ト イ レ の 話   Miesten Vessa Suomessa

 フィンランドの男子トイレには意表をつくものが多い。そこで撮り貯めた中からいくつか紹介しよう。


Kuva:Jussih

(1) まず「朝顔」の位置が高い。足の短い私には"もの"が便器に触れそうで,つま先立ってふらついてしまう。右の写真は,空港のトイレである。ヘルシンキ空港もロバニエミ空港もこれだった。


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(2) この写真はヘルシンキ鉄道駅の有料トイレ。(1)も(2)もどれも朝顔が高い。


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(3) もう少し低いものを捜したらあった。 Kahvila Töölönranta のものである。それでも私にはまだ高い。


 ヘルシンキ郊外,セウラサーリ野外博物館には2種類のトイレがあった。堆肥化して有機物にするものと普通の水洗トイレ。

(4) 堆肥化トイレの小便器,大便器はご覧の通りである。
 左の写真,3つある小便器の右端には子供用に踏み台が設けてある。大便器の手前のバケツには木屑が入っていて,使用後赤いスコップで一杯掛けるのがルールである。

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(5) これもセウラサーリ野外博物館のもの。
 水洗トイレの方は,かつてステンレス板で雨樋のようなもので受ける構造(横から見ると L 字型)であった。今回行ったら多少改良されて,その位置がタイル1枚分下がっていた。古いものは,写真の壁面全体にステンレスが貼ってあり,壁に残る水道パイプ穴の跡5個分全体を覆っていた。

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(6) 雨樋式の例をもう1題。下の写真は,タムペレというフィンランド第2の都市のあるレストランの男便所。用を足そうと中に入ったら「小便器がない」。消去法で左手奥が大便所,手前のステンレスが手洗い,するとこの「馬の水飲み場」が小便器?。おしっこするのも忘れてカメラを取って来て撮った写真がこれ。

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(7) 有料トイレにもいろいろあるが2005年夏見た中の傑作はこれ。男女共用タイプの2台のトイレが並んでおり,その入り口にはコイン投入口が。

 50セントコインを入れて中に入ると全面ステンレスで巨大な漏斗が目に入る。

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 ばね仕掛けで跳ね上がる馬蹄形の腰掛を下ろすと漏斗の上にセットされて用が足せる仕組みだ。

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 そして用が済んで立ち上がるとばね仕掛で腰掛が跳ね上がると同時に水が流れる構造。音の大きさ,水量の多さ,漏斗の巨大さ,吸い込まれそうで後ずさりとともに身震いしてしまった。

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