異なり、心の開き方が『OPEN』なのである。

 そう、『OPEN』。

 春原志源(仮名)、管理人生活1年にして遂に心を開くことに成功!!


 苦悩は人を変え、時に大きく成長させる。
 あるいは、己の恥を恥とも思わず、毎週のように人様へ見せびらかし続けてきた日々の積み重ねは無駄でなかったということなのかも知れない。



 《タイプ4の性格傾向(抜粋)》

  あなたには人の話を聞かない才能があります。

  悪気はなかったのに、なぜだか怒りはじめた相手。
   なんでかな?まあいいや。そんなこと、ありませんか。

  タイプ 4 のうきうきすること
  →自分の世界・妄想にひたっている時。



 …………よりタチが悪(略)
 まあ、これはなんだ。朱に交われば赤くなる、と言うことなのかも知れないな。長いこと腐れ縁を続けていると、自然と性格も似通ってきてしまうものだ。そうだろう、I。(←人に責任を押し付けないでください)


※1)タイプ4……マイペースな性格傾向。「突然不可解なことを言う」だの「礼儀を知らない」だのとなかなか無茶苦茶な言われようである。
※2)人の話を聞かない……どちらかというと当方は「聞くがすぐに忘れてしまう」性質である(←同じことだと思います)。




2003年7月7日(月)

 1)つくづくA型だ。
 2)やっぱりA型だ。
 3)どう見てもA型だ。

 というような発言をすると面白いほどに激昂して語句は小難しいが内容は大人気ない反駁を加えてくるリアル友人K(A型)から、久方ぶりにメールが届いた。

 しかものっけから当サイトに関することが書かれている。当方は 校閲マニアのKに完全ウロの怪しい文章力で書き殴った日記等を見咎められてネチネチと誤りをつつかれるのは真っ平ご免であったため ゲームや覆面といったディープなジャンルのサイトなど、一般の人間が見ても訳が解らないだろうと考え、オタクとは縁のない生活を送っているリアル友人にアドレスを教えるのは避けていたのだが、どうやら検索サイトを使用して自力で発見したようだ。野郎、真っ当な社会人のくせに、本当にこんなマニアサイトに足を運んできたとは。


 よかったよかった、丁度日記は7/2付で異界送りにしてあるから、6/12に書いた日記中で偏屈だとか酔狂だとかA型と聞いて世間一般の人々が思い浮かべる典型のような人間だとか散々に書きまくったのはどうやら見られていないようだ。危ないところだった。


 などと思っていたら、メールの文末に

 『血液型占いなんて物を信奉するデムパは厨房通り越して哀れだな(藁』
 (↑※プライバシー保護の為に文章を一部変更しております)

 という意味の台詞を千円札で丹念にろ過したのち羅生門の柱に三日三晩括りつけて丸ごと玉川上水へ放り捨てたような小難しい言葉でしっかりと文句が書き連ねてあった。

 既にバレていたようである。わざわざHTMLメールを用いてメールを送りつけてくる辺り、A型特有の根深い怒りが伺える(←その辺にしておかないと本当に友人をなくしますよ)。


 まあ、当方はどちらかというとかれこれ1年十数回に渡るリベンジを挑み続けているにも関わらずタイプ8の結果しか出ないキャラミル研究所(1の方)を信奉しているため、『血液型占いなんて物を信奉するデムパ(※プライバシー保護の為に文章を一部変更しております)』というのは恐らく誰か他の人物のことを言っているのであろうと判断し、爽やかにメールソフトを終了させた次第である。


 「フフ、前回答えた時とはだいぶ違う選択肢を選んでしまったな。これではタイプ8になど診断されようがない。人間の心は日に日に進歩し移ろいゆくものであるから、ある意味当然の帰結と言えなくも無いのだがな」

 毎回本気でこう思いながら「診断」ボタンを押しているのだが。どういう事なんだ。なあ。


※1)異界送り……本来はFinalFantasyXに登場する鎮魂の儀式の言葉。ここでは日記ページのログを一新することを指す。
※2)HTMLメール……OutLook/OutLook Expressのメール機能。Eメールのフォントサイズや色、背景色等を自由に設定することができるが、メールの容量が無駄に重くなる上、未対応のメールソフトで見ると文末に大量の文字化けゴミが付着する。当方がゲイツの野郎を忌み嫌う理由の一端。
※3)タイプ8……「人間関係に閉鎖的かつ冷淡であり、他人に対する興味が乏しい者」の略(私見)。
※4)キャラミル研究所……リクルート社がWeb上で行っている性格診断サービス。話のネタにはもってこいである。




2003年7月2日(木)

 よく行く書店のレジ横の壁に、CLAMPの新連載とおぼしき漫画のポスターが貼られていた。
 何気なくそのタイトルを見ると「…バサ」と読める。当方が立っていた位置からはポスターの右半分しか見えなかったので、残念ながら頭のほうにある文字を確認することはできなかった。

 帰り道を辿りながら「『ダバサ』だろうか」と真っ先に考えた自分のうすらオタク加減に頭を垂れ、「それとも『アンバサ』だろうか」と続けた自分のうすら年寄り具合に肩を落とし、なんだかチョッピリ鬱な気分を味わってしまった次第である。
 冷静に考えたら『ツバサ』以外にあり得ないのであるが。


 実は『チバサ』というウスラ田舎のお国自慢漫画(失礼な)であったりしたら困るので念のために調べてみると、やはりストレートに『ツバサ』で正解だったようだ。それもどうやら5月の下旬に始まった連載であるらしい。
 新連載のポスターを6月末まで延々と貼り続けている本屋も本屋であるが、ほぼ1日おきの割合で入り浸っているにも関わらず、それが貼られているのに6月末まで気付かなかった当方も当方である。


 ところで『X-MEN EVOLUTION』は、7月から月・水の週2回に放映枠が変わったようだ。
 サイクロップスの声優さんが出す『んああぁぁーー!!』という情けないヤラレ声はいつ聴いても秀逸である。


※1)CLAMP……作品によって原作を書く人やコンテを描く人があれこれと変わる漫画製作グループ。『カードキャプターさくら』『ちょびッツ』などが有名。
※2)ダバサ……ギャグ漫画『すごいよ! マサルさん』に登場する、セクシーコマンドー部のテーマソング冒頭。
※3)アンバサ……だいぶ昔に出回っていた清涼飲料水だが、いつの間にか市場から消えていた。一時期は「コーラが市場から消える」とまで噂された『タブクリア』といい、一体どこへ行ってしまったのか。





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