鬱日記
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2003年6月23日(月)

 「なまえを いれてください」

 >スコット


 「すきな こんだては?」

 >もやし

 オープニングから泣きそうです。
 切ない! 切ないよ! こんな可哀想な子見たことないヨ!!


 「きょうのメニューは なんだか わかる?」
 「そう もやし。
  あなたの こころをよんで もやしにしたのよ。
  おいしい?」


 某飛び込み率が驚異的に高い沿線の電車内で、小刻みに肩を震わせながら『MOTHER1+2』をプレイしている不審な人物がいたら、間違いなくそれは当方です。
 あまりにも可哀想なので、女の子の名前は『ジーン』にしてあげました。


 そんなわけで引き続き『MOTHER1+2』攻略中である。
 1の方は移植時に追加されたダッシュ機能をフル活用していたら2日でクリアできてしまったのだが、2は現在ようやく5個目のメロディを手に入れたばかり。不思議なキャンディの裏技が封印されてしまったと知り、大ショックを隠しきれないでいるところだ。

 数年ぶりにMOTHERをプレイしてみて気付いたのは「自分は本当にゲームが下手クソになったなあ」ということ。
 もちろん、何度もやり直してはクリアしたゲームだから、ダンジョンの構造やシナリオの展開はほとんど覚えている。どの辺の敵が強いかだとか、先へ進むために何が必要かだとか、そうしたことを知識として持っている時点で、現在の当方は過去の当方より確実に有利な立場にいるはずだ。

 だが、今回のプレイにおけるパーティ全滅率の高さは、ハッキリと当方の衰退を物語っている。確かに全滅を頻発する場所は有名な難関(幽霊屋敷とデパート)なのだが、それにしても死に方がハンパではない。
 ……で、リアル小学生(高校生)だった現役当時と何が違うのかを冷静に考えてみたら、おおよそ次の2点がその元凶であることに気付いた。


1)レアアイテムの使いしぶり

「ヤバイ、もう全員体力がギリギリだ」
「この全体回復アイテムを使ってなんとか乗り切りましょう!」
「だ、ダメだ。それはゲーム中で×個しか手に入らない非売品なんだ!」
「ええっ、そんな……ああっ!」
「いけない、彼女が戦闘不能になった。早く例の復活アイテムを使うんだ!」
「だ、ダメだ。それは(略)。なんとか逃げ切って街で治療を受けよう!」
「(死亡)」
「おい! ツッコミを入れる前に死ぬな! ってうわァちょっとマジかよ!?」

全滅。


2)「出てくる敵は全て根性で倒せる」という思い込み

「まずい、アイツは自分の命とひきかえに、こっちに致命的なダメージを与えてくる敵だ」
「に、逃げた方がいいんじゃない?」
「いや、このゲームは逃亡成功率が異常なほどに低い。逃走に失敗したら元も子もないぞ」
「逃亡魔法を使えば安全に逃げ切れるじゃないか」
「バカ! 魔法力がもったいないだろう!  いちいちそうやって逃げていたらボスまで保たない。
 ……大丈夫さ、根性で殴りまくればなんとかなるよ!
「(死亡)」
「よりによって先制攻撃で相討ち仕掛けてくるか普通!? チキショウまたマジカントからやり直しだ!」

退却。


 要するに、単に歳をとったせいでケチ臭くなっただけだということが判明した次第である。
 でもつい一遍も使わずにクリアしちゃうよなあ。『ラストエリクサー』とか。『世界樹のしずく』とか。


