鬱日記
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2002年11月14日(木)

 ここ数週間の水曜日の日記更新率が異様に低いのは言うまでもなく水谷豊のせいである。
 ここだけの話だが、「相棒」を見終えた直後の当方の戦闘力はところ天の助より低くなってしまうのだ。誰にでもある弱点と思って許してやって欲しい。


 さて、当方が日参している覆面マニアの同志(←失礼な)A様のサイトをいつものように覗いていると、なんと「それいけノンタック」を元ネタとしたイラストが追加されていた。

 平成生まれのナウでピチピチなお嬢さん方は御存じないであろうが、「それいけノンタック」とは当方が小学校の時分にNHK教育テレビで放映されていた、人形劇形式の小学校向け社会科教育番組である。

 主人公のノンタック(人形)は、「オデコのメガネででこでこでこりーん」という呪文と共に装着すると、無生物と会話ができるようになる不思議なメガネを所持している。ノンタックがメガネの力でポストや電柱等に話しかけ、彼らの働きや考えをあれこれと尋ねるさまを見て、社会の基本的な仕組みを学んでいくのが番組のコンセプトだ。


 ところで、当方はこの番組に幼少時から並々ならぬトラウマを抱き続けている。
 幼い頃はノンタックの妙に生々しい顔が恐くて素直に番組を楽しむことができず、ようやくそれを克服したと思った矢先、今度はこの番組の主題歌が血も凍る恐怖を呼び起こしたのだ。


 いいか。ここに主題歌を記す。目のあるものは刮目して見よ。その恐ろしさが身にしみて感じられるはずだ。

♪ 僕のとなりはだーれ となりのとなりはだーれ
  はい はい はい ははーい はい
  今日も なぜなぜ どうしてどうして 始めよう
  それいけノンタック


 ……ここで考えてみて欲しい。通常「隣」とは、ある物の横に相接した位置、もしくはその位置にある物体を意味する言葉である。「僕」とは人間を表す一人称であるから縦横の定義ははっきりとしており、また、続く歌詞に「誰」とあることから、「僕」の「となり」を意味するのは、僕の左隣、そして右隣に位置する人間のことであると解釈するのが自然であろう。

 次に「となりのとなり」であるが、これは「僕のとなり」として定義された人物の左右両側に存在する人間を意味すると思われる。

 ただしここで留意されたいのは、「僕のとなり」である人物が「僕」の左側に位置していた場合、「僕のとなり」の右隣に存在するのが「僕」自身に該当してしまうということだ。質問を発しているのが「僕」である以上、発した問いに自分で呼応することは考えにくい。すなわち、「僕のとなり」の隣に存在する人物のうち、「僕」に該当する人物は除外するのが妥当な考えと言えよう。


 こうして「僕」および「僕のとなり」および「となりのとなり」を定義していくと、この定義に該当する人物は4名存在することがわかる。図に表すと次のような位置関係である。

 ─  ─  ─  ─ 
隣の隣  隣   僕   隣  隣の隣


 これを踏まえて、もう一度件の歌詞を読み返してみて欲しい。
 ……そう、もうわかったはずだ。


僕:僕のとなりはだーれ となりのとなりはだーれ
1:はい
2:はい
3:はい
4:ははーい
5:はい


 ひとり多いではないか!!


 いつのまにか増えている人員。存在することのあり得ない五人目の人物。恐るべき事実を軽妙な歌詞と曲調で隠蔽するカモフラージュの巧緻さは、かの名高い「山小屋の一夜」をすら彷佛とさせる。児童向け番組の中にこれほど戦慄すべき暗示を秘めた主題歌があって許されるものだろうか。

 これこそ20世紀の魔物と呼ぶに相応しい呪歌、作詞家の脳髄を狂わせ、彼をして彼自身の全く望まぬ歌詞を書き記させた何者かの息遣いをまざまざと感じさせる恐るべき悪意の波の正体である。番組の終了によって何者かの黒い意志は一見封じられたかのように見える。だが、


 すみません。飽きて来たんでそろそろ中断していいですか。
 (↑出鱈目を適当に書いて放り出すのもたいがいにしてください)


