石井幹子氏著 世界・わが心の旅 フィンランド 「白夜の国に光の夢」1996.4.25 日本放送協会 p.50〜51より

 

   世界・わが心の旅 フィンランド 「白夜の国に光の夢」
(前略)フィンランド人の多くが親日家でした。それはなぜかというと,話は古いのですが,日露戦争で日本が勝ったからなのです。

(中略)

 さて,日露戦争は,ロシアが負けたうえ,その際にロシア国民の不満を増大させ,ロシア革命の引き金になったとされる戦争です。ですから,フィンランドが独立できたのは,間接的に日本のおかげだという感じを持っていたようなのです。※(1)

 フィンランドのビールの有名銘柄に,世界の著名な提督の名前を付けたシリーズがありましたが,その中にネルソン提督などと並んで,日本の東郷元帥の名前からとった”トーゴービール”もありました。その意味では,日本に対しては親近感が元々あったのです。※(2)

 


 

※(1) 日本の勝利とフィンランドの独立との因果関係は,認められないというのがフィンランドでは定説のようです。こちらを参照してください。

※(2) これは誤りです。「トーゴービール」というビールはフィンランドにありません。このビールは,「元帥(フィンランド語ではAmiraali)」ビールというもので,1本1本のラベルに東郷元帥の他にも山本五十六やバルチック艦隊司令長官・ロジェストヴェンスキーなど世界の元帥24人の肖像画が描かれているものです。

 

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