鬱日記
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2003年1月11日(土)

 昨今はアンリミテッド:サガの難易度にすっかり満身創痍の当方である。
 思わず押し入れを探ってファミコンを引っぱり出し、1989年発売のコマンド選択式アドベンチャーゲームソフト「シャドウゲイト」に逃避したくもなるというものだ。


 【しらべる→セルフ(自分)】
 わたしこそ しんの ゆうしゃだ!!

 【たたく→セルフ】
 ゴン ゴン!!
 あっ めから ほしが・・・。


 悦。
 (↑そういう間違ったゲームの楽しみ方はやめた方がいいと思います)


 「魔王の城へ勇者が乗り込んで冒険する」という至ってシンプルなストーリーのこのゲームは、「ディジャブ」「悪魔の招待状」に続くアドベンチャーゲームの三作目としてケムコから発売され、前作・前々作をしのぐ致死率の高さと謎の難解さにおいて今でも賛否両論の語り種となっている問題作である。

 なにしろ置いてある本を手に取ると床が抜けて死亡通路へ進むと石が落ちてきて窒息死はしごを降りようとしたら途中で段がなくなっていて転落死──といった、どうにもこうにも納得の行かない(しかしリアリティだけは無駄に抜群の)トラップに加え、それにホイホイ引っかかってしまう主人公のアホっぷりがあまりにも秀逸なのだ。


 【つかう→マント→セルフ】
 わたしは マントを みにつけた。

 【つかう→ぎんのてぶくろ→セルフ】
 てに てぶくろを はめた。

 【つかう→つるぎ→セルフ】
 わたしは つるぎのはを ひだりむねに ついた。


 このように、武器を手に入れたので装備しようと「セルフ(自分)」に使ってみたら嬉々としてそれを心臓へ突き刺し崖に移動すれば迷いもなく叫び声を上げて転落し(そして死ぬ)、敵地の実験室に怪しげな薬品を見つければ、鼻をつまんで一気飲み(そして死ぬ)。

 ある意味まさしく真の勇者である。


 既にファミコン版を絶好調稼働中であるにも関わらず、GBでリメイク版が出ていたことを知った当方、ゲーム屋を十数軒渡り歩いた末、遂に先日それを入手してしまった。布教のために。

 もちろん友人Iに問答無用で押し付ける所存だ(←なけなしの友情にヒビを入れるつもりですか)。

 Iよ! この主人公の前には、御剣怜侍など足下にも及ぶまいぞ!!
 (↑ファンの方も敵に回らない程の大ボラを吹かないでください)


 さらに素敵な主人公の死に様を知りたい貴方は→こちら(※『ノーガード万歳』様方)まで。
 個人的には井戸転落時の「ドシーン!! ギャーッ!!」が最も愛らしい死に様である。っていうかいやもうホントに結婚してくれ。頼むから。



2003年1月5日(日)

 一年の計は元旦にあり、と世に言うが。

 リモコンで入力モードを切り替えながら紅白歌合戦とアンリミテッド:サガを交互に興じ、鳥羽一郎の熱唱と共にラスボスを打倒し、直後に始めた別の主人公のシナリオで「クリアできるかよこんなマップ!」と半ギレになっている間に、気付いたら年が明けていた時点で。


 当方の今年の方向性が完全に決まってしまった。
 (↑おおよそ去年と同じなので気にする事はないと思います)


 ちなみにようやく先程二人目の主人公(マイス)編を終わらせたところである。
 このゲームをプレイしている最中の当方は、9割がたウンザリしているか半ギレになっているかのどちらかであるのだが、それでもなおコントローラを手放す事ができない。もはや中毒を通り越して即身仏と言ったていである。よい子の皆は決して真似をしないように。


 なお、New Gameを選んだ際、各キャラクター毎のシナリオについて開発者からのコメントが見られる事を、二人目をクリアした後にようやく気付いた当方。

 【マイス】(前略)冒険自体は普通に進みます。ラストバトルを除いて

 このひとことを見逃した為に、年明け早々15時間を水泡に帰す。

 ……ああもうそりゃ強かったヨ……ローラ編のラスボスの5倍は強かったネ……(廃人)


※各キャラ毎のコメント……もしかすると一周クリアするごとに追加される特典なのかも知れないが、もはや予備のメモリーカードを持たない当方に知る由はない。とりあえず難易度としては【ローラ<ジュディ・ヴェント<マイス<ルビィ・キャッシュ<アーミック】のようである。マイス編の時点で既にギリギリな当方はどうしたらよいのか。




2002年12月26日(木)