 実際のところは4人目が「ははーい、はい」とふざけただけなのだろうが、学生時代は「僕が自分でも返事した説」「『ははーい』の部分は2人とカウントする6人説」「僕の前後の人間も数に含まれる説」等、友人間で諸説乱れ飛んだものである。
 このようなくだらない学生生活を送っていた人間が将来どういう大人になるのかは推して知るべしであろう。



2002年11月12日(火)

 リアル友人Tより「テニスの王子様」のDVDを借り、この作品の主な登場人物が高校生ではなく中学生であったことを初めて知る


 どう見ても22歳以上が何人か混じって(以下管理人が保身を図った為削除)

 やはり彼らも掃除当番が回ってきた際、帰りの挨拶をした直後にホウキを取得せんと掃除用ロッカーに殺到したりするのだろうか。
 気に入らない担任の給食の牛乳をあらかじめ隠しておいた3日前のものにすりかえていたりするのだろうか。
 休んだ奴のゼリー等を取り合ってワゴンの前でジャンケンをしていたりするのだろうか。
 音楽の時間にはたて笛でエーデルワイスを吹かされていたりするのだろうか。
 何度合唱の練習を繰り返しても、歌っているうちにどんどんテンポが早くなってしまうのだろうか。

 そんなことをなんとなく考えていたら、自分の低レベルな中学校生活を露呈していることにようやく気付いたのでこの辺にしておこうと思う。


 ところで、あの仮面ライダー龍騎の主演俳優が、件のTが在籍していた中学校の先輩だったのだという。
 T自身、同じ学校に実兄が在籍していたため、「Tの妹だ〜」と、アホみたいなからかわれ方をされた記憶があるようだ。

 あの龍騎が私を慰み物にした!!」
  絶望の沈黙に秘められた少女の涙……

 等の見出し付きで週刊誌に売り込んだらどうだろうか、と提案しかけた当方であるが、当方と違ってそんな酔狂をしているほど彼女は暇ではないので自重しておいた(←珍しく正しい判断ですね)



2002年11月11日(月)

 いたって普通の、ユ○クロや新○堂なんぞが収まった、ごくまっとうな駅ビルの本屋に。
 横幅3メートルをゆうに超える棚面積を占めるボーイズラブ小説のコーナーができているのを見るにつけ。

 女性は得だなあ、と身にしみて思う。

 一方でふと顧みると、男性向け書籍は棚ひとつの上半分に穢いものでも閉じ込めておくかのように追いやられ、「成人指定」の黄色いラベルを貼られて申し訳なさそうに肩を寄せている。

 少々性別の組み合わせが異なるぐらいで基本的に作中でやっていることはほとんど同じなのであるが、まあ、当方ごときの貧弱な頭脳で色々と考えていると処理落ちが始まってしまうので、そこらへんの理由についてはあまり深く触れないでおこうと思う。


 それにつけても、◆◆(※男性固有名詞)×△△(※男性固有名詞)という言い回しが普通に定着しつつあるこの世の中。「●●(※男性固有名詞)、お願いだから、俺を一生●●の奴隷でいさせて……」等のいかがわしいコピーが書かれたオビのついた文庫本を(←妙に詳しいのはどうしてなんですか)楚々とした中学生のお嬢さんが平気でレジへ持っていってしまうこの世の中。

 いい時代になってきたじゃないか。(←素で答えないでください)


 えっ。ああ、うん。当方は中学時代に自分の好きなキャラがカラんでいたその手の本をうっかり読んで熱を出して翌日学校を休んだほど清純派で通っている人間だから、もちろんそんな不道徳な本は一冊だって所蔵しちゃいないよ。(棒読み)

 正直なところ、不慮の死を遂げた際に遺品整理をされて困るようなヤバイ本は極力書棚に置いておきたくない所存である。



2002年11月9日(土)