※1)もやし……豆・麦などの種子を水に浸して発芽・軟白させたもの(広辞苑より)。信じられない話だが、漢字では「萌やし」と書くこともある。我らがアイドル怪傑ロビンは名実共に萌やしっ子であるということだ(嘘つけ)。
※2)スコットとジーン……『X-MEN』に登場するキャラクターの名前。ちなみに目からビームが出るヘタレな彼氏と、そんな彼を支えるエスパーの美女のカップル。
※3)1の方は2日でクリア……ダンジョンでものすごい回数の全滅と撤退を繰り返した当方がこの有様なのだから、ゲームの得意な方なら1日でクリアできると予測される。
※4)不思議なキャンディの裏技……SFC版のMOTHER2には、食べるとパラメータの上がるアイテムがいくら使っても減らなくなる裏技が存在したため、パーティキャラの能力値をあり得ない数値まで引き上げることが可能だった。
※5)マジカントからやり直し……MOTHER1には、いついかなる時にも「マジカント」という安全な場所へワープできるアイテムが存在する(ただし元の場所へ戻るのが面倒)。




2003年6月20日(金)

♪ なれぞを よめにー ほしとた れー


累積プレイタイム・39時間。


♪ あむちの こむちの よろずの こー


取得ゴーストショット数・288枚中240枚突破。


♪ なむなむ やー ひじりー さかもーさか もー
もちすす りー




『彼岸花』13周目終了。

もう勘弁してください。


 そりゃいい加減作中に出てくるわらべ歌だって暗記してしまおうものである。
 これだけやり込めばもう充分だろう、I。ぼちぼち返していいか。



 ということで『彼岸花』専用機となっていたアドバンスSPをようやく苦行から解放してやり、かわりに『MOTHER1+2』を購入。
 ヤングの諸君はご存知ないだろうが、この『MOTHER』というゲームは、10年以上昔にファミコンおよびスーパーファミコンソフトとして発売された、糸井重里氏監修のRPG。今回発売されたのはその移植版である。
 「1」発売時にはリアル小学生、「2」発売時にはリアル高校生だった当方は、どちらもリアルタイムでプレイし、かつ大いにハマったものであった。
 当家ではスーパーファミコンが現役活躍中だから2の方はいつでも遊べるのだが、それでも発売日が近付くにつれ当時の記憶が少しずつ甦って来て、なんとも言えぬ懐かしさを覚えていたものである。


お化け屋敷とホーリー・ローリー・マウンテンの敵がスゲエ強くて逃げてばっかりだったり。
マジカントへ行くとついつい無駄に歩き回ってしまったり。
テレポートαで黒焦げになるのが大好きでわざと通行人等に激突してみたり。
「どせいさん」フォントをリアル友人たちと真似て書きあったり。
1も2もラスボスの倒し方がわからなくて何度も全滅したり。

ドット
(本物)
ミラーグラス
すんません。これで精一杯です。
通行人と同じドット絵のガウス先輩が素でこう見えていたり。
(↑ベクレム以外にも前科があったんですか)


 そういえば高校時代はジェフとトニーとガウスの寄宿舎トリオに萌えまくっていたなあ(遠い目)。
 開始10分で「おじさん」に殴打されて死亡し「嗚呼! このシビアなバランス!」と感動しながら、そんなことばかり思い出している当方である。

 なお、寄宿舎トリオ萌えについてのより詳しい事情は友人I(同級生)までお問い合わせ願いたい。間違いなく当方より詳しいはずである。


※1)彼岸花……GBAのサウンドノベル。あまりにもユーザーに不親切なシステムが災いし、32種類もエンディングがあるのに2周で飽きが来る内容となっている魔のソフト。
※2)ゴーストショット……作中で心霊写真を撮影することができる、同ゲームのおまけ要素。どこで何が撮れるかが曖昧な上にクリアするまで写真が見られない為、コンプリートに地獄の忍耐を必要とする。
※3)I……もはや当日記のレギュラーとなっているリアル友人。当方が『シャドウゲイト リターンズ』を押しつけた腹いせに(※予想)『彼岸花』を貸してのけた強者。
※4)ガウス先輩……MOTHER2に登場する仲間キャラ・ジェフが通っている学校(寄宿舎)の先輩。実験大好き発明マニアのナイスガイ。
※5)ジェフとトニー……ジェフは発明が得意なメガネの少年。トニーはそんな彼に淡い思いを寄せる寄宿舎の同級生。いま思えば腐女子が泣いて喜ぶ設定である。




