タイル張り窯とは,童謡「ペチカ」(北原白秋作詞・山田耕筰作曲)に出てくる暖房装置です。タイルの下は,耐火煉瓦で作られており,このレンガを熱して輻射熱を利用して部屋全体を暖めます。 フィンランドでは夏の終わり(8月下旬ごろ)に薪を大量投入してタイル張り窯全体を暖めます。この時部屋は酸欠になりますのでドアを開け放して行います。年に一度こうして窯を暖めた翌日からは,少量の薪を燃やすだけで翌年春まで暖が落ちることはありません。
(写真著作権:Kenzi Rinno)
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