 学生時代という青く苦い思い出も記憶から遠のいて久しい当方であるが、数カ月に一度の割合で学生時代の夢を見ることがある。
 とはいえ仲の良かった友達が出てくるとか初恋の相手が出てくるとかいったような心暖まる内容はカケラも伺えず、たいがい一時間後にテストが始まる予定であったり、重大な忘れ物をしてしまっていたり、最高にビッグな宿題の提出期限が明日であったり、パジャマ姿やパンツ一丁で登校してきていたりとろくな展開ではない。どんな学生生活を送っていたかは推して知るべしといえよう。

 今朝見た夢もその例に洩れず、高校時代の担任によって生徒全員にノートが配られ、そこに毎日日記を書いて提出するという課題を科せられる内容であった。

 なんと! こんなものを書いていたらサイトの日記を更新する暇が無くなってしまうではないか!!

 そう思った瞬間に目を覚ます。
 夢の中でまで日記のネタに悩んでいる可哀想な当方である。(←全くの自業自得です)


 問題の森博嗣御大に限りなく近付いていた髪型であるが、昨日の仕事帰りに紳士用カツラとほぼ等しい髪量をキャンセルした結果、幾分鬱陶しさが軽減された模様だ。
 それだけ切っても家族を含めた誰ひとり散髪に気付かないことがままあるため、このような事象を密かにステルス散髪と名付けて流行らせようと目論む昨今である。



2002年11月8日(金)

 「うぉーりゃ!」ズバン。
 「うぉーりゃ!」「うぉーりゃ!」「うぉーりゃ!!」ズバン。ズバン。ズバン。

 ぼごふ。「うぉっ!」
 ぼごぼごぼごぼごぼごぼご「うぉぁーっ!!」

 孫市「なにやってんだ十兵衛!!」


 ボス戦で仲間に5回も怒られたのは初めてです。


 そんなわけでただいまの今更攻略ゲームは「鬼武者2」。素人がわけもわからず刀を振り回していても結構先に進めてしまうのが素晴らしい。アクションに自信のない人間でも、当方のようにまる一時間同じ部屋を出たり入ったりして経験値を稼げば、ある程度キャラを強化することができるので安心だ(←それはアクションゲームの楽しみ方ではありません)
 また、店で買ったり宝箱から入手した品物を仲間たちに渡すと他のものと交換してくれるのだが、このアイテムトレードが非常に楽しい。渡した品物によって、相手のリアクションが多様に変化するのである。


 例えば、ここに「媚薬」なるアイテムがあります。良い子のみんなはまだよく解らないかも知れないが、服用するとちょっとオカシナ気分になっちゃうお薬だヨ!
 というわけで、これをさっそく女好きな仲間に譲渡してみます。どんな女人でもイチコロとあらば、さぞかし喜んでもらえることでありましょう。さあ受け取れ、恵瓊!


 恵瓊「十兵衛、好きじゃー!!!」

 飲むな!!!!!


 気を取り直して別の仲間へ。少々お堅そうな雰囲気ですが、仮にも男性。……まあ、十兵衛の不品行を咎められこそすれ、誤って自分で飲むような粗忽をやらかすようなタイプではないでしょう。さあこれを見ろ、孫市!


 孫市「……て、てめえ!! 一体なにを渡そうとしやがる!!」

 鉄砲向けられましたが


 どういう渡し方をしてるんですか十兵衛殿。もしかして狙ってますか十兵衛殿?(何を)
 まあそんな彼も、「持っている二人は必ず結ばれる」というペアリングの片割れを喜んで受け取るので実は満更でもないのかも知れませんネ(やめろ)。

 実際のところ男性の仲間全員がペアリングを渡すと嬉しがる上、うち一名は意味深に照れてみせるため、非常に複雑な気分を覚えている当方である。

 刀さばきはヘッポコな上にセクハラが趣味の優作。最悪だ。(←最悪なのはお前だよ)



2002年11月7日(木)

 半月ほど前に散髪をしたばかりだというのに、早くも髪が伸びて鬱陶しい長さになりつつある。というか既になっている。
 現状の髪型は良く言えば森博嗣御大、悪く言えばフルブライト23世といった有様で(←良し悪しの基準がむちゃくちゃだと思いますが)、まったくもって邪魔極まりない。

