鬱日記
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2002年10月25日(金)

 神宮寺三郎シリーズの最新作「Innocent Black」をプレイ中、メモリーカードアクセス画面でソフトリセットをかけるという蛮行を行った結果、カード内のデータが全部綺麗に消え去った。

 「カードが初期化されていません。初期化しますか?」

 うわあ。(感想)


 幸いその時PS2で攻略中のゲームは、購入してきたばかりの神宮寺だけ(プレイタイム2時間半)であったためにさほどの衝撃は覚えなかったが、この事件が長編RPGの終盤をプレイ中に発生していたとしたら、当方は世の無常を感じて出家するか、大いに叫んでダークサイドに堕ちるかのどちらかの道を選んでいたことと思う。危ないところである。

 まあ、100%自分のせいであるから仕方がない。自分の犯した過ちには寛容に接するのが当方のポリシーであることだし(←捨てろよそんなポリシー)、ここは前向きに考えていこうと思う。


1)怪傑紳士ロビンが大活躍していた「正義の味方」のデータ(キャラクターカード全収集済)
→これでもう一遍最初からやり直す口実ができたゾ! やった!!(←前向きすぎます)

2)およそ5時間ガイコツと戦い続けて友情値を稼いだ挙げ句、全員から友情の証をもらった「探しに行こうよ」のデータ(※ライトクロスの友情度最大値)
→よし! これを理由に友人Iから貸出期間を延長してもらえるゼ!(←無理だと思います)

3)カジノでコインをカンストまで稼ぎきっていた「ゼノサーガ」のデータ
「.hack」と違ってあのゲームの続編は再来年ぐらいまで出ないから大丈夫! まだまだ時間はあるゾ!!(←ただでさえ恐ろしいゼノファンを敵に回さないでください)

4)去年の冬頃毎日律儀に世話をしていたシーマンの育成データ
→奴は「スーパーファミコンを持っている」と答えた当方を鼻で笑った上、ディスクシステムをゲーム機として認識できなかったから未練はないんだ! ゴメンよ!!(←ディスクシステムは周辺機器ではないでしょうか)

5)ちょっとうかつに名前を出せない、とあるRPGシリーズ最新作
→あのゲームは当方の中でやらなかったことになっているので痛くも痒くもありません。


 なんだ。そんなにショックなことじゃなかったネ! 落ち込んで損しちゃった★

 「正義の味方」を初めてクリアした時より落ち込みの度合いが少ない(※)のは我ながら流石である。


※アホみたいな話であるが、当方はこのゲームのエンディングを迎えてしまった寂しさのあまり本当に落ち込んでいた。誰か何とか言ってやって欲しいものである。




2002年10月24日(木)

 ……昨日の水谷豊はキレがあまり良くなかった……(文字通り)
 意味のよく解らない方は18日の日記を改めてご覧頂きたいと思う。


 さて、毎日毎日水谷水谷と連呼しているため、わが親愛なるリアル友人Iは「良かった、君がまともな(三次元の)人間に興味を持ってくれて☆」と大層心配してくれていたのだが、水谷豊が現実から遊離した役柄を演ずる50のオジンであることを知り、より一層混迷の度を深めた様子である。

 Iは水谷豊をよく知らず、どうも当方が若いハンサムな俳優に惚れ込んだものとばかり思い込んだらしい。名前が似ているので、おおかた竹野内豊の弟か何かだと思ったのだろう(思いませんよ)。
 まあ、少なくとも金城武と竹野内豊の区別が付かない当方より35倍はマシなミステイクといえる。

 のみならず、当方の海馬はMr.Childrenの桜井和寿と窪塚洋介を完全に同一人物と認識していることえり並の記憶能力であるから、このようなことは日常茶飯事だ。
 当然モーニング娘。のカゴツジ二人組も判別できない。というか一番好みの安倍なつみしか顔と名前が一致しない。

 そのくせ「正義の味方」に登場する怪人の名前は肩書きも含めて完全に記憶しているところが哀れである。

 こういうことを書いているから余計に時代遅れのゲームオタクと思われるのだが、大いに望むところであるため弁解しない。


♪ 時代〜おく〜れの〜 男〜にな〜り〜たい〜
           『時代おくれ』(故・河島英五)