 あれだけ楽しみにしていた「相棒」の最終回を半分ビデオに録り逃す。

 正確には、いつのまにか録画モードのデフォルトが標準に切り替わっていたため、3倍モードなら余裕で録れていたはずの2時間スペシャルが、1時間15分の時点で録画終了してしまったのだ。
 しかもこの日はよりにもよって我が社の忘年会。いくら当方が人間失格のダメ社員とはいえ「相棒の最終回なので8時半で帰らせて下さい」などと言えるはずもなく、焦燥に身を焦がしつつ帰宅したのは午前0時。当然、この時点でリアルタイムの放映を観るチャンスは完全に失われている。

 ザ・今年最大の不覚。

 この不覚に比べれば、会社で「祖母の具合が良くないので、今日はお伺いできません」と社長のご友人から電話を受けて『祖母』を『ソバ』と聞き間違え、さらに何の脈絡もなく相手をソバ屋と思い込み「なるほど……この方はおそらく、今夜徹夜でソバの打ち直しに励むのであろう。蕎麦職人の道とはなんと厳しいものであろうか」などとわけのわからん感銘を受けた上にその勘違いをそっくりそのまま社長に伝えてしまったことなど、全くもってトゥビリアルである。


 ことが発覚した直後は腹いせにサイトを閉鎖してやろうかと思ったほどに逆上していた当方であるが(←どうしてそう無茶苦茶なことを平気で考えつくんですか)、そもそもの原因は自分の粗忽である上、当サイトを閉鎖したところで我が家のビデオデッキはいささかの痛痒も感じないに違いなく、ましてや日々紳士道の規範として人々から尊敬の念を集めている当方が、そんな野蛮な行為を押し通すわけにもいくまい(←紳士道の規範は最初からそんなことを考えたりしないと思います)。


 そんなわけで、潔く再放送かDVD化を気長に待つことに決め、最終回の前半部分をおとなしく観ることにした本日の当方である。
 前半しか観られなかったとはいえ、今週の水谷も豊っぷりが最高だったので大いに満足だ(←負け惜しみにしろ本心にしろ人格を疑われる発言ですよ)。


 ちなみに、テープが切れる直前のシーンは

 水谷「なるほど。……しかし、それが本当だとすると、ひとつおかしな点があるんですよ。
    それは、

 ────終了────

 こんな具合の素晴らしく思わせぶりなヒキっぷりであった。(実話)


※1)勘違いをそっくりそのまま社長に伝えてしまった……普通の会社なら訓告処分であろうが、当方が所属する会社は社員数一桁のアットホームな事務所であるため、酒の席盛大にバラされてその場全員の大爆笑をゲットするに留まった。寛容な上司を持つといろいろな意味で幸せである。
※2)トゥビリアル……些末。とるにたらないこと。




2002年12月24日(火)

 クリスマスイブ?

 何ソレ?

 ……っていうか、今日って何日?


【問】
 春原志源さん(仮名)が上記のようになってしまった理由を、次の資料から推測しなさい。

アンサガ7900円


 しかもリミテッドエディションか!!!


 なお、22日に我が親愛なるグレート叔父が有馬記念で30万当てたおすそわけとして、高そうなクリスマスケーキを持ってきてくれた為、本日はケーキを囲むことすらない地味な一日であったことを追記しておく。


※リミテッドエディション……アンリミテッド:サガの限定版。前作までのキャラクターデザインを担当していた小林智美氏のイラストボードと音楽CDがついてくる。なお、当方はこのゲームに3連休を全て費やす程ハマっているが、購入は絶対にお勧めしない




2002年12月19日(木)

 かつて、「オレオとオレンジジュースを一緒に食べるとぞうきんの味がする」と少女漫画雑誌に投稿していた名も知らぬ少女がいた。

 既に発売中止となっている、目覚まし用だか歯磨き用だかのガムの味を評して「絶望の味がする」とのたまったリアル友人がいた。


 いつの日か、こんな未熟な当方も、生まれて初めて食したサザエの内臓の味をそのように的確に表現したいものだと願って止まない今日この頃である。
 脳天に「バッドステータス・毒」が点灯したあの瞬間を、当方は決して忘れはしないであろう。


※1)オレオ……製菓メーカー・ナビスコが販売している、ココアクッキーのシュガークリームサンド。地味ながら根強い人気を誇るロングセラー。
※2)サザエの内臓……食通が好む部位。居酒屋等でサザエの壺焼きを頼むと、店によっては見ることができる。灰色の外見にあたかもマジックで大書したかのごとき渦巻き模様が、それを目にした者に生物界のマジックを感じさせてやまない。とりあえず当方は食通ではないため、味に関してこれ以上のコメントは控える。