2003年6月18日(水)

 月曜日はリアル友人Tと久しぶりの夕食を共に。
 ヨ●バシカメラのゲームコーナーを漁り、不●家レストランで堂々と「覆面たまんないよね」「メガネ最高」といった会話に興じ(←最低)、とどめにゲーセンで「太鼓の達人」をプレイするというオタク丸出しのダメ人間コースを存分に楽しんで帰宅した次第である。

 「太鼓の達人」はTに誘われて初めて挑戦してみたのだが、やってみると爽快感があってなかなか面白い。『ジンギスカン』だの『Y.M.C.A.』だのをノリノリで演奏している20代半ばの2人連れが端から見たらどう映るか、ということにさえ気を取られなければ大いに楽しめるゲームであると思う。


 さて、本日は久々にブロードバンドの有り難さを思い知った日であった。

 当方が勤務する職場の通信環境は、数年前にウッカリISDN回線を引き込んでしまったため、再び通常の電話回線を引き直すのが面倒だという理由で未だにフレッツ・ISDNである。
 プロバイダ契約の都合で128kbpsの2回線マルチリンク機能も使用できないため、通信速度は56kbps。具体的な例えをするなら、得意先からメールで2MB以上の添付ファイルが送られてくると思わず舌打ちが漏れてしまうような環境だ。

 こんな通信環境の中、よりによって80MBの巨大ファイルをネット上からダウンロードする必要が生じてしまった。ちょっとした映像編集の仕事が発生してしまったため、その作業に用いるアプリケーションを落とさなければならないというのである。
 恵まれた会社ならその辺のパソコンショップでソフトを購入してくれば済むことだが、そこは貧乏会社の辛いところ。タダで使えるものは使い倒せ、というのが当社の営業方針である。


 そこでAppleのサイトにアクセスし、転送完了を待つこと3時間半。
 ところがいざソフトのインストールが終了し、アプリケーションを立ち上げてみると。

 「このソフトはQuicktime6.3以上じゃないとちゃんと動かないヨ☆」(意訳)

 非情にも表示されるそんなエラーダイアログ。
 仕方がないので再びAppleのサイトへ飛び、約15MBのファイルをダウンロード(所要時間約40分)。最新版のQuicktimeのインストーラを入手し、今度こそと祈りながら起動してみると。

 「Quicktime6.3は、MacOS10.2.3以上じゃないとインストールできないヨ☆」(意訳)

 非情にも(略)。
 仕方がないので再びAppleのサイトへ飛び、OSのバージョンアップデータをダウンロードしてみると、その容量、85MB


リアル上司「なんか、意地でもこのソフトを使わせたくないみたいだな」

当方「これがようやくダウンロードできたと思ったら、今度は『B型の人間にはインストールできません』なんて出て来るんじゃないでしょうね」

リアル上司『最終学歴はいくつですか』とか」

当方「そう、そこで『KO大学(仮名)の法学部』等のデタラメな答えを書くと問題が出て来るんですよ。『KO大学(仮名)出身ならばこの問題が解けるはずです』とか言われて」


 思わず、そんな愚痴を上司にこぼしてしまいたくもなるものだ。
 自宅のADSL回線なら5分で落ちるのに、とイライラしながら、3たび転送完了を待つ当方。結局これにも3時間を費す羽目になった。

 いよいよもって光ファイバー回線が望まれてやまない今日この頃である。


※1)リアル友人T……当方の中学時代における同級生。表向きは真面目かつ勤勉な会社員だが、実は当方に負けず劣らずのオタク。
※2)『ジンギスカン』『Y.M.C.A.』……いにしえの時代にナウなヤングたちがこぞってフィーバーしていたダンスミュージックおよび歌謡曲。平成生まれの諸君はご両親に教えてもらいたまえ。
※3)Quicktime……パソコン上で動画や音声を再生・編集するために必要なプログラム。たいがい無償でダウンロードすることが可能である。
※4)B型……当方の血液型。「わがままだ」「いい加減だ」という風評が世間に浸透しているため、ABO式における血液型4タイプの中で最もバカにされる頻度が高い。




