腐食と防食

腐食というのは、ごく簡単にいうと酸素と結びつく酸化のことです。(本当に簡単に言うとです)

実際には、金属の表面で酸化反応と還元反応が同時に等しい速度で起こっているのですが、こ

れを書き出すと膨大な文字数が必要なので割愛します。(検索エンジンで「腐食」で検索をかける

と非常に沢山のサイトがヒットします。)

種類の異なる金属が接触していると、電位の高い(酸化しにくい)金属から電位の低い(酸化しや

すい)金属へ電流が流れ、電位の低い金属は電子を取られて不安定な状態となります。

不安定になった金属は空気中(水中)の酸素や水分とくっつこうとします。

これが金属の腐食、いわゆる「サビ」の発生です。

これを逆手に取ってサビの発生を押さえるために行うのが、皆さんが道路で良く見かけるガード

レール等に施されている「亜鉛めっき」なのです。(ほんの一例です。)

ガードレールの本体の鉄と表面の亜鉛では、亜鉛のほうが桁違いに電位が低い(酸化しやすい)

のです。

亜鉛めっきは鉄の表面を亜鉛で覆うことで(正確には境目は合金になっていますが)鉄本体への

酸素や水分の接触を防ぐと同時に、亜鉛を犠牲にして先に酸化(サビ)させ、中心の鉄を守るの

です。

ハウスメーカーの家で軽量鉄骨造りの家は、殆どと言って良いほど鉄骨に亜鉛めっき(又はリン

酸亜鉛めっき)をした上に、腐食防止の塗料を塗装しています。

軽量鉄骨は肉厚が薄いため、中心の鉄が腐食するとすぐに強度が低下し、構造材としての強度

が保てなくなる恐れがあります。

ところが、工場からの運搬や現地での据付などで表面の塗装やめっき層に傷がつく場合がありま

す。

この場合でも、亜鉛のほうが鉄よりも酸化しやすい(サビやすい)ため、亜鉛めっき層が先に酸化

することで犠牲になり、内部の鉄を保護するのです。

長々と書きましたが、内容をかなり要約(私なりに)したため、分かりにくかったかもしれません。

さらに詳細は、ネットで検索してみてください。