 森博嗣氏の文章を信奉してやまない当方だが、さすがに氏のキノコカット合理的な髪型まで模倣するのはいささか僭越であろう。
 当方ごときが模倣を許されるのは「面白くない本を読んだら批判などせず、黙って壁に投げ付ければ良い」というポリシィくらいのものであるから、週末にでも大人しく髪を切りに行こうと思っている所存である。


 どうでもいいが「東海地方」と打とうとした際の第一候補に「TOKAI痴呆」を持ってきたことえり。

 本当にいいかげんにしろ。


※森博嗣……副業でミステリィ小説を執筆している国立大学の助教授。「すべてがFになる」で第1回メフィスト賞を受賞した。トリックはともかく(酷)、当方がこの世で最も愛する文体でものを書く人物。「最もカット時の状態を長く持続できる」と言う理由で、十年以上同じ髪型を続けている、らしい。




2002年11月5日(火)

 サイトを立ち上げてからというもの、(頭の中身に)暇さえあれば、日記のネタをあれこれ思い悩んでしまう最近の当方である。

 それはいい。

 だが、自分で読み返してみて面白くないからといって、書いた日記をボツにするのはどうか。

 その日にあったことを備忘録として忠実に書き残すのが日記ではないのか。これではただのネタ帳ではないか。

 まあ消してしまった内容も、借りた「鬼武者2」のパッケージを見て次回作の主演は水谷豊にやってもらえないだろうかと思ったことだとか松本幸四郎なら日本の鎧より西洋甲冑が似合いそうだとかそれならいっそのこと彼には「魔界村」の主演として出てもらって一撃食らうとパンツ一丁になるところまで忠実に再現してもらえたら素敵だとかそういった当たり障りのないことばかりで


 ボツにして正解だった。


 さて、読者諸賢のご想像通り、三連休は今更衝動買いした「ICO」の攻略に現を抜かしていたのでしばしば更新をさぼっていた次第だ(←いいかげん反省の色ぐらい見せてください)。

 「この人の手を離さない。僕の魂ごと離してしまう気がするから。」

 そんな美しいコピーが冠された繊細なアクションアドベンチャーゲームをプレイしているにも関わらず、行き詰まるたびに高所からジャンピングフラッシュ顔負けの根性ジャンプを繰り返し、幾度となく主人公を墜死させていた無粋な当方である。


※1)魔界村……難易度が高いことで有名な横スクロール式アクションゲーム。攻撃を一度でも受けると瞬時に脱げて腰布一枚になってしまう、イカした装備に身を固めたヒゲのオヤジが主人公。
※2)ICO……1998年発売。主人公の少年を操作し、同行する謎の少女を敵から守りながら、様々な仕掛けで阻まれた古城を脱出するのが目的。
※3)ジャンピングフラッシュ……「ムームー星人が出てくるゲーム」と言った方が通りが早いかも知れない。自機をびよんびよん跳躍させてステージ内を探索する、テンポのよい浮揚感が売りのアクションゲーム。




2002年11月2日(土)

 よくよくあなたがたに言っておく。当サイトの管理人はあくまでもヒーローマニア馬鹿が本業であって、インテリジェンスオジン愛好家は副業である。


 ……すまない。以前「外国のホテルにある聖書は持って帰ってもよい」というまことしやかな通説を真に受け、サイパンのリゾートホテルからかっぱらってきた聖書(和英併記)をわざわざ読み返してまで書くネタではなかった。

 「英語の勉強になるかも」と思って犯行に及んだくせに全く役立てておらず、手に入れた英語の知識が『まむしの子らよ(Blood of vipers!)』などというろくでもない罵り文句ひとつであったあたり、当方の人格を如実に露呈しているエピソードといえよう。
 敬虔なキリシタンの方にしか元ネタが解らず、しかも内容は敬虔なキリシタンの方を真っ向から敵に回している危険な文章であるため、国際ギデオン教会の関係者には秘密にしておいていただけると幸いである。