※1)海馬……脳内の記憶を司る部分。小学生だか中学生だかにして大企業の社長を務めるデュエリストのことではない。
※2)ことえり……MacOSに初めからインストールされている日本語入力プログラム。開発に死ね死ね団が携わっているとしか思えない、イカレトンチキな変換をすることで有名。
※3)川島英五……「酒と泪と男と女」などで有名なシンガーソングライター。昨年急逝。当方は勘違いによって彼を演歌歌手と失言し、川島氏を信奉するリアル友人の怒りを買ったことがある。




2002年10月22日(火)

 当方の職場の近所には、3〜4ヶ月ほど前にできたばかりのゲーム屋がある。
 CDやDVDも取り扱っているなかなか大きな店で、品揃えも豊富だ。しかも新しい店鋪には珍しいことに、ファミコンやSFCといった「レトロゲーム」のたぐいが非常に充実している。

 普通の中古屋なら「3枚隅っこに置いてあれば奇跡」と言われるディスクカードが大量に揃えられているのを見た時には我が目を疑った。「この世の中には、まだものの価値をわかっている人々が存在するのだ」と、涙ぐみそうにさえなったものだ(←いい加減「ものの価値」という言葉の意味をちゃんと理解してください)


 だが。

 「ファミコン探偵倶楽部」を2980円で売っているのは良いとして(←いいのかよ!!)、「ミシシッピー殺人事件」を4480円で販売するのはどうだろうか。

 44.8円の間違いではないのか。値段を付けたのが誰かはわからないが、その人物はちょっとものの価値をわかり過ぎていやしないか。

 しかも、滅多に出回らないのでプレミアを付けていると言うのならともかく、同ソフトはあっちにもこっちにも、ビニール袋に入ったものが山ほどぶら下がっているのである。4480円で。


 間違いない。ここの店主はかなり深刻なレゲーマニアである。

 「正義の味方」が在庫として二本も店頭に置かれていた(4680円)時点で、このゲーム屋は何かがおかしいと気付くべきであった(←チェックするなよ)。
 あの「オモチャ 5円」も衝撃であったが、これはこれでなんとも言いがたい動揺を覚えたある昼休みの話である。

 何度も言うようだが、昼休みにゲーム屋へ立ち寄るお前は本当に会社員なのか。


※1)ファミコン探偵倶楽部……既に生産中止となった、任天堂ディスクシステムの推理AVG。10月9日に地元のゲーム屋で「オモチャ 5円」と値札書きされ100円で売られていた事実は今なお当方の記憶に新しい。
※2)ミシシッピー殺人事件……ジャレコから発売されたファミコンの推理AVG。セーブ機能皆無、大事な情報をひとつでもメモし忘れたらクリア不可、豪華客船内に何の脈略もなく仕掛けられた投げナイフや落とし穴による一撃死の恐怖──と、レゲーマニアの間で恐れられている伝説の逸品である。購入当時小学生だった当方は、攻略本の力を借りてようやくクリア。よく放り出さなかったものである。




2002年10月21日(月)

 本日は「トニー記念日」と呼ばれる、アメリカ合衆国の記念日である。

 トニーと言われても誰のことやら、日本に暮らす我々にはいささか馴染みが薄い。それもそのはず、トニーことアンソニー・マクドガル氏にちなんでこの記念日が制定されたのは、ごく最近──1997年のことだからである。

 氏は1919年、ウエストバージニア州に生まれ、第二次世界大戦中は米陸軍航空隊の戦闘機パイロットとして軍務に就いていた。1942年には米国一の撃墜王として知られるリチャード・ボング少佐の同僚としてPー38ライトニングに搭乗。ニューギニア戦線で6機撃墜の戦果を挙げる。

 1945年の退役後に家業の陸運会社を受け継ぐと、朝鮮戦争の軍需景気に乗じて辣腕を振るい、わずか10年で同社『ウエスト&イースト』を、年商5000万ドルの大会社へのし上げることに成功した。

 ここまでならよくあるサクセスストーリーであるが、同氏は1967年10月21日、突然同社資本金の30%を「マクドガル基金」と呼ばれる新基金の設立に投資すると発表したのである。

 退役軍人および戦死者遺族の生活保障を目的として、アンソニー氏の強い意向により設立された同基金は、折しもベトナム戦争のただなかにあった国民の注目を一身に集めることとなった。

