硬度 代表的な鉱物 備考
10
ダイヤモンド
あらゆる鉱物の中で最も硬い
コランダム(ルビー、サファイア) 硬度10未満の鉱物を傷付けることが可能
8.5
猫目石(キャッツアイ)、アレキサンドライト
トパーズ、スピネル、アクアマリン ヤスリ程度では傷付かない
7.5
ガーネット、エメラルド、アイオライト、トルマリン
水晶(アメジスト、シトリン含む)、クリソプレーズ、
翡翠、瑪瑙、クンツァイト
ヤスリで僅かに傷が付く
6.5
ペリドット、タンザナイト
トルコ石、ムーンストーン、オパール ガラスよりやや硬く、ヤスリで傷が付く
5.5
ヘマタイト、ラピスラズリ
ガラス ガラスと同レベルの硬さ(当たり前だが)
蛍石(フローライト)、孔雀石(マラカイト) ナイフで僅かに傷が付く
3.5
真珠、珊瑚
大理石、方解石 ナイフで傷が付く
琥珀、石膏 爪で僅かに傷が付く
滑石 爪でも簡単に傷付く


コラム:一言宝石講座

一、宝石と言っても様々なものがありますが、ここでは特に印材になるものについて書いて
   みようと思います。・・・予定でしたが、印材になる、ならないに拘らず、貴石・宝石の
   情報を載せていこうと思っています。

1.水晶
    クリスタル、ロッククリスタルとも言います。色も様々ですが、ただ水晶というときには
    無色透明なものを指す場合が多いようです。産出国はブラジル、スイス、日本など。

2.黄水晶
    シトリン、シトリン・トパーズとも呼ばれますが、トパーズではありません。黄色または
   黄金色で、活力・希望を象徴します。

3.紫水晶
    アメジストとも呼ばれ、キリスト教においては教会や司教の尊厳と威厳のシンボルと
   されています。産出国はブラジル、南アフリカ、ウルグアイ。知恵・直感を象徴します。

4.ローズクオーツ
    紅水晶とも薔薇水晶とも呼ばれ、女神アフロディーテの宝石と言われています。

5.翡翠
    ジェダイトとも呼ばれます。また、中国・台湾では「玉」と呼ばれて珍重されています。
   緑色の他に、ラベンダー、赤、オレンジ、白、黒など様々な色のものがあります。
   長寿・健康・徳の象徴です。また、ネフライトという鉱物の翡翠もありますが、こちらは
   ジェダイトに比べて価値が低く、主に彫刻などに使用されます。

6.琥珀
    英語ではアンバー。古代には太陽の石として崇められました。その正体は気の遠くなる   
   ような年月をかけて樹液が凝固したもの。中に虫などの化石(不純物)が混じっているもの
   ほど価値が高いとされます。

7.ラピスラズリ
    和名は瑠璃、青金石。聖書にも神の聖殿を飾る宝石として登場します。日本でも七宝の
   一つとされた由緒正しい石。色は群青色、青紫。高貴・健康の象徴。

8.ルビー
    和名は紅玉。欧米では赤い色が血を連想させるため、血や熱に対するお守りとされ、
   魔よけや秘薬として大切にされていました。また、特に深みのある美しい赤色のものは
   ピジョンブラッドと呼ばれ、大変貴重です。威厳・情熱を象徴します。

9.虎目石
    タイガー・アイ。石の上の縞模様が虎の目のように輝くことからこの名前が付きました。
   身に着けると、感受性・霊的能力・洞察力・集中力・判断力をアップさせることができる
   と言われています。猫目石とは別物なので注意が必要です。

10.アベンチュリン
    和名は砂金石。色は緑・青・白・褐色・オレンジなど様々だが、グリーン・アベンチュリン・   
   クオーツは翡翠に良く似ているので「インド翡翠」とも呼ばれます。

11.瑪瑙
    アゲートとも呼ばれます。色は赤・白・青・緑・黒などの縞模様。
   馬の脳に似ていることから瑪瑙と名付けられました。雄弁・神聖・成功を象徴します。

12.オニキス
    不透明水晶の黒い瑪瑙がこう呼ばれます。古代エジプトでは、安定と中和をもたらす、    
   と言われていました。

13.サードニクス
    和名は赤縞瑪瑙。褐色っぽい赤色の瑪瑙のことです。威厳・情熱の象徴です。

14.ロードナイト
    和名は薔薇輝石。「輝石」とは翡翠の鉱物名で、これも翡翠の仲間です。

15.ムーンストーン
    和名は月長石。この石の中には月の女神ダイアナが存在していると信じられ、古くから
   旅のお守りとされてきました。色は一般的な乳白色だけでなく、青、オレンジ、ピンク、白、
   緑などがあります。知性・物思いを象徴します。

