2002年10月6日(日) | ||||
本当にあった恐い店名【連載第287回】 「正気屋酒店」 自ら「正気」と強調するところが怪しい。 真性ロビンファンのA様に教えて頂いた「秘密結社Q」という強力にうさんくさい名前のシミュレーションゲームを捜してゲーム屋へ赴いたところ、ディスクカードが1枚100円で売られているのを発見してしまった。 今日びディスクシステムのソフトが中古屋の店頭に並ぶこと自体が相当に珍しいのであるが、驚いたのは10枚前後並べられていたカードの中に「ファミコン探偵倶楽部」が前後編揃って含まれていたことだ。 任天堂ディスクシステムAVGの中でも今なお良作と称えるファンの多いこの作品が、まさか100円で売られていようとは。 思わずディスクを手にとってみると、100円と書かれた値札シールとは別に、バーコードの貼られたステッカーが貼られている。 そのステッカーにはこう記されていた。
5円!?(※ちなみに5円の部分はマジックで上から消されていた) 当方は既にこのゲームの前編を1本、後編に至っては2本持っているのだが、あまりにも不憫だったので思わず購入してきてしまった。(そして帰って来てから秘密結社Qを探し忘れていたことに気付く) ……仮に動作不良で読み込みが出来ないディスクだったとしても、後悔はしていない。 これが紳士の愛というものである。 |
2002年10月5日(土) |
当方の高校のクラスメイト同士であった二人がめでたく結婚されたそうである。 在学当時から二人とも優秀な人であったから、おそらくこれからの生活も素晴らしいものになることだろう。 心から幸福であって欲しいと思う。 日頃「20代で結婚するなど人生を棒に振るも同じだ」などと大言壮語している人間とは思えない台詞であるが、他人の幸せは無責任に祝福するのが当方のポリシーであるため、宜しく見逃して欲しいところである。 婚約者の父をして「彼は他人の不幸を自分の不幸のように悲しみ、他人の幸せを自分の幸せのように喜ぶことができる人だ」と言わせしめた、青年期の野比のび太の爪の垢でも煎じて飲ませてやりたいものだ(←無理だと思います)。 こんなことを書いていると独身主義者だと思われてしまいそうだが、当方自身が結婚に求める条件は非常に謙虚だ。何しろ次の条件にひとつでもあてはまる人間であれば、初対面でも即日結婚して良いと思ってしまうほどである。 我と思わん奇特な方は、試しに是非チェックしてみてもらいたい。
□アバンストラッシュを使って都庁ビルを粉砕することができる。 □ライトニングピアスを使って奈良の大仏を貫通させることができる。 □宇宙人からもらったブレスレットを使って変身することができる。 □出現時、自動的にテーマソングが流れる仕様である。 □変身時のパンチ力は5万馬力以上である。 □助走無しで屋根の上へ跳躍することができる。 □正体がバレるとバードマンに動物にされてしまう。 □知り合いに秘密兵器を開発してくれるマッドサイエンティストがいる。 □幼稚園バスジャック以上の犯罪を実際に犯した秘密組織を宿敵に持っている。 □実は15年前に魔王を倒した伝説の勇者である。 お前一生結婚する気ねえだろう。 なお、本当にどれかひとつでも条件にあてはまってしまった方は、当方の自宅より先に精神科を訪れることをお勧めする。 |
2002年10月3日(木) |
……えっ? ここのところ日記の更新が少ないって? やかましい。俺は喪中だ。喪に服しているのだ。 ……誰の喪中なんだって? 先週末クリアしてしまった「正義の味方」に決まってんだろうがこん畜生め(←貴方もう帰ってこなくていいです) ……只今の当方、ゲーマーとしては喪中のまっただなかである。 虚しい。もう怪傑紳士ロビンの新たな活躍を二度と見られなくなってしまったと思うと、悲しくて仕事をする気も起こらない(←それはいつものことだろう) しかし、当方もあだやおろそかに日記の更新をさぼっていたわけではない。在りし日の(死んでません)ヒーローの融資もとい勇姿を思い浮かべて涙にかきくれながらも、ちゃんと真面目にサイトの更新作業を行っていたのである。 日記に直にリンクしている方は、今すぐトップページを参照してみて欲しい。