慌しく過ぎていく1日は、どうしても長く感じてしまう。

それは、時間が足りないくらいにやることがたくさんあるからだと俺は思う。

今はみんなで、パーティみたいに騒ぎながら夕食を食べている。

こうしていると、大変だった1日も楽しかったと感じられるから不思議だ。

ともあれ、そんな風にして今日は終わった。









〜新しい日常〜










朝はいつだって眠い。

それが春ならばなおさらだろう。

だが、俺がここで負けるわけにはいない。

「なにせ、名雪がいるからな…」

あいつはたとえ雷が落ちても寝続けるだろう。

「さて、と…」

つぶやいて、ベッドから下りた。



いつものように挨拶をして席につく。

寝ぼけ眼の名雪と秋子さんの3人で朝食を食べる。

「じゃあ、今日から観鈴ちゃんのことよろしくね」

「ええ、もちろんですよ」

今日から俺たちと一緒に学校に通うことになる。

手早く朝食を片付けると、名雪と観鈴を迎えにいった。



「おはよう、観鈴」

ちょうど隣の家から出てきた観鈴に挨拶をする。

「あ、おはよう」

3人揃って歩き出す。

最近は名雪がすんなりと起きてくれるため、時間は結構余裕がある。

だから、いろいろなことを話しながら、ゆっくりと通学路を行く。

学校に着くと、観鈴を職員室に案内して、そこで別れる。

「それじゃあな」

「一緒のクラスになれると良いね」

俺の時と同じような事を言う名雪。

「うん、またね」

笑顔で答えて、職員室に消えていく。

「んじゃ、俺たちも行くか」

「うん」

大勢の生徒たちの流れに紛れて、俺たちも教室に向かった。








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