2003年6月12日(木)

 先週、乱丁により取替を依頼したFFX-2のアルティマニアが無事届く。

 この攻略本にはオマケ要素として、攻略記事の合間合間にゲーム中のメインシナリオを主人公たちが回想する、という趣向のショートストーリーが掲載されているのだが、実はそのひとつが運悪く乱丁で飛んでしまっていたのである。
 しかもそこで主人公たちが回想するイベントのひとつに、我らがベクレムが『こんな魔物の湧いてくる寺院燃やしちまえ!』と暴言を吐いて日本中のプレイヤーの総スカンを喰らう名場面が含まれるとあっては黙っていられるはずもない。

『最悪なのはあのベクレムとかいう奴。アイツ、ユウナんやビサイドの人たちの思い出がいっぱいつまった寺院に火をつける、なんて言い出したんだよ! 全然人の気持ちってものがわかってないよね。もうほんっとムカツキ! シメてひんむいて雷平原の避雷塔にくくりつけてやろうかと思ったヨ!

 というようなベクレムに対する罵詈雑言でページが埋め尽くされているに違いないと確信して大いに萌えまくり、良品の到着を今か今かと待ち受けていた当方であるが、いざ問題のページを開いてみるとベクレムのベの字も出て来ない。関連するイベントのことがチラっと端々に登場する程度といった有様なのである。

 ……なるほど、これは『本当に嫌いな人間はシカトするに限る』ということであろうか。
 それはそれである意味萌えr(←やめなさいよ)



 そして昨日は、大阪から上京して来たリアル友人Kと久々に酒を酌み交わしていた次第である。
 この友人は当方の数少ない知己の中でも群を抜いて偏屈かつ酔狂な精神の持ち主であり、実は「その考え方はいかにも×型だなあ」というように、当人の性格と血液型の関連付けを示唆した発言をすると覿面に逆上する愉快な人物だ。


K「今の発言は俺の性格の問題であって、血液型と性格とは何の関連もない筈だ」

当方「そういうところが×型なんだよ」

K「なら、それが有意であることを示す統計的なサンプルはあるのか。まずそれを提出してからものを言ってもらおうか」

当方「わはは、悪かった、悪かったよ。そうだな、君が正しいな、わはは」

K「ムカつくなあこの野郎」


 無論彼はお約束に違わずA型である。

 なお「またこんな根拠の無い迷信をネタに使いやがって」などと叱責された際の言い訳が面倒である為、くれぐれも当人には内密に願いたい。


※1)我らがベクレム……『Final FantasyX-2』に登場する大変に口の悪いスパルタ野郎、もとい仮面のナイスガイ。あれで仮面を付けていなかったら、あの男は当方の人生の敵も当然である(酷)。
※2)リアル友人K……文中では散々な言われようだが、当方の数少ない(枕詞)友人の中でも有数の切れ者である。と書いておけば万一Kにこの日記を発見されても笑って許してもらえるであろうか。
※3)それが有意であることを示す統計的なサンプルはあるのか……頭の良い人は「証拠を出せ」で済む一言をこのような長ったらしい文章で表現しなければならない。秀才とはつくづく面倒な生き物である。




2003年6月10日(火)

 先週土曜、リアル友人N氏と共にシネコン形式の映画館へ行き、公開初日の『マトリックス リローデッド』『THE CORE』を二本連続鑑賞。
 『CORE』の方は良くも悪くも『アルマゲドン』を彷佛とさせる映画。『マトリックス リローデッド』はサングラスをかけたキアヌ・リーブスが郷ひろみにしか見えない時点で当方の中で名作決定である為、あえて中身には触れない。