これが当方なりの「正義の味方」への弔意だ(だから死んでませんよ) 下書きに1時間。下絵のトレースに2時間。手直しと彩色に15時間。 やはり自分は絵描きには向いていないとつくづく思い知らされた次第である。 しかも彩色中、ロビンの頭巾に刺繍されている「R」の文字が何色だったか解らなくなったため、人様のサイトのイラストでコッソリと色を確認していた。 ……お前本当はロビンファンじゃないだろう。ただの覆面マニアだろう。(図星) ちなみに、励ましの怪傑ロビン、水原光一等はいつでも絶好調受付中である。 ※水原光一……「正義の味方」の主人公(変身前)。目にも眩しいピンク色のジャケットと、無駄な動きが多すぎるとしか思えない変身ポーズがチャームポイント。好物は大根の葉の炒め物。
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2002年10月1日(火) |
毎日どうしてこんなに寒いんだコンチキショウと憤っていたら、そういえばもう10月ではないか。 すみません。当方が間違っていました。 さて、昨日は9連休明けの初出社であった。 事務所に入ってみたら当方の机が無くなっていたというような衝撃の事態もなく、ごく平穏に一日が過ぎていったため少々ガッカリしている。くそ、クビを宣告されたらこれ幸いとシベリアの奥地に逃げて悠々自適の生活を送る予定だったのに(←あらゆる意味で無理です) それがダメなら拉致問題でゴタついているうちに38度線を根性で越えて「真・北の国か(←その辺にしておいてください) ……赤い国ばかり挙げているが、当方は共産党員ではないので「帝国主義論」「毛主席語録」等を送りつけないで欲しい。 当方の中ではマルクスもマルコムXも外人という時点で似たようなものである。 |
2002年9月29日(日) |
わかっていたのだ。 最後まで観ていても「みなし子ハッチ」と「フランダースの犬」と「アルプスの少女ハイジ」しか上位ランクに入らないことは。 あのエヴァンゲリオンがどんなに健闘したとしても、ランク入りしたシーンが実際に流れることは決してないということは。 「ダイの大冒険」のアバン先生メガンテ一歩手前の回などそもそも投票すらされていないということは。(←そんなことで残念がるのは貴方ぐらいです) それでもつい「懐かしのアニメ名場面集ベスト100」を9時まで観てしまった愚かな自分が口惜しい。 しかも不覚にも「帰ってきたドラえもん」ののび太にほだされて涙してしまった。当方は健気なメガネ少年には無条件で敗北してしまう性分なのだ、くそ。これが健気なメガネ青年だったり知的で照れ屋なメガネ青年だったりするともうお手上げだ。サッカーの試合なら自殺点でハットトリックを決めてしまうほどだ。まあそんなことは別にどうでもいいのだが。 とりあえず女性型巨大ロボに膝枕されるマジンガーZと、企画したクリスマスパーティに誰も来なかったため暴れ狂う星飛雄馬を見られただけでも良しとする。 ……すまない。「正義の味方」をクリアしてしまった悲しみのあまり、少々平常心を失っているようだ。 今「お前の平常心などどこにあるのか、片腹痛い」と思った者は、明日当方の代わりに出社して休み明けの仕事を全部片付けてくるように。 |
2002年9月27日(金) |
現在執筆中の諸々の原稿を進めるべく、連日のように自宅で酒を飲んではディスプレイに向かっている。 「とりあえず酔った勢いで最後まで終わらせ、シラフの際にゆっくり問題を見直してゆけばよい」という、知らない人に聞かれたら紳士失格の烙印を押されかねない執筆方法を自分ルールとして採用している当方だが、やはり歳のせいか筆の進みははかばかしくない。 そのくせしっかりアルコールは脳に回っているらしく、夜中にやおら「正義の味方」をニューゲームで始め、全身タイツを連想させる変態チックなコスチュームに身を包んだヒーローを作成、「巨大人間モンモン☆ガアー」と名付けてオープニングムービーだけ見て大笑いしたのち何ごともなかったかのように就寝するていたらくである。 シラフの時に見ると何が可笑しかったのかサッパリわからないのが痛恨だ。どんなに追い詰められても人間こうはなりたくないものである。 昨日もそんなふうに酔った頭でハードディスクを整理していたところ、なんと1998年に執筆した「ファミコン探偵倶楽部」の小話の原稿が見つかった。 懐かしさを覚えて読んでみたところ、これがまた相当に根の暗い内容である。今でこそ鬱日記ではなくバカ日記と改名すべきだといつクレームが来てもおかしくないような日記を日々書き殴っている当方にも、こんなものを書いていた時代があったのだ。 それをまた「せっかくだから」とコンバット越前のような理屈でアップする酔っ払いがここに一人。こうしてまたひとつ需要のない更新が重ねられるのである。 |