 それはさておき、本日の起床・午前11時。昨日就寝したのは午前1時。

 いくら頭の中身が6歳児だからといって、6歳児の平均睡眠時間まで真似することはないのではないかと自分でも反省している。


 ちなみに冒頭のようなことを書いたのは、水谷に萌えるあまり、無意識のうちにオジン愛好コンテンツを作りやしないかと自分でも不安だからなのであるが、この時期に当方の不安など描写しているとInnocent Blackのパクリだと思われるのでここは黙っておこうと思う(←パクリ以前の問題だと思います)

Innocent Black……先日発売された「探偵 神宮寺三郎」シリーズの最新作。データイーストからワークジャムへ版権が移ったことを転機とし、主人公である神宮寺の弱さを前面に打ち出したシナリオはファンの間で物議をかもしている、らしい。このサブタイトルを一目見て某リアル友人を連想した当方は人としてかなりアレだが、連想させしめたリアル友人もかなりのタマである。




2002年11月1日(金)

 ……しまった。
 前回の日記で友人Iがあんなメールを送ってきたのは、当方がサイトの2000ヒット記念にロビンのイラストをせびったためであると併記するのをすっかり失念していた。
 冬が近付くと物忘れが激しくなっていけない。このような具合だから弁当箱の蓋に白飯を盛ったり一ヶ月前に購入した本を誤ってもう一冊買ってしまったりするのである。

 やはりアレだ。これは当方の肉体が冬の訪れに備えて冬眠を要求しているのだ。熊や爬虫類と異なり、人間には冬眠の習性は存在しないはずであるが、当方は人非人なのでそういうこともありうるということなのだろう。


 そんなわけで、とりあえず春が来るまで冬眠させて頂くことにする。
 おやすみなさい。





 といった理由で日記の更新をサボれたらどんなに楽だろうかと懊悩していたので、ますます日記のサボリに磨きがかかる今日この頃である。(←偉そうに語ることではありません)

 悩んでいたからといって水曜恒例インテリジェンスオジン観賞会は勿論逃さない。「相棒」の影響か、若い女性の間で水谷豊萌えが静かなブームを引き起こしている風潮が(ごく一部の地域で)みられるのは非常に喜ばしいことだ。 仲間を見つけるとつい安心してしまう後ろ暗い人間の典型である。

 しかし、今週は恒例と思われた激昂がとうとう見られなくなってしまったのが残念だ。当方はあの不自然極まりないキレ方が実は大ッ嫌いなのだが、いつのまにか21時40分を回ると「出るか、ここで出るか?」と無意識にキレ待ちをするようになってしまった。非常に遺憾である。

 まあ、そんな遺憾さも寺脇康文と水谷豊が二人並んだ際に生じる遠近法への疑問の前には些末なことだ。あの身長差を見ていると無意味に癒されるというようなことをこれ以上書くと一層人格を疑われるばかりなのであえて書かない賢明な当方である。


インテリジェンスオジン観賞会……水曜夜9時放映のテレビドラマ「相棒」および「天才・柳沢教授の生活」を鑑賞し、水谷豊と松本幸四郎によって脳髄を癒される会合。




2002年10月29日(火)

 さて、先日盛大にデータが消し飛んだPS2のメモリーカードを思い起こすたび、「やはり七曜の武器を全部最強にしていたFFXのデータが飛んだのは痛かった」と陰で悲嘆にくれている当方の様子を日記で知り「楽しそうだ」と宣った親愛なるリアル友人・イノセントブラックIから、こんなメールが届いていた。

 「ロビンが描けません。どうすればいいですか?」

 ここは、

 奇遇ですね。当方も描けません。(微笑)
 と、森博嗣風にクールに決めてみるべきか。それとも、

 ロビンが描けなければライムを描けばよいのです。
 と、マリーアントワネット風に受け流すべきか。いずれにせよ悩ましいところである(←悩むようなことではないと思います)