16.ヘマタイト
    和名は赤鉄鉱、鏡鉄鉱。黒く不透明で、磨き上げるとメタリックな輝きを放ちます。
   日本では黒ダイヤとも呼ばれます。快活を象徴する石です。

17.カルサイト
    別名方解石。純粋なものは無色透明ですが、内部に鉄分などを含むとオレンジ、緑、
   黄、ピンクなど様々な色になります。無色のものは光を屈折させる力が強いため透けて
   見える像が二重に見えることから、物事を倍増させるパワーがあると考えられました。

18.ガーネット
    ガーネットとは七種類の鉱物をまとめたグループ名です。赤色のアルマンディン・
   ガーネットが最も有名ですが、紫がかった赤色のロードライト・ガーネット、透明感のある    
   緑色が美しいテマントイド・ガーネットなどがあります。

19.珊瑚
    珊瑚は海中に生息するコーラル・ポリプという動物によって作られる宝石です。
   赤、白、ピンクなどの色があります。非常に傷つきやすく、また酸や薬品にも弱いので
   取り扱いにはご注意下さい。

20.アクアマリン
    透き通るような水色の美しい宝石です。エメラルドと同じベリルという鉱物ですが、こちら
   のほうがより丈夫で、かなり安価です。且つ大粒な石が多いのですが、その色合いから
   存在感を主張し過ぎることはありません。

21.ダイヤモンド
    言わずと知れた宝石の王様。非常に硬く、ダイヤモンドを傷付けられる鉱物は存在
   しません。が、他の宝石と一緒に保管すると相手に傷が付きますので気を付けましょう。
   また、傷に強い反面、ある一定の角度で切れ目を入れると簡単に割れてしまいます。
   ダイヤの美しさの秘密は光の屈折率と光を分散させる力にあります。

22.エメラルド
    硬度は高いのですが割れや欠けに弱く、そのため独特のカットが施されることが多い
   です。またもともと内部に傷が多いので、美しさを損なわないよう、傷を目立たなくする
   人工処理が行われています。大変歴史の古い宝石で、古くはクレオパトラが愛用していた
   とか、ヴィーナスの宝石と呼ばれていたとか、様々な逸話があります。

23.真珠
    特殊な貝の中で作られる宝石で、パールとも呼ばれます。白、黒、ピンク、シルバーなど   
   様々な色のものがあり、また育てる貝によって様々な種類があります。日本で一番有名な
   アコヤ真珠、南洋真珠、淡水パール、黒蝶真珠、ベビーパール、マベパールなど。
   形も真球の他、半球、バロック、ライスなど様々です。


二、誕生石
    自分の生まれ月に対応した宝石を身に着けるという習慣は、今では広く浸透しています
   が、実際に現在のような形で明確にリストアップされたのはほんの数十年前のことに
   過ぎません。しかし、宝石を何かのシンボルとして位置づけ、神秘的な力があると信じて
   いたのは古代人も同じのようです。

    各々の誕生石については資料により若干の差異があるので、もしかしたらお客様の
   ご記憶と違っているかもしれませんが・・・
誕生月 誕生石
1月 ガーネット
2月 アメジスト
3月 アクアマリン、珊瑚
4月 ダイヤモンド
5月 翡翠、エメラルド
6月 真珠、ムーンストーン
7月 ルビー
8月 サードオニキス、ペリドット
9月 ブルーサファイア
10月 オパール、トルマリン
11月 トパーズ、シトリン
12月 トルコ石、ラピスラズリ


三、宝石の硬さについて
    宝石の価値を決める要素は一般に、美しさ・希少性・耐久性の3つと言われています。

    耐久性と一言で言っても実は硬さということだけでなく、光や熱・薬品に対する抵抗力
   など様々ですが、ここでは硬さについてご紹介してみたいと思います。

    宝石の硬さには簡単に考えて二種類あると言われています。即ち傷や磨耗に対する
   耐久性と、割れや欠けに対しての耐久性です。
    たとえばダイヤモンドは世界一硬い物質と言われていますが、これは傷に対する耐性    
   のことです。ダイヤモンドを引っ掻いて傷付けることのできる鉱物はいまだ発見されて
   いません。しかし同時に、ダイヤモンドは一定の方向に力を加えると簡単に割れて
   しまいます。傷に対する耐性と割れや欠けに対しての耐性はまったく別物なのです。

    さて、傷に対する耐久力を計る目安として、モースの硬度計があります。これは別に
   特別な機械というわけではなく、モースという学者が創った一つの表です。
    以下にその表を掲載しましたが、「硬い」ということの目安は硬度7だと言われます。
   硬度7未満の宝石はデリケートなのだと考え、注意して取り扱って下さい。

モースの硬度計

































一言宝石講座第二回


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コラム:一言宝石講座第二回
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