2002年9月26日(木) |
さて、当方はただいま夏休みの真っ最中である。 いや、違うんだ。決して当方の頭の中だけでそういうことになっているわけではない。信じてくれ。おいそこ、救急車を呼ぶな! 実は7・8月に運悪く仕事のスケジュールが重なってしまったため、秋まっただなかの今頃になってようやくまとまった休みを取ることができたのである。火曜日から明日までを休ませて頂いているので、土日祝日と合わせて都合9連休だ。 アグレッシブな方ならその間に旅行のひとつもしようと思い立つところであるが、当方はひとりで旅行に赴いて自殺者扱いされることを潔しとせず、賢明にも自宅で静養に専念する道を選んだ(←それじゃ言い訳にもなっていませんが)。 当方にも旅行の情熱がないわけではないのだが、「東京駅から中央本線で名古屋まで辿り着く※」「終電までに鈍行列車でどこまで行けるかチャレンジする」といった正気の沙汰とも思われない計画は、やはり青春18切符を使用して行うのがベターであろう。 「どこへ行って何をするか」には全く興味を示さないかわりに「どこかへ行くために何をするか」には異常なまでの執着を見せる当方である。 ※東京駅から中央本線で名古屋まで辿り着く……甲府・諏訪湖などを経由し、中央線と中央本線のみを使用して名古屋へ向かおうという、鉄道マニアか頭のネジが外れた人間にしか思い付きようのない計画。単純乗車時間は7時間、経由駅数は快速通過駅を含めて約150を数える。ちなみに新幹線(のぞみ)を使用した際の所要時間は1時間40分、東海道線で同じような暴挙を行った場合の所要時間は約5時間半。
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2002年9月23日(月) |
ふと思い立って「正義の味方」の説明書をボンヤリと読んでいたところ、声の出演の欄に見覚えのある名前を発見。 「おかしいな、どこかで見たような名前なんだがなあ」といぶかりながら、とりあえず手許にあった「道化師殺人事件」の説明書を広げてみると、 「正義の味方」のナレーションとミントン警部の声優の名前が同じでした。 まさに自分史上最高ビックリと言った心境である。同じ日に買ったゲームに同じ声優が出演している。これは何かの運命だろうか。そうなのか。ファンになれということなのか。ミントンの。 すぐさま「正義の味方」を確認してみた当方であるが、そのノリノリのナレーションにはミントン警部の美声の片鱗も伺えない。声質がまるっきり別物である。 当方の耳ではとても判断できそうにないため、問題の「小野健一」という人物名をネット検索してみたところ、ちゃんとした声優さんがヒットしてしまったので二重にビックリ。なんとあの「ヒカルの碁」「ワンピース」などに出演しているではないか。 「道化師」があまりにもマイナーなゲームなので、てっきりその辺の劇団員を一回限りで安く使い叩いたものだとばかり思っていた(←失礼な)。ファンの方には申し訳ない。ここ数年「ちびまる子ちゃん」「サザエさん」しかアニメを観ていない人間の蒙昧と許してやって欲しいものである。 仰天して彼の出演記録を調べあさった当方であるが、残念ながら「正義の味方」「道化師殺人事件」という作名は確認できなかった。 おそらく単に同姓同名であるか、余程触れられたくない過去であるのかのどちらかと思われる。 |
2002年9月22日(日) |
