(12.07.01)

2002.06.29“Financial Literacy”ファーストアップから10年 



 ・2002.06.29(10年前) N225:10.621円 投資資産額:14.167.469円

 (当時の話題)ブッシュ米大統領がサミット前に「パレスチナ国家を作る」と急に言い出したのは、 「ワールドカップが終ったら、米国はイラクを攻撃するから、 イスラム教諸国はあまり騒ぐな」と言いたいのでしょう。 世界は困難な時期を迎えそうです。

 ・2012.06.29(先週末) N225: 9.006円 投資資産額:44.874.028円

 (直近の話題)EU首脳会議では何も決まらないと思われていましたが、 欧州安定メカニズム(ESM)を通じた銀行への直接的に資本注入を行うなどの合意を受け、 「ヨーロッパ問題に対する悲観が修正されました。ユーロは上値を試す動きに なるでしょう。



 この10年でN225は-15.2%の下落、投資資産は3.17倍でした。 これをどうみたらよいでしょうか?少なくても世の中の平均よりはよい成績でしょう。 しかし、4.000万円台の半ばという投資遺産は当時期待した額よりもかなり少ない と言えるでしょう。

 下落相場の中、よく頑張ったといえるのか、それとも自分の能力はこの程度なのか、 まだ結論は出したくありませんせん。結論はあと5年待ってください。



 ・・・  ・・・  ・・・



 2002年6月29日、あれからもう10年が過ぎました。早いものです。 10年間、いったい私は何をやってきたのでしょう? 10年前、中学生だった上の子はすでに社会人になり、小学生だった下の子は成人しました。 配偶者も私も、周囲の人もただ10個年をとった、ただそれだけでしょうか?

 ひとつ言えるのはこの10年間、ほとんど病気もせずに毎日、毎週、快活に楽しく、 そして規則正しく生活していました。外面的にはそれ以上でもなく、 それ以下でもなかったように思います。

 それでは内面は? その大きな変化は、将来に対する展望というか、目標を喪失してしまった10年だったように思います。 遠い未来がよく見えなくなってしまったので、10年後、20年後の未来を見据えて、それに備えて 今何かをするということが、この10年間のうちに ほとんどなくなってしまったように思います。

 目下の関心ごとは、今日か明日、せいぜい1ヶ月先までに それまでの過去の蓄積に何を新たに加えるのか、それによってどう楽しむことが出来るのか、 何にどう感動するか、です。そのような1日が7つ集まった1週間、1ヶ月、そして1年、 その1年を10回繰り返した10年だったような気がします。



 「人は望んだものだけを手に入れる」とよく言われています。まったくその通りだと思います。 この10年私が望んだのは、栄誉とか賞賛、権威、権力、信認、といった華やかで力強く、一般的には 望ましいとされていることではありませんでした。 それらは移ろいやすく不安定です。その理由は、その現れ方が自分以外の他人の心に全面的に 依存しているからです。

 一方、私はただ静かな時間と心の自由だけを望んでいます。 「我思う、ゆえに我あり」”Je pense, donc je suis” はデカルトの有名な言葉ですが、私はまず「我思うための心の自由」望んでいます。 そして私は望んでいたことだけは半ば手に入れました。



 さて、次の10年はいったいどうなるのでしょうか?ひとつ確実なことは、 10年後は仕事からはすでにリタイヤしてさらに自由になっていることです。 ところがその未来はなんとなくぼんやりとしか見えません。

 そのイメージは、アントン・ブルックナーが長年勤めた教会の周りをゆっくり散策している私、 グスタフ・マーラーが夏を過ごしたスイスの湖に船を浮かべている私、 モーツァルトが見上げていたザズルブルグの山上のお城を見上げている私、 クロード・ドビュッシーが失意のうちに去ったローマにいる私です。

 あるいは、 マイルス・ディビスが出演したシカゴのプラグド・ニッケルの前にいる私かもしれません。 引退して時間が出来たら世界を徘徊する年寄りになりたい、 そんなぼんやりしたイメージはあります。次の10年に幸あれ。