2002年12月17日(火)

 http://pc3.2ch.net/test/read.cgi/hp/1013160665/


 …………深々と頭を垂れるよりほかにない。


 逆転裁判1の宇在のセリフにも大いに感じ入って反省した挙げ句ほとんど改悛の余地が見られない当方であるが、何気なく覗いた某巨大掲示板サイトのこのスレッドで、サイト運営歴半年・HTML文書製作歴3年・ネット歴5年半の己を久々に振り返って出家したくなった。


 ごめんなさい。

 昔の当方、文末の顔文字とカッコ書き使用率が軽く30%を超えていました。
 閉じ忘れ満載のテーブルタグを打っておきながら、旧ブラウザでの表示確認などろくにしていませんでした。
 ぶっちゃけ昔の自分が書いた、欺瞞と偽善と知ったかぶりに満ちた掲示板投稿を思い返すと、ブラジルの穴の掘削作業を無償で手伝ってもいいと思えるほどの罪悪感に追い込まれます。


 というか知ったかぶりは今でも全く改善されていません。
 なまじ偉そうな文体で日記と称したネタ帳などを書き殴っている分、より一層始末に負えないように感じます。(←本当にな……)


 「サイトスペースを借りるのが面倒だ」「コンテンツを作るのが面倒だ」という理由で、何度かサイトの中身だけは作ってみたものの、そのたびに飽きて挫折していたかつての当方。
 三年前にいらんクソ度胸を発揮して、初心者丸出しの迂闊なホームページを立ち上げていたら、今頃どんな醜態を晒していたことか。

 面倒がりで本当に良かった。

 ……だが、本来ならばもっと面倒がりであるべきだったのかも知れない。そのように考えて、深く深く恥じ入っていた本日の当方であった。
 自分の考えを不特定多数の人々に発信するのは、まことにもって難しく、責任を伴うものである。


※1)逆転裁判1の宇在……GBA用アドベンチャーゲームの登場人物。外見は太り気味の体型に眼鏡をかけたステロタイプのオタク男然としており、セリフの語尾に必ず(笑)(爆)(泣)(汁)(垂)等のカッコ書きをつけるのが特徴。人は他人の振りを見て初めて我が身を振り返るものだと思い知らされた次第である。
※2)ブラジルの穴……地球を垂直に貫通しており、出口が世界の反対側に繋がっていると言われる空想上の穴。




2002年12月16日(月)

 ……え? 西遊記のドラマって、唐沢寿明と牧瀬里穂が出てる奴

 孫悟空役は堺正章? 何それ? あの隠し芸大会に出てる人俳優だったの?

 夏目雅子ってドラゴンボールの声優やってる人でしょ?


 などと書いていると平成生まれのナウなヤングが一斉にキレてバタフライナイフで襲いかかって来るので、紳士たる当方はこれ以上の発言を控えようと思う(←偏見バリバリな上に平成生まれは唐沢の孫悟空すら記憶に無いと思います)。


 そんなわけで(どんなわけだ)「ゲーム・連想ゲーム」の正解は「遊遊記」、1989年発売のディスクシステム用アドベンチャーゲームである。「新・鬼ヶ島」に続く任天堂ディスクAVG三部作の二作目であり、当時は非常に斬新であったザッピング・システムを取り入れていながら、誰にでも分かりやすく構築されたシンプルな操作システム──そして、昔話という親しみやすい題材に現代のテイストを加えたユーモラスな世界観が老若男女を問わず受け入れられ、未だにアドベンチャーゲームの佳作と語り伝えられる伝説のレトロゲームである。(←自分でも読み返したくないような文を書く癖をいい加減控えてください)


 そもそもディスクシステムが何だか解らない者と1989年にまだ生まれていなかった者は正直に名乗り出なさい。怒らないから。



2002年12月14日(土)

 突発企画【ゲーム・連想ゲーム】(ヒント3)

 「ぼんさんがへをこいた ぼんさんがへをこいた ぼんさんが……」



 午前9時に眼が覚める。
 そのまま寝て起きて寝て起きて寝て起きたら、正午。

 冬眠暁を覚えずとはよく言ったものである。(←言いません)


 さて。
 50のオジンが怒ったり茶を飲んだり走ったりしただけで某巨大掲示板の実況板が異常なほどに盛り上がる、マニアック刑事ドラマ「相棒」。
 裏番組の柳沢教授が9回 で打ち切り に短縮されたのは 松本幸四郎しか見どころ無かったから当然 至極残念であるが、フジテレビの裏番組としてこれだけ健闘しているのはお見事である。さすが水谷豊のファンが集まって製作したドラマなだけあるというものだ(←その表現はどうかと思いますが)

 しかもこれが、意外にも若い女性の間でなかなかの人気を博しているらしい。某美少年及美青年限定芸能プロダクションの若造を使うなど言語道断、といった気概が配役からもビシビシ伝わってくるような番組を土曜ワイド劇場の頃から見ているという女性の話を聞くにつけ、製作の方とは何ら関わりも無いのにわけのわからん達成感を覚えてしまう。
 よかった。やはり当方のインテリジェンスオジンを見る目に誤りは無かった。(←根本的に誤っていることに早く気付いてください)