前回の日記で触れた「正義の味方」にちょっと興味を抱きつつある方。 なおかつ、人前では恥ずかしくて言えないが、実は怪傑ロビンが結構好きだという方。 何も言わずにこのページを見て欲しい。 欲しくてたまらなくなっただろ!? ロビンファンにこんなもの見せちゃダメだろ!? 当方など見た瞬間にこのゲームが欲しくて欲しくてたまらなくなったが、もう既に手に入れているため欲望の行き場が無くなって大いに困っているほどだ(←馬鹿ですか貴方は) いつもならこの手のアドベンチャーゲームはせいぜい二日でクリアしてしまうというのに、「正義の味方」はクリアしてしまうのが惜しく、一日一話のペースでじっくりのんびり楽しんでいる始末である。 「大事過ぎて手が出せない」なんてな……ふっ、俺もヤキが回ったぜ……(←わかったから早くお家に帰りなさい) ちなみに「道化師殺人事件」は昨日終了。880円の値段に相応しい結末であった。 1)殺人の被害者の居住用ワゴンの中 「タンスの隙間に、なにか挟まっているらしい。かなてこでもあれば、タンスを動かして取ることができるのだが……」 2)最近板を打ち付けられた形跡のあるいかにも怪しい小屋の前 「このままでは中に入ることができない。釘抜きのようなものを使う必要がありそうだ。」 街の中に日曜大工屋があるんだからさっさと買ってこい。 そう叫ぶ当方に全く耳を貸さず、殺人の凶器に使われたかなてこでタンスを動かし、容疑者の部屋から無断でかっぱらった釘抜きで扉をこじ開けるミントン警部。 3)明らかに人間のものらしき血が隙間から流れているドアの前 「カギが掛かっている。まず、カギを探す必要がありそうだ。」 悠長なこと言ってる場合か!! そんなドアぶっ壊せ!! 声質の半分だけで良いのです。頭の中身を何とかしてください。ミントン警部。 そんなことだからエンディングまであんな風になるのです。 |
2002年9月19日(木) |
「ミントン警部の捜査ファイル・道化師殺人事件」「正義の味方」購入。 俺はアホです。 「道化師殺人事件」は普通のコマンド選択式アドベンチャーかと思って880円で購入したところ、全く別の意味で予想を裏切られたゲームであった。 主人公はタイトルの通り、スコットランドヤードからやってきたミントン警部。MYSTやRIVENのような移動形式でひとつの街を歩き回り、気になった場所で「見る」「聞く」などを選択、情報を集めていく。 ここまでなら普通のADVであるが、このゲームにはメッセージウインドウが無い。 それではどうやって情報を知るのかというと、調べた結果は全て音声で反映されるのである。証言が文字抜きのフルボイスなだけでなく、見たものに関するコメントもミントン警部の独り言という徹底ぶりだ。 当方など、ゲーム開始直後に障害物に向かって移動を試みたため「その方向には行けないようだ。」というミントン警部の無駄にカッコイイ美声を聞いて引きつけを起こしそうになったほどである。 そう、警部といったら小太りで小汚いダミ声のおっさんをつい連想してしまうものだが(酷)、ミントン警部はキャリア街道まっしぐらの若きスマート美形警部らしいのだ。少なくとも声から連想するとそんな感じである。 例えるならばある朝突然天の啓示を受けて森本レオの物真似を始めた森川智之といったところか。 もうこの警部の声が気になって笑えてムカついて証人の話などろくすっぽ耳に入らない。 一時間ちょっと進めたところでセーブして中断。 一方「正義の味方」。 こちらは「週イチ30分枠の変身ヒーロー番組を生放送で収録する」というとんでもない企画の主演俳優を操作し、毎週の視聴率をアップさせていくのが目的のゲームである。 もちろんヒーローの名前や番組名は自由に決めることができるし、身体のパーツを入れ替えたり色を変えたりすることで、ある程度コスチュームも自在にデザインできるようになっている。 当方はこの時点で狂喜乱舞してヒーローの衣装を決めるのに30分悩んだ挙げ句「敗因はロビンに近づけようとしたことだ」と識者から散々バカにされそうなヘタレコスチュームを完成。 また「宇宙刑事」「科学忍者」というように、二字熟語を組み合わせて枕詞が選択できるそうなので、迷わず怪傑紳士と入力した。これがそのまま番組名になるようだ。 「怪傑紳士ロビン」 短い名前だとロゴがややカッチョ悪くなってしまうのが難点である。やはり「正義使者(ジャスティス・フェンサー)ライトクロス」「熱血超人アルカイザー」程度で妥協しておくべきであったろうか。 第一話を視聴率16%で無事放映終了し、怪傑紳士ロビンのあまりのダサさにひとしきり悶絶したところで中断。 なおかつ「LIVE A LIVE」中世編のレベル上げにも余念がない当方である。 お前は宿題を放棄した夏休み後半の中学生か。 |