 





(12.01.09)

英語復活の年 



 「一年の計は元旦にあり ”New Year's Day is the key of the year.”」と よく言われますが、元旦から8日遅れた今日、2012年にぜひやりたいことを 記してみます。まずは投資資産を5.000万円にすることですが、それ以外に 小さな目標は幾つかあります。

 それは、マイルス・デイヴィスの1969年以前のアルバムをすべて聞き込むこと、 ブラームスの室内楽を全部ものにすること、薔薇をもっと美しく咲かせること、 などです。それに加えて、今年は「英語復活の年」にしたいと思います。



 実は勤め先の方で昨年末、遅ればせながら社員の英語力の強化に取り組み始めました。会社が TOIECのスコア目標を各セクションごとにに示したのです。私のセクションは、職位に関係なく リーディング80%以上(ヒアリングは目標なし)が提示されました。 ちなみに、TOIECは990点満点で、リーディングとヒアリングが半分ずつの配点になっています。 リーディング80%以上ということは、495点満点中で400点とれればよいことになります。

 これとは関係なく私は、このへんで英語をやり直さなくてはならないと考えていたのでした。 その理由は、インターネットの時代の今、 世界の情報の90%ぐらいが英語で発信されるようになったからです。 英語を無視すれば世の中をほぼ何も見ていないことに等しいからです。 英語はMUSTなのです。 そこで、これをチャンスに 2012年は英語に取り組みたいと考え、今年を「英語復活の年」にすることにしました。



 さて、私はこれまでTOIECを3回受けています。そのスコアは、 20才代で700点台、30才代で600点台、40才代で500点台です。 つまり、私の英語力は低下する一方なのです。 これには理由があり、それは後ほど記します。

 TOIECではヒヤリングが苦手、スコアはいつも半分程度、つまり3回とも250点ぐらいでした。 リーディングは、20才代ではほぼ満点に近かったのですが、次第に 能力が低下して40才代では半分の250点が やっとになりました。これを今年は400点まで戻そうと決意したのです。



 20才代の頃の私がリーディングが得意だったのは、特に意識して英語を勉強したからでは ありません。いわゆる英語の勉強はほとんどしたことがありません。 私の場合リーディングの能力は、大学4年と大学院の2年間、あわせて3年間に 自然に身についたようです。

 と言うのも、この3年間は必要があって一日平均3〜4時間は英語を読み続けていたのでした。 それは専門(物理)の教科書、論文、あるいは科学雑誌などです。この時期はテストのために 英語を勉強していたわけではないので、自分の英語の能力がどれほどあるかについては ほぼ無関心でした。



 そのようにして時は過ぎ、やがて就活の時期になり、ある会社の試験をうけました。 その中に長文の英文和訳がありました。 その内容は非常に簡単、分からない単語、構文などは1つもなく、ほぼ満点だった ように思います。ところが試験後の周囲は、 難しくてさっぱり出来なかった、何が書いてあるのはわからなかった、といった声が 多かったのです。 ここで私ははじめて自分の英語の能力に気が付きました。

 社会人になってもしばらくはその能力は残っていました。 例えばあるソフトウエアのマニュアルを読んで、その使い方をマスターするよう命じられた 時のことです。 後日、そのソフトウエアを使って仕事をしている私に、別のセクションの人が以下のように 質問したのです。

 「このソフトを使えるようになるまで何日かかる?ところで、マニュアルは日本語なの、 英語なの?」

 私はマニュアルが日本語だったのか英語だったのか、その場では答えることができませんでした。 ソフトウエアは使えるようになっていたので、マニュアルは読んだことは確かなのですが、 それが何語で書かれたものなのか私は意識していませんでした。 (後で確認したらそれは英語でした) 技術文書ならば、英語は日本語と同じぐらいのスピードと理解力で読むことができたので、 言語の種類は意識しなくてよかったのです。