 我が社の忘年会が最終回(二時間スペシャル)とカチ合ってしまったことを知った瞬間、真剣に忘年会をサボる口実を考えはじめていた自分にメリークリスマスである。


※水谷豊のファンが集まって製作したドラマ……実際、水谷に憧れて俳優を志したという相棒役の寺脇康文を筆頭に、メインスタッフに水谷ファンが多いらしい。そもそも「水谷さんのこれまでに無い魅力を引き出すために作ったドラマ」がコンセプトだったのには恐れ入る。




2002年12月10日(火)

 突発企画【ゲーム・連想ゲーム】(ヒント2)

 「かいちょう かいちょう」
 「ぶぉん ぶぉん」




 ADSL(フレッツ12M)、開通。

 配線の段階で早くもモジュラーコードをLANケーブルと間違えて取り付けたためルータがちゃんと動かないという試練をものともせず、果敢に勝利を勝ち取った当方の勇姿は末代まで語り伝えられてしかるべきであろう。(←末代まで語り継がれるアホの間違いじゃないですか)


 しかし、噂に違わぬ通信速度に早くもビックリである。
 職場の通信環境はこの間ISDNをフレッツにしたばかり、自宅の通信環境はいまだにダイアルアップ、使っているPCはボンダイブルーのiMac。そんな感じでもはや未開人に近い場所へ取り残されて久しい当方であるから、サイトが一瞬で表示されるのを目撃した瞬間の喜びもひとしおだ。
 つい昨日まで途中で読み込み止めたろかと思うほどの時間を費して段階描画されていたyahoo検索のサイトだって(←よりによってyahooでかよ)、クリック一発でスピード表示だ。素晴らしい。

 郵便ポストの「郵便」の字を「垂便」と読み間違えて公道で用を足した江戸時代の人間と同レベルであることは自分でもよく解っているため、「今頃ADSLで感動かヨ! ペッ!」と思っている読者諸兄も優しく流していただけると幸いである。


 それにしてもMacOS対応のルータは本当に数が少ないものだ。
 実は昨日ようやくルータを買いに行ったのだが(←危機感がないにもほどがあります)、今日び流行りの無線LANにしろ何にしろ、置いてあるのはゲイツの長男専用機種ばかり。大海を匙で掬うような苦労の果てにようやく見つけだしたMac対応機種はといえば、Win専用型と機能は同じで値段が倍と来ている。

 売場全体から異教徒は死ねという憎悪の声をまざまざと感じた気がしてならない当方である。


※ゲイツの長男……窓。次男は凶箱(X-box)。




2002年12月9日(月)

 突発企画【ゲーム・連想ゲーム】
 (問)次のセリフが実際に登場するゲームのタイトルを連想しなさい。

 (ヒント1)

 「ゆ〜きの ふ〜るま〜ちを〜
  じゃじゃじゃじゃ〜ん」




 初雪である。

 関東地方にこれほど早く雪が降るのは久しぶりのことだ。平素から電車を一本乗り逃すと会社に遅刻するスリリング通勤によってライフスタイルにほど良い緊張感を取り入れている趣味人の当方も、さすがに本日は電車の遅延を考えて5分早く家を出たほどである(←5分では全くの焼け石に水だと思いますが)。

 積雪に残る靴跡や、可愛らしい猫の足跡や、こんな日に自転車通勤を試みた勇者らのタイヤ痕やらスリップ痕やらをしみじみと眺めながら、朝っぱらから『これならホワイト・クリスマスも夢じゃないネ、ダーリン』などと電車の中でメールを打っているときめき度上昇に余念のないアホ共は何百人いたのだろうか、と紳士らしからぬことに思いを馳せた本日であった。


 ところで、明日は我が家におけるフレッツ・ADSLの回線開通日の予定であるのだが。
 昼過ぎには雨に変わってしまったヌルい雪とはいえ、天候によって著しく機能を低下させる点においてはハメハメハ大王といい勝負の我らが東京都、我らがN丁丁(仮名)。

 よもやこれを理由に工事日を延期にしたりはすまいな。(疑)

 本当にそんな事態が起きようものなら、次作の劇場版ハリー・ポッターに稲垣五郎がスネイプ先生役で登場する羽目になるよう呪いをかけてやると思ったり思わなかったりしている当方である。


※スネイプ先生……小説「ハリー・ポッター」シリーズに登場する、ホグワーツ魔法魔術学校の教師。厳格にしてミステリアス。悪い人ぶるのが趣味(予想)。





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