 どちらも二時間強の映画なので、さぞや集中力を消耗するかと思いきや、意外にも全く疲れを覚えずに観終えることができた。二本とも上映時間が長い割には、ストーリー展開にそれほどダレがなかったためであろう。
 思わず以前『ラッシュアワー2』と『ウォーターボーイズ』を二本連続で観終えた際、非常に面白い映画だったのにも関わらず、二人とも上映中に笑い過ぎて廃人状態となっていたことを思い出してしまった。人間が笑うことによって消費するエネルギーは、思いのほかに大きいようである。


 そうして映画を観終えた当方、館内の売店で新作映画の予告ポスターを発見した。その名も「ウルトラマンコスモスVSウルトラマンジャスティス」

当方「ジャスティスには『正義』という意味があります。これはきっと、傷害事件を起こしたウルトラマンコスモスをウルトラマンジャスティスが逮捕しに来る話ですね」

N氏「……そんな生々しいウルトラマン嫌だヨ……」

当方「そこで後半は杉う……いやコスモスの冤罪を晴らすためにウルトラマンジャッジメントが登場し、熱い法廷バトルが繰り広げられるのです。シリーズ初の社会派特撮映画ですね! 素晴らしい!」


 また一方では。


当方「ところでさっき売店に、キアヌ・リーブスが作中で掛けてたグラサンのレプリカが売ってたんですよ。凄いですネ、掛けたら誰でも郷ひろみになれるひろみグラスですヨ!」

N氏「いいなあ、買いに行こうかなあ」


 お前ら一体何の為に映画を観に行ったのか。


 ちなみに本日はというと、先日Amazonで注文していたメンネボの海外版コミックがようやく届き、ついさっきまで何度も何度も読み返しては大いに浮かれていた次第である。
 セリフの意味は異国語なので半分以上サッパリであるが、そんなことはどうでも良い。

 異国万歳! グローバリゼーション万歳!
 神はアメリャカを祝福せり!! バンザーイ! バンザーイ!!(←少しは落ち着いてください)


※1)リアル友人N氏……当方が知る地上の人物のうち、当方が勤務する会社の社長に次いで寛容な人物。カラオケと上遠野浩平の小説をこよなく愛する2X歳。
※2)メンネボの海外版コミック……アニメ『X-MEN EVOLUTION』の補完的なストーリーが掲載されたフルカラー漫画で、当然セリフは全て異国語。9話(巻)だかその辺で打ち切りになったらしいが、1〜4話をまとめたコミックがAmazonで購入可能である。一見すると普通の同人誌(B5変型)、中身は萌えの宝庫。




2003年6月5日(木)

 思えば「どうしてどこにも怪傑ロビンのサイトがないのか。実にけしからん」と一念発起、サイト作成に着手したのが一昨年の11月。サイトを公開したのが去年の7月(←8ヶ月もかけてこの有様ですか)。

 「怪傑ロビンひとすじのマニアックサイト」から「覆面を偏愛する変態管理人の日記サイト」へと 落ちぶれ 発展を遂げた当サイトも、昨日ついに延べ10000人の御来場者様をお迎えすることができた。

 「仕方ない、どこにもないから自分で作るか……」という哀しい自給自足精神でなんとか体裁を保っている当サイトだが、人様からの暖かい応援や感想のお言葉、こればかりは自給自足の利かないものである。
 このような後ろ暗いサイトに何度もお越し頂き、そして当方がサボり放題にサボりながら綴っているつたない文を僅かでも楽しんでくださる方々に、改めて深く感謝の念を表したいと思う。


 特にリアル友人I、ありがとう。
 ズボラな当方がWebに日記を載せるなどという自殺行為に出たのは、平素から君のサイトの日記をタダ見してほくそ笑ませてもらっていることへの、ささやかな御礼のつもりでした。それが今や当サイトのメインコンテンツです(←それは単に他の部分の更新をサボっているせいだと思います)。