 あの「PTSD」を世に広く知らしめたベトナム戦争帰還兵のメンタルケアにこの基金が大きく貢献していることは、残念ながら、日本ではあまり広く知られていない。

 前述の通り「トニー記念日」とは、マクドガル基金の設立30周年を記念し、基金の父であるアンソニー氏の功績を讃えて制定された記念日である。もちろん祝日に定められているわけではないが、同基金の理念がさまざまな団体から支持され、今日へ至ることは想像するに難くない。


 10月21日。
 アメリカの知られざる偉人に思いを馳せ、我々もたまには戦争と平和について考えてみようではないか。




 勿論以上の内容は全て、「10月21日→1021→トニー」という語呂合わせから当方が適当にひねり出した大ボラであるので信じてはいけない。



2002年10月18日(金)

 昨日の日記に一言よろしいでしょうか。
 廃人は「ガイア幻想紀」を午前二時までやっていたりしないと思うのですが。

[茨城県ナポリタン村在住・マサチューセッツ五郎(27)]

(答)それは妄言です。主席は、わが国が「天地創造」を午前一時までプレイしていたことなど、全くの事実無根であると表明しておられます。

 まあそんなわけで、さすがの当方も水谷豊の不自然なキレ方が毎週のお約束になってしまうとは思いもよらなかったのだが(←何がそんなわけだ)。


 水谷「(淡々と)……この試薬を垂らせば、貴方が証言せずとも殺人の証拠にはなるでしょう。
    それでも貴方は黙っているおつもりですか。

    国民の税金の結晶である、
    この貴重な一滴を使わせるつもりなンですカァ!!!

 ウッチャンナンチャンの内村光良がコントの中でよく似たようなキレ方をしているが、彼の名誉のために、あくまでも内村光良であってダチョウ倶楽部の上島竜兵では無いことだけ申し上げておこう。


 もう一本の「柳沢教授」はといえば、松本幸四郎が予想以上にステキだったので、次回以降もビデオ録画することを決意した次第だ。

 何がステキかって、直角に移動することを除けば「王様のレストラン」の時と全く同じような演技をしているところが最高にステキである。



2002年10月17日(木)

※休載のお知らせ※

 本日の鬱日記は、管理人が水谷豊と松本幸四郎のダンディな魅力に毒されて廃人状態となってしまったため、休載させて頂きます。




2002年10月16日(水)

 本日は久しぶりにリアル友人が総結集しての飲み会が行われた。学生時代の同級生たちなのだが、各自多忙のせいもあり、顔を合わせたのは何カ月ぶりである。皆、相変わらずで何よりであった。

 ……さて、その朝。
 「今日は帰宅が遅くなるから、『相棒』をビデオに録らなくっちゃナ!」と家族の冷笑を浴びつつ新聞のテレビ欄を確認していた当方は、とんでもない事実を目のあたりにすることとなる。

 ……そう。知ってしまったのだ。
 同時刻の裏番組で「天才・柳沢教授の生活」が新番組として放映されることを。
 しかも主演が当方内部の名作ドラマ「王様のレストラン」でギャルソン役を渋く務めた、松本幸四郎だということを。

 この瞬間当方は思った。

 今日の日取りを設定したリアル友人のM。
 お前は悪魔の手先か。(←友人をそんな理由で悪魔呼ばわりしないでください)


 仕方がないので家族の軽蔑の視線を背中に受けつつ二本ともビデオ録画(←両方録画できるなら文句を言うな)。まったく、TV局も似たようなドラマを同じ時間帯に放映しなくても良さそうなものなのだが。


 ……なに? 刑事ドラマとほのぼのホームコメディのどこが似ているのかって?

 何を言っているのだ。どちらもインテリジェンスオジンのキャラ萌えドラマではないか。
 (↑根本的に貴方のものの見方は間違いすぎています)


 昨日はついに北朝鮮拉致事件被害者の方が帰国された記念すべき日であったのだが、その話題には微塵も触れずにオジンのドラマで盛り上がっている管理人は人としてどうなのか。

※天才・柳沢教授の生活……頭は良いが独自のポリシーを持つ大学教授を主人公とした少女漫画、らしい。残念ながら当方は未読。




2002年10月15日(火)

 バイクのエンジン音であって、バイク音では無い。

 わかっていてもついそう発言してしまう、免許不所持の当方である。……ふん、うるさい。都会の貧乏人は免許など持っていなくとも生きてゆけるのだ。(←程度の低い負け惜しみはやめてください)