 しかし、エンジニア時代には総じて、仕事で英語を読むことはほとんどなく、 次第に能力が衰えてきたのでした。 スタッフになってからは、一日平均1〜2時間ぐらいは英語の文書は読むのですが、 決まった形式の英文の表面的な 意味が分かればよいという浅い読み方なので、リーディング能力を反転上昇される までには到っていません。

 また今では、「英語」というよりも「アメリカ語」を読むことが多いのですが、 それがどうも文法がおかしいと感じることが多くなってきました。 アメリカ語は学校で習った英語の文法とは違うのではないか、 極端な話、単語を並べているだけなのではないか、と感じることが多くなってきした。 それは、自分の能力の衰えたからなのか、あるいはアメリカ語が時代ともに変化してきたのか、 それともそれ以外に理由があるのか、自分では判断しかねていました。





 さて、英語復活を図るにあたってまず読んだのは、「理系の人は、なぜ英語の上達が早いのか」 (畠山雄二 著:草思社)です。この本は英文法のエッセンスをセンスよくまとめた本ですが、 まさに「目からウロコ」です。詳しくは後で記しますが、 その前に、この本の前書きに書かれている英語の上達方法について記します。

 リーディング、ヒヤリング、会話も含めて英語能力を高めるためには まず英文法をマスターしなさい、と著者は主張しています。 英文法がある程度出来たら、次に科学英語を読むことが英語能力を 高める秘訣であると記しています。

 一般に英語の上達法と言われる文学作品のペーパーバック、ハリーポッターなどの子供向けの本、 TIMEなどの高級週刊誌を読んだり、あるいはヒアリングマラソンをしたり、 英会話学校に行くのではなく、 科学英語を読むことこそが英語能力を高める最も効果的な方法であると主張しています。 (その理由を知りたい方は、実際に本を買って読んでください)

 私は、「そうか、なるほど!」と膝を打ちました。 私が学生時代に無意識にやっていたのが、まさに科学英語を読むことだったのです。 科学英語を読むことによって私の英語能力が高められ、 ビジネス英語であるTOIECのリーディングでほぼ満点を とれたのでした。今回もこの方法を使おうと決めたのは言うまでもありません。



 さて、最後に上記の「目からウロコ」の一例を簡単に記します。下記@のような英文は学校文法で 習った記憶がありませんが、私が普段読んでいるアメリカ語には頻繁に出てきます。

 ”A man came into the room with blond hair.”・・・@

 学校英語では、@ではなく、

 ”A man with blond hair came into the room.”・・・A

 と教わります。これまでの私は、@のような英文に遭遇すると、 なぜwith以下の節がセンテンスの 最後に置かれるのかが、さっぱり分かりませんでした。しかし、この本によれば、 @とAは基本的には同じ意味ですが、ニュアンスがかなり違うのです。 Aは、「ブロンドの男が部屋に入ってきた」 ですが、@は「男が部屋に入ってきたけど、そいつはブロンドだった!」と 言うニュアンスだそうです。

 つまり、@では「男が入ってきた」という事実を伝えたい英文なのに対し、 Aでは「ブロンドヘアだったんだ!」ということを強調したい英文なのです。 これを文法用語では前置詞の外置というそうです。なるほど!



 これを読んで、あ!と思ったことがあります。 それは、Bob Dylanに”When the Ship Comes in”(船が入ってくるとき)という古い曲です。 この曲は以下のように始まります。

 ”Oh, the time will come up
when the wind will stop”・・・B

 Bの和訳は、レコードのライナーノーツにあるように、 「時が来るだろう、風がやむ時に」とこれまでは解釈していましたが、実は 「時が来るだろう、風がやむ時が」が正しいのです。節”when the wind will stop”は「〜する時に」 という意味ではなく、”the time”を修飾していて、意味的には、

”Oh, the time when the wind stop will come up”・・・C

であり、BはCの外置表現なのです。 30年以上も私はそれを誤解したままでした。「理系の人は、なぜ英語の上達が早いのか」 (畠山雄二 著:草思社)にはこんなことが沢山書かれています。 う〜ん。



