(2015.5.20 掲載)
従来,ヘルシンキ市内とヘルシンキ・ヴァンター国際空港とを結ぶ公共交通機関は,バスしかありませんでしたが 2015年7月1日 から鉄道が開業し,アクセスが向上します。
ヘルシンキ首都圏の鉄道は,中心街と近郊をフォーク状に結んでいました(こちらを参照してください)が,今夏,Kehärata(ケハラタ,Ring railway,環状線)が開業します。
フィンランド鉄道(VR)の主要幹線上のHiekkaharju(ヒエッカ・ハルユ)駅と近郊M線のVantaankoski(ヴァンターン・コスキ)駅との間に線路を敷設し,5駅を新設します。途中の空港では地下に入ります。
環状線I線は,ヘルシンキ → ヒエッカ・ハルユ → 空港 → ヴァンターン・コスキ → ヘルシンキと外回りし,P線は,ヘルシンキ → ヴァンターン・コスキ → 空港 → ヒエッカ・ハルユ → ヘルシンキと内回りします。どちらも各駅停車です。
ヘルシンキ→空港間の所要時間は,I線回りで27分,P線回りで32分です。
運行間隔は次のとおり。
10分間隔:月−金(6:00−19:00), 土(9:00−19:00)
15分間隔:月−金(19:00−22:00), 土(7:00−9:00と19:00−22:00), 日(10:00−22:00)
30分間隔:月−金(4:00−6:00と22:00−24:00), 土(5:00−7:00と22:00−24:00), 日(5:00−10:00と22:00−24:00)
ヘルシンキ駅時刻表(pdf 100KB)
ヴァンター国際空港駅時刻表(pdf 100KB)
(この記事は,https://www.hsl.fi/kehärataを参照しました。上記ルート図の使用については,HSLのJohanna Asunmaaさんから許可を得ています。そのやり取りについてはこちら。)