 さて、先日お伝えしたFFX-2の乱丁攻略本は、ようやっとデ○キューブに電話連絡が通じ、無事に製品取替の約束を取り付けることができた。

 購入した書店で取り替えてもらえば面倒が無い、とのことだったのだが、残念ながら当方は本を購入した際、レシートを貰うのを失念してしまっていたのである。ぶっちゃけた話、本にベクレムの年齢が載ってるかどうかが気になるあまり釣り銭まで貰い忘れかけて店員に蔑みの目で見られたほどである。レシートを受け取る心理的余裕など存在しないのも当然だ(←開き直らないでください)。

 当方「これこれこういう感じに乱丁がありまして、購入したのはどこそこです」
 デ○キューブの社員「お買いになったお店のレシートはお持ちですか?」
 当方「ええっと……どうも貰い忘れてしまったようで」
 デ「そうですか、レシートがあればそのお店で交換して頂くことができたのですが」
 当方「申し訳ありません」

 どうしてお前が謝っているのか。


 というわけで、アルティマニアを買った際のレシートは手許に無いのだが、代わりに出てきたのが、同じ日にゲーム屋で貰った↓このレシート。


安かったものでつい出来心が


 …………いや、すみませんでした。色々な意味でホント申し訳ありません。


※1)X-MEN(SFC)……カプコンの横スクロール型アクションゲーム。何の迷いも無くサイクロップスを使用キャラに選んでスタートした当方は、練習モードの1面すらクリアできず「弱! スコット激弱!」と大笑いして終了(←弱いのはお前のせいです)。
※2)大怪獣物語……可愛らしいキャラクターとあまりに陰惨な後半の展開のギャップがステキなRPG。高校時代にこのゲームをリアル友人から借りた当方はエンディングで滂沱し、借りたソフトだと言うのに3回も最初からやり直していた。
※3)ミシシッピー殺人事件……ファミコンのAVG。レゲーファンの間ではあまりにもアレな出来のゲームとして知られる問題作。入手当時小学生だった当方は攻略本の力を借りてなんとかクリアしたが、いつのまにかカセットが何処かへ消えてしまっていた。
※4)ブレスオブファイアV……昨年、シリーズ初のPS2ハードで発売されたRPG。地下1200mの深淵から、ひたすら地表を目指して歩き続ける少年と少女の物語。「ICO」を彷佛とさせる主役2名の儚いドラマとダークな閉塞感、そして死んでナンボの一筋縄で行かない難易度が特徴。当方は現在地下800mまで到達。先は長い。




2003年6月3日(火)

 日曜、いつものようにX-MEN: EVOLUTIONを律儀にCM抜きでビデオ録画した後、外出。ベクレムの年齢と声優を知るためだけに、1800円を投じてFFX-2のアルティマニアを購入する。
 購入の際に邪念を催したのが災いしたか、乱丁本だった。

 同じトラブルが頻発しているのか、出版元のデ○キューブはいくら電話をかけても話し中か留守番電話になっているかで、いっこうに連絡がつかない。しまいには留守電の内容が「只今大変電話が混み合っておりますので、FAXで再度御連絡ください」というものに切り替わってしまった。
 多分、対応にあたっておられる方々も「オレが悪いわけじゃないのになんで印刷所のやったことに文句言われなきゃならねえんだよ」と、電話の向こうで半ギレ状態だったのであろう。ましてや印刷にあたったのは天下の凸版、クレームの件数も半端なものではあるまい。
 気の毒なことである。そのわりに昼休みはチャッカリ取っている様子だったが。

