ルクソールって?
ナイル川東岸、人口約5万人の観光地。首都カイロから南に約700キロ。古代の大都市テーベが繁栄した場所。古代エジプト王朝の遺跡「王家の谷」(古代エジプトのツタンカーメン王やラムセス二世の墓がある)や「ルクソール神殿」などの大規模建築物の遺跡が数多く残る。年間約6万人の日本人エジプト観光客大半が訪れる。ハトシェプスト女王葬祭殿も王家の谷のすぐ近くにある有名な観光地。事件前の10月、外国人観光客用に、政府は歌劇「アイーダ」を葬祭殿前で上演し、ムバラク大統領夫妻も姿を見せた。民主化に反対する組織の大きな反感と悲劇をもたらした悪夢の歌劇、となった。 

(今月のラビリンス)ハトシェプスト女王葬祭殿

(ルクソール、真下のパノラマ写真、中央奥の三段の建築物)
一番奥のバス右手の小屋がセキュリティチェックを行う検問。97年テロ以降設置。
ここでは視界をさえぎるものは何もなく、本当に逃げも隠れも出来ません。
訪れた国々
表示数は訪問回数
(トランジットの都合で1日、などは除く)
欧州
Europe
米国大陸
America
アジア他
Asia,etc
スイスSwiss 4
フランスFrance 3
イタリアItaly 5
オランダ
Netherland 1
スペインSpain 1
ベルギー
Belgium 1
ドイツGermany 2
イギリスUK 1
ギリシアGreece 1
オーストリア
Austria 2
チェコCzech 1
ハンガリー
Hungary 1
US 1
(only San
Francisco)
カナダ 1
Canada





バリ島 2
Bali
ハワイ 1
Hawaii
タイ 1
Thailand
エジプト 1
Egypt





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このページは、時々海の向こうに消える、管理者の行方のページです。
管理者の足跡を追いかけてみて下さい。

月1回は、テーマを入れ替えていきます。・・・・・さあ、ご一緒に。
(管理人の足跡)
〜エジプトのルクソール ハトシェプスト葬祭殿訪問 徒然〜


−忘れえぬ幻影−


第6感人と、目が少し不自由だけれど、そのかわり調音が得意な、優れた聴覚を持つ親友のエジプト上陸編第一弾 (笑)
(二人とも同じ日に高熱を出して倒れるという仲のよさ)。
写真のハトシェプスト女王葬祭殿は、1997年11月17日に、狂信的なイスラム原理主義者の若者6名の手による70人近くの大量虐殺テロが行われた場所、としても有名です。
エジプトではよく見かける、ドイツ人やフランス人の観光客(ナント言っても欧州から近い)に混じり、日本人10名の命も奪われました。
このテロ以降、金属探知セキュリティチェックを受けないと、この観光名所には入れません。亡くなった日本人観光客グループの添乗員だった方は、偶然にも、私が訪ねた時お世話になった女性添乗員さんの友人でした。事件後数年間、彼女はこの地を訪れることが出来ませんでした。ようやくまたエジプトに足を踏み入れるようになった、その復帰第一弾に、私達は偶然同行させて頂きました。
エジプトの国益を支える観光収入断絶、の懸念から、国際的な大事件の残酷な真相は、今だ隠し通されたままです。犯人も全員射殺されていて、いまだに謎の多い事件です。添乗員さんから伺った殺戮の真相は、ここには書けない、非常に無残なものでした。
この写真をアルバムに見る都度、豊かな国になれきった観光客にとって、貧しい国の人々の心を逆なでしない配慮をする、ということがいかに難しいか、日本人はいかに宗教に疎いか、考えさせられます。そして・・・教育もまともに受けられない、貧しい6人の若者の心を蝕んだ、残酷な宗教指導者の影に、心底怒りを感じるのです。

(迷走の羅針盤)
1997年11月17日 午前10時頃
ハトシェプスト観光客無差別銃撃テロ
―  解説 編 ―

 エジプト南部にある国際的な観光都市ルクソールで、イスラム原理主義過激派のテロリストグループ6人が、外国人観光客を無差別銃撃した。日本人10人を含む外国人観光客67人が死亡、重軽傷者を含め80人以上にのぼる被害者が出るテロ史上最悪の悲劇となった。日本人観光客がエジプトのテロに巻き込まれ、殺害されたのはこれが初めてだった。
エジプトでは外国人観光客を狙うテロが92年ごろから断続的に起きていた。民主化路線のムバラク大統領政権に挑戦するイスラム原理主義組織によるテロ事件だけでも、96年春、ギリシャ人観光客18人惨殺、97年9月ドイツ人等10人殺害。しかしエジプト政府は沈静化発表をしてごまかしていた。その直後、この事件はおこった。
巻き込まれた日本人は添乗員1人を含むツアー11人。男性1名を除く10人が死亡。
ツアーは日本交通公社が企画した「ギリシア・エジプトハイライト10」ツアーで、11月10日日本を出発、ギリシア訪問後、13日にカイロ、16日に悲劇のルクソールに入り、事件の17日にはカイロに戻る予定だった。同行していたエジプト人ガイドは、犯人が外国人だけを狙った乱射を行ったために生き残った。警察官が到着するまでの約30分間、葬祭殿前広場は血だらけの地獄絵図となった。
 カイロとルクソールの中間にある川沿いの都市アシュートでは、イスラム原理主義過激派よるテロが続発していた。しかし世界中の観光客が集まる観光名所を直撃し、外国人観光客だけを集めて虐殺する、至上最悪の事件の発生。この後始末に、エジプト政府は躍起となった。以後数年間、エジプトの観光収入は激減している。

注:
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2.セキュリティチェック前、バスの駐車場から全景(右の写真へ)
1.ロバお出迎え、する元気なし(左の大きな写真へ)
3.セキュリティチェック通過(左斜め下の写真へ)
5.世界遺産のため資金が投入されて修復中
  おじさま方はいつも休憩中(下の解説へ)
4.葬祭殿前に到着。それにしても暑い。40度は当たり前(右へ)
現地での想い、97年外国人虐殺テロ事件の詳細説明は下にあります。


迷宮第2室
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注:第2室への扉はここの横、右端にあります。各部屋の扉は必ず前の部屋内にあります。右へスクロール→

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