 しかし免許を持たないため、往々にして自分が何者であるかを証明することに苦労する。バカ・不器用・貧乏というBの三重苦を抱える身では、身分証のために免許を取得する甲斐性など到底ありえようはずもないし、残念ながら当方の会社には「社員証」などというハイカラなものが存在しない。
 仕方が無いのでここ数年、身分証の代わりに保険証を携帯している当方だ。これならいつ突然道ばたで倒れても安心である。

 年寄りかお前は。


 しかし一度、会員カード取得の際に、顔写真付きの身分証の提示を要求してくるビデオレンタル店に出くわしたのには参った。
 とりあえずパスポートと保険証の両方を持って行き、合わせ技一本で何とか発行してもらえたのだが、免許を持たない主婦の皆様などは、身分証明をどうしているのだろうと時々心配になる。

 ……まあそんな心配をしている暇があったら、5月に期限が切れたままほったらかしのパスポートを取り直してこなければならないのだが。

 自分が誰であるかを名乗るためには、まず、自分が名乗る価値のある人間だという証拠を示す必要があるということなのだろう。
 哲学である。(どこが)



2002年10月14日(月)

 当方が何のことわりもなく日記の更新をさぼる時は、たいてい新しく購入したゲームに没頭している時か、ろくでもない更新に時間を費している時のどちらかであると相場が決まっているのだが(←自覚しているなら反省してください)、幸か不幸か今回も後者である。

 今回のろくでもない更新はナレーション掲示板だ。とりあえず適当に呟いてみてほしい。
 この手の作り物を一番楽しんでいるのは往々にして作者である、という法則のいい見本である。

 なお、素人のくせにメタクソにCGIを改造しまくっているので、今のところ正常に稼動する可能性は五分五分だ(おい)。
 万一レイアウトが妙な具合になっていたら、御一報いただけると大変に有り難い。


 さて、この三連休はそうしたCGI改造にあらかた消費してしまったのだが、たまたま図書館で手にとった書物から「秘密戦隊ゴレンジャー」「仮面の忍者赤影」についての造詣を一層深めることができ、思いがけずも有意義な週末となった次第である(←もう少しマシな使い方は思い付かなかったんですか)。

 思い起こせば小学校時代、「懐かしのヒーロー特集」で赤影を見て「あっ、この人カッコイイ」とちょっとでも思ってしまったのが、当方の人生の過ちの始まりであった。

 「ドラえもん」で眼鏡フェチを開花させ、「赤影」で仮面フェチを開花させた小学生の末路がこのザマである。
 この上「ロマンシング サ・ガ3」でヒーローフェチまで開花させた我が身には、もはや恐いものなどなにひとつ存在しない。


 ……ような気がしていたのだが、水谷豊のことを省みると急に不安になってくる最近の当方である。




2002年10月11日(金)

 午後七時半、宴開始。

 ビール。
 赤ワインをグラス2杯。
 グレープフルーツハイ。梅酒ハイ。すだちハイ。レモンハイ。

 午後十一時四十分、宴散会。

 完酔状態で帰宅。


 どのぐらいヤバイ状態なのかというと、わずか数十秒空を眺めている間に月の公転が視認できたと素で信じ込むぐらい酔っ払っている。さらにそれを見て「へえー、月ってあんなに早く空を移動するんだなあ」と大発見気分に浸った上、体験談をまことしやかにリアル友人へ語って聞かせるほどの泥酔ぶりである。

 昨日の当方、そんなどうしようもない状況下で自サイトの掲示板に書き込みをし、リンクページを更新し、余所さまのサイトへそのご報告をしていた

 信じられない暴挙であるが、何よりおそろしいのはあれだけ訳のわからんことになっていながら一応まともな日本語が綴れていることである。トイレのドアにカギを掛けようとして電燈を消した人間が書いた文章とはとても思えない。
 こんなこともあろうかと、リンクページのコメントをシラフのうちに書いておいて本当に良かった


 ……一昨日の「相棒」の水谷豊は、犯人告発の場面で何の前触れもなく不自然にキレるところまで従来通りでとても良かったと思います。(棒読み)



2002年10月9日(水)

 これだけは声を大にして言いたい。

 レインボーマンは反則である。


 まあそんな当方の脳内だけでしか通用しない内輪受けの話題はどうでもいいとして、本日は「相棒〜警視庁・ふたりだけの特命係〜」が放映開始される当日だ。
 おっと、タイトルに相棒だのふたりだけだのと意味深な単語が入っているからと言って、いかがわしい想像をした貴方はレインボーマンより反則であるから要注意だ(誰もそんな想像しないと思います)