 2012年、私の「英語復活の年」はこのようにして始まりました。
(図右側は三省堂のコンサイス英和辞典です、革装の美しい辞書です)

 





(11.12.17)

株主優待 NOEVIR BEAUTY CATALOGUE(ノエビア・ビューティ・カタログ) 



 ノエビアHD(4928)から株主優待がおくられてきました。 ”NOEVIR BEAUTY CATALOGUE (ノエビア・ビューティ・カタログ)”から、税込み21.000円の商品を選べる、 という優待内容です。そこで、音楽を聞きながら カラフルな美しいカタログを見て、欲しいものをじっくり検討してみました。

 まず、はじめて見る化粧品のカタログには驚きました。その驚きとは、 まず第一に女性が持っている「美への情熱や執着」の強さです。 次に、その価格やライナップに対する驚きです。



 例えば、スキンケアです。 スキンケアを簡単に言うと「お化粧を落として新たにクリームやローションを塗る」、ということです。 この「工程」を行うために、下図のような基礎化粧品のラインナップが用意されています。 そして、それぞれの工程で決められたローションやクリームを 用いて、順々に所定の作業を行う必要があるそうです。



 これは”NOEVIR 105”という最上位のラインナップで、7つ全部をそろえると50.000円以上に なります。この他には、”NOEVIR 99”や”NOEVIR 88”など、”NOEVIR 105”とほぼ同じ 工程を行うためのアイテムの集合である別のライナップがいくつもあります。まるで、 大手電機メーカーのホームシアターシステムのようなラインナップの作り方です。



 さて、次に”Make up”(いわゆる化粧品)ですが、非常に多種多様で驚きます。 唇、頬、鼻、目元、目じり、睫毛、眉毛、額、ヘア、首、腕、肘、ネイル(手と足)、 ありとあらゆるところに多種多様の化粧品があります。この他にも、肌の弾力、美白、シミ、乾燥、 黒ずみ対策のためのスポット機能をもつ多数の化粧品があります。

 下図はの上部は、化粧をする前に肌のベースを作るための”EXCELLENT”という最高級ラインナップです。 この4点のアイテムだけでやはり50.000円近い価格です。その他に、同じようなラインナップ がいくつかあります。



 個別のアイテムの高価です。 上図の下左はシンプルに「薬用クリーム」という名前ですが、これが50gで105.000円 (10万5千万円)です。カタログに掲載されているサプリメントもみんな 高めで、上図の下右の「牡蠣エキス」は1ヶ月分で10.500円です。



 さて、全部で58ページあるカタログの中の1ページの半分足らずに、 ”MEN'S”(男性用)も掲載されていました。この差が、女性と男性の美への執念の差で しょうか。

 ところが面白いことに、”MEN'S”の方は他社、例えば資生堂に比べれば安いと 感じました。例として、下図の上、左から3つめのスキンクリームは35g入りで1.900円です。 資生堂では50g入りで7.500円で販売しています。



 さて、私はこの”MEN'S”の中からローションやコロン、クリーム等 を優待品としてを選びました。(ちなみに家内にカタログを見せたら、 欲しいものはみんな2万円以上する、 と申しておりました) もし使ってみてよかったら、NOEVIRに乗り換えようかと 思います。

 ただヘアケアに関しては、資生堂のものをずっと使っているで、あえて リスクはとりませんでした。幸いにも私は、50を幾つかこえても髪量が若い頃と あまり変わらずまだ白髪もほとんどないので、 それに感謝してこれまでと同じものを使い続けたいと思うからです。

 最後に、上図の下右は「塩」です。塩は夏場にスポーツをする際、脚の 痙攣対策で必需品です。スポーツをする1時間ぐらい前に塩水を 飲むと痙攣が起こりません。

 ところで、一般の塩は1s入りで200円ぐらいです。ところがこの塩は、 南大東島で取れた塩だそうで200g入りで2.100円、一般の塩の50倍以上の価格です。 この差を受け入れて購入する人もいるのですね。