2002年9月18日(水) |
珍しく日記を頻繁に更新しているのは、やるゲームに困っているせいです。 と思ったら月曜日はちゃんと更新をさぼっていたようである。何食わぬ顔をしてやるべきことはやっていたということだ。 そういえば一昨日はトータルで10時間以上起きていた記憶がない。くそ、これではもったいない休日の過ごし方の典型ではないか。 それもこれも暇で暇でしょうがないがサイトの更新は面倒で(死ね)ゲームに逃避しようとするも手許にあるのはクリア済のソフトとアクションレベルをBEGINNERにしているせいで展開が異様にトロくなり強烈なポリゴン酔いを催させる「静岡2(仮称)」と邸内の回復アイテムを全て使い切ってしまった上に瀕死ギリギリの状態でセーブしてどうにもならなくなり放り出した「エコーナイト2」と友人の絶賛にほだされて入手したはいいがシステムがどうにも体質に合わずアルティマニアを買った時点で終わったことにした「ベイグランドストーリー」ぐらいのもので後は寝るか読書かのどちらかしかホリデーインサイダーには許されていないせいである(←長々とご苦労様ですが誰も読んでいないと思います) それでも押入から「LIVE A LIVE」をわざわざ引っぱり出してきてプレイしている辺り、いい加減ギリギリであることが伺える。 そんな暇があるなら4章まで書き終えたライトクロス日記を早くアップしろ。 ※LIVE A LIVE……スクウェアが1994年に発売した異色RPG。7つのパラレルワールドをオムニバス形式で楽しめるようになっている。いっそ潔いほどにコテコテの世界観と各章ごとの個性的なシステム、そして漫画家7人を起用したキャラクターデザインが特色。RPG史上最も可哀想な主人公が拝めるゲームとしても知られている。
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2002年9月17日(火) |
日頃、あまりゲームに縁のない生活を送っている乙女の皆さん。 いくらご自宅にゲーム機がないからといって、友達から借りたゲームを彼氏の家に置きっぱなしにするのはやめましょう。 また、日頃あまりゲームに縁のない生活を送っている彼女をお持ちの紳士の皆さん。 いくら彼女の自宅にゲーム機がないからといって、彼女が友達から借りてきたゲームを自分の家に置きっぱなしにさせるのはやめましょう。 確実に直後に別れる羽目になります。 ……と書いておけば、この文を真に受けてゲームのまた貸しを控えてくれる方々が少しは増えるであろうか。 当方はかつてこの手で「ペルソナ2 罪/罰」およびその攻略本を危うく失いかけ、「メタルギアソリッド」「スターオーシャンセカンドストーリー」「探偵神宮寺三郎 夢の終わりに」などを永久に失ったことがある。 よりにもよって相手の男がゲームをまた借りしたままトンズラこきやがったのだ。 当方はその男に一族郎党末代まで連綿と続く呪いを掛けることを心に誓い、彼奴が死してのち無間地獄で未来永劫の苦しみを味わう神罰が下るよう朝にも夕にも寝食を断って祈り続けたようなことは面倒なので勿論やらなかったが、それにしてもだいぶガックリきたものである。 いくら人非人の当方であっても、失恋した人間に「別れた相手のかわりに弁償しろ」とは言えようもないし、当のゲームはもう既に、埋立地かゲーム屋へ追放の憂き目を見ている可能性が高い。 「迂闊に他人と物の貸し借りをすべきではない」という我が家の家訓に背いた報いとしては、随分高くついてしまったようだと今でも反省している(←あらぬ家訓を捏造しないでください)。 紳士たるもの、どんな別れ方をしたとしても、恋人から借りたものぐらいは郵便なり宅急便なりできちんと相手に突き返す気概とモラルが欲しいものである。 ネタに困って思わずこんな事を書いてしまったが、心当たりを覚えてしまったリアル友人には申し訳ない。決して中傷のつもりではないので御寛恕いただきたい。 |