 ところで、先日の後遺症かどうかはわからないが、当方のPS2はここのところ大変に調子がおかしい。
 突如マエストロ高橋の血に目覚めてしまったらしく、1時間以上プレイしていると必ずフリーズするという厄介な特殊能力を連日披露しているのである。
 どうせならハードモードのゲネス首領にすら連打勝ちする16連射能力を開花させてくれれば良いものをと思ったところで詮方ないのであるが、さすがに「ワイルドアームズ(1)」の闘技場での戦闘時、5分に1回の割合で連続停止を食らった際には閉口した。


 こんなギリギリの状態である当方のPS2を用い、「正義の味方」をノーセーブでクリアできたらその悩みを解決して差し上げようと思うのだが、どうだろうか。Iよ。(←本当に友人を失くす気ですか貴方は)



2002年10月28日(月)

 夕食をとりながらボンヤリとテレビを見ていると、「災害時に生き残るには?」というようなコンセプトのバラエティ番組が放映されている。

問)突然の大地震によって、周辺の地盤に液状化現象が発生しています。貴方は幼いわが子を抱え、倒壊の危険がある自宅のマンションから、すみやかに安全なところへ避難しなければなりません。さあ、どこへ行けば生き残ることができるでしょうか?

1)自宅からだいぶ離れた小学校へ避難する
→一帯は泥水のぬかるみと化しています。そこかしこに亀裂が発生している不安定な道のりを、500mも歩くことは自殺行為。死亡。

2)自宅からほど近い河川敷へ避難する
→もしも余震が発生した際、川岸の地盤が削り取られ、発生した亀裂や川の流れに飲み込まれる恐れがあります。死亡。

3)自宅から少し離れた災害時指定所へ避難する
→水が引き、地盤が安定するまでは一昼夜以上かかります。その間子供を抱えて立ちっぱなしでは体力が持ちません。死亡。


 それではどうすればよいのかというと、正解はこうであった。

4)自宅から少し離れた駐車場へ行き、車の中で水が引くのを待つ
→車内は冷暖房が使え、座ることもでき、なおかつカーラジオや自動車電話で通信手段を得ることもできます。生存。

 車を持っていない貧乏人は死ねということである。すばらしい。


 ちなみに当方の住まいは液状化現象発生率100%の川っぺりであるため、大地震が発生したらDEAD確定であろう。

 なに、既に墓碑に刻む文句は「こんなはずじゃなかった」に決まっているので問題ない。問題があるとしたら刻むべき墓碑をどこで調達するかだが、まあ、いざとなったら卒塔婆にマジックインキか何かで殴り書いてもらえば良いことだし(←よくねえよ)。

 皆様も突発的な災害に備え、日頃から遺言と墓碑銘を準備しておくように心掛けて頂きたいものである(←どうしてそう後ろ向きなんですか)。


※こんなはずじゃなかった……確かD・ハンドラーの著作に登場する名台詞。万一当方がキリシタンに改宗したら、絶対墓に刻んでやろうと思っている至言。




2002年10月27日(日)

 俺さあ、血液型占いって好きじゃないんだよ。

 よくいるじゃん、「お前ナントカ型だろ」って聞いてくる奴。で、答えると「やっぱりなあ、そうだと思ったよ」とか「えー? 違うの? ○型だと思ってたよ、お前の性格って○○だから」とか言うんだよ。

 もうバカだと思うね。人間の性格と運勢が4通りしかないわけないじゃねえか。「A型は神経質」「B型はわがまま」ってよく言うけどさ、誰だって少しは神経質な部分やワガママな部分は持ち合わせてるわけだろ?

 要するに、「この血液型の人はこういう性格です」って本やなんかに書いてあるから、信じやすい奴が自分はその通りの人間だって勘違いしてるだけ。根拠なんか全然ないものを、またこういう奴が思い込んでるうちに本当に占い通りの人間になっていっちゃうもんだから、余計にややこしくなってくるんだ。ここまでくると集団幻想に近いね。

 まあ、何より頭に来るのが、その血液型占いに俺の性格が結構あてはまってることなんだけどさ(笑)。





こういうことを言っている者は、

大抵A型。(経験談)



 そんな当方はしばしばA型に間違えられるB型であるが、このようなことはあまり深く考えていないのでご了承頂きたい。




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