 あまりにも電話が繋がらないので当方も次第に苛立ち、この乱丁本を古本屋に売り払って新しいのをもう一冊買おうかと考えてしまったのだが(←古本屋の方にまで迷惑を及ぼさないでください)、まあ、冷静に考えてみるとそれほど切羽詰まっているわけでもない。
 どちらかというと、メンネボの録画とアルティマニアの購入に現を抜かすあまり、同日(6/1)開催されたサガオンリー同人誌即売会の存在をスッカリ忘れていた事の方が遥かにショックである。

 本妻がおとなしいのをいいことに毎日フラフラと浮気を繰り返していたら、ある日突然妻子が離婚届を一枚残して家財道具もろとも蒸発してしまったような、やるせない気分に苛まれた翌日の当方であった。

 早いもので、あともうちょっとで10000HIT達成。かさねがさね有り難うございます、皆様。


※1)CM抜きでビデオ録画……ひとつ、CMを早送りするのが面倒なため。ひとつ、なるべくビデオテープをケチるため(←貧乏性)。ひとつ、このアニメの吹替版がビデオやDVDで出る見込みはまず無いため(涙)。
※2)ベクレムの年齢と声優……やや声と口調がおじんくさい25歳。そして声はリン役の方による兼演(当方全く気付かず)。もはや田中秀幸氏以外の声優の声を聞き分けられない身体になってしまった当方である。
※3)メンネボ……当方が適当に考案したX-MEN:EVOLUTIONの略。もっとメジャーな略称がいくらでもある為、良い子の皆は無理して真似をしないように(しませんよ)




2003年5月27日(火)

 「オプティック・ブラスト」目突風と訳したAMIKAIの翻訳サービスに、日本に2人しか存在しないナッチの称号を授与したくてたまらない今日この頃。


 先週の日曜から「X-MEN EVOLUTION」にスッカリ骨抜きにされている当方であるが、「日本のアニメに比べて絵が下手」「色使いがイマイチ」「ミュータント能力を使っているシーンが気持ち悪い」等、どうも家族の評判は芳しくない。

 我が家族にものを見る目がないのか、それとも身長6フィート超の大男であるスコット(サイクロップス)が敵やら女やら年下の子供やらに毎週のように突きのけられて転んでいるさまを見て滅多矢鱈に萌えまくり取り乱している当方の目がひん曲がっているのか。

 しかしここで当方の目がおかしいと認めてしまえば、全国に数多おられるXエボファンの乙女たちの美的感覚をも愚弄することになってしまうこと必定である。そんなわけで紳士たる当方は、あえて家族の審美眼を疑っておくことにしたい(←他のファンの方々に責任を押しつけないでください)。


 ところで昨日の夕刻に発生した地震は、聞くところによるとかなり大きなものであったのだとか。
 当方は丁度電車に乗っていたため、地震が起きているとは露知らず「車輌の調子でも悪いのか」と思いながら呑気に『彼岸花』のプレイを続けていたのであるが(←あれだけ文句言っといてまだやってたのかよ)、まさか東北では震度6を記録していたほどだとは。
 ここを御覧になっている現地の皆様に、大事ないことを祈るばかりである。

 ああ、それと友人I。今更ながらHDの件は御愁傷様でした。
 新しいPCには、ちゃんとノートソ先生をインストールしておいた方がいいぞ(それで2度救われた経験有)。

※1)目突風……通常「optic blast」という語句を翻訳すると「光学の突風」と表示されるのだが、Web翻訳等を用いて英文中の同語を翻訳した場合、このような突拍子もない翻訳結果を返してくることがある。
※2)X-MEN EVOLUTION……衛星放送チャンネル・カートゥーンネットワークで週4回ループ放映されているアニメ。見どころはバカでヘタレでオッチョコチョイなサイクロップス(※当方限定)。
※3)毎週のように突きのけられて転んでいる……当方が確認した6話までの時点で既に4回発生している。さらに本日は襟首をつかみ上げられていた。
※4)彼岸花……GBAのマイナーなサウンドノベルAVG。メインシナリオのストーリーを粉々に打ち砕く操作性の悪さが特徴。どちらかというと女性向け。





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