 この番組は、テレビ朝日系列の「土曜サスペンス劇場」で単発放映されていた同名のシリーズをレギュラー化したものである。日頃あまりテレビを見ない性分の当方が、放映されるたびに欠かさず見ていたお気に入りの刑事ドラマであった。

 何が気に入ったって主人公役の水谷豊が最高にツボだったのである。
 というかむしろそれだけがツボである。

 警視庁きっての切れ者だが、つかみどころのない性格が災いして「特命係」という名のみの閑職に追いやられている変人刑事・杉下右京を演じている水谷氏、この番組ではインテリ眼鏡に背広姿をバッチリときめた、見事に当方好みのこじゃれたオジンに仕上がっているのだ(失礼な)。

 お人好しの部下(寺脇康文)をおちょくってほくそ笑む姿といい、小料理屋を営む器量好しな元妻(高樹紗耶)にさりげなく甘えてみたりする姿といい、「容疑者は車に乗れず、徒歩で現場に向かったのでは犯行に間に合わない」という状況で「自転車を使う」という中学生でも考えつきそうなアリバイトリックに番組佳境まで思い至らなかったマヌケっぷりといい(←それは彼のせいではないと思います)、最高である。まさに当方の理想の中年男性、ナイスミドルの代名詞といえようものだ。


 しかし、だからといって水谷豊のファンなのかと尋かれると、残念なことにそうではない。
 あくまでも「相棒」の「水谷豊」であることが重要なのだ。マルトモの味付け数の子は好きだが、普通の数の子は特別好きでないようなものだ。(←全然説明になっていません)
 紳士ともなると、人物の嗜好ひとつとってみてさえ、かくも複雑になってしまいがちなものなのである。いやはや我ながら困ったものだ。


 なお「それはただのキャラ萌えではないか」という発言は弁護士の異議申し立てが有効であるため、良識ある皆様は黙っているのが得策である。



2002年10月7日(月)

 毎日勝手に日記書いてくれる道具出してようドラヱもーんんん

 とは叫んでみたものの、ドラヱもん(仮名)は眼鏡の似合うシャイでキュートなヘタレ少年のところにしか来てくれないことを知っているため、自分で日記を書いている真面目な当方である(こんなこと叫んでる時点で真面目さのかけらも見られません)


 さて、ダメ社会人の見本に相応しく「ゼノサーガ設定資料集」(2700円)を衝動買いし、また財布の中身を空費する羽目に陥った本日の当方。困ったことにこうした無駄に文章量の多い関連書籍にはとかく目がない性分なのである。

 ところによって解説のピントがズレていたり書いた者の人格を疑わせるような偏った文が平気で書かれていたりするこの資料集を半分居眠りしながら熟読していたところ、キャラクター解説の項に「エニアグラム性格分析」という心理分類法が掲載されているのを発見した。

 はてエニアグラムとはなんぞや、実在するもんなのかと早速ネットで検索をかけてみたところ、意外にもかなり有名な自分探しツールであった。どうやら質問に答える形式をとって、人の性格傾向を9通りに分類する仕組みのものであるらしい。
 ネット上でもCGIやJavaScriptを使用した診断を行っているサイトがいくつか存在するようなので、とりあえず見つけた端からテストを受けてみることに。もとになったテキストが同じであるせいか、「落ち込んでもすぐに忘れてしまう」「規則や決まりは遵守するほうだ」など、どのサイトでも質問の内容はほとんど変わらない。

 中には「普通にしているつもりなのに『言動が芝居がかっている』と言われる」などといった当方好みの質問も混じっていた。「お前芝居がかってるよ」なんていっぺんで良いから言ってみたり言われてみたりしたいものである。


 ところが、最終的に4つだか5つだかのサイトで診断してみたのだけれども、あるところではタイプ5と9(同ポイント)、あるところではタイプ6、あるところではタイプ4と全く結果が一貫しないことが発覚。……おかしい、同じような質問に同じように答えていたのに、何故こうも結果が分かれるのか。


 仕方がないので、何回やってもタイプ8の結果に終わるキャラミル研究所の方が信憑性は高いということで結論することにした次第である。
 鎖国バンザーイ。将軍様バンザーイ。




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