(16.04.23)

早すぎた、蝶四郎

 4番目のキアゲハ、蝶四郎が羽化したのはまだ桜が散ったばかり頃、まだうすら寒い日も多い季節でした。 蝶四郎誕生は早すぎるがゆえに困難がありました。





 昨年の9月、庭のパセリから回収した2匹のキアゲハの幼虫がさなぎになりました。 そのうち一匹(蝶三郎、このページ末尾↓の写真)は、9月のうちに羽化し自然界に旅立ちました。 もう一匹は昨年羽化せず、普段あまり使わない暖房のない部屋で越冬しました。

 しかし先日、朝陽が差し込む部屋で羽化しているのを発見しました。 名前は蝶四郎です。
キアゲハが見られるのは普通は6〜9月、いくら早くても5月下旬です。 しかし、今年は暖かかったためか、4月に羽化してしまいました。



 蝶四郎は一旦は自然界の旅立ったものの、 庭にあるマサキの所に飛んで行って、そのまま一日中じっとしているだけでした。 寒すぎてこれ以上飛べないのです。

 緑のマサキの新芽と、蝶のコントラストが美しいです。



 夕方になって、このまま夜露に濡れるのは可哀想なので 一旦室内に回収しました。 割りばしの先に砂糖水をしみ込ませた綿の上で蝶四郎はじっとしています。 たまに口からストローを伸ばして砂糖水を吸っているようです。

 人が近づくと羽を広げて威嚇していますが、 見方によっては喜んでいるようにも見えました。また人の手は暖かく気持ちいいのか喜んで「手乗り」します。

 翌日も寒かったので蝶四郎は室内で過ごしました。 しかし、3日目は20℃を超える暖かい日で、蝶四郎は空に羽ばたいていきました。

 庭のパセリに子孫を残して!







(15.12.20)

2011〜2015年の空と雲


 この5年間に撮った空と雲の写真を紹介します。



夕暮れの海に泳ぐ3匹のオタマジャクシ

 オタマジャクシ3匹が頭を突き合わせているよう。 徐々に終わる夕暮れは、このオタマジャクシの形を変え、やがてフェイドアウトします。





一面ピンクの夕映え

 西の空がピンク色に染まる夕映え。 100年前、1.000年前、1万年前、10万年前…、人はこれと同じ夕焼けを見て何を感じたのだろうか?



ザルツブルグの青い空

 ザルツブルグ(オーストリア共和国)の真夏の空。 日本の真夏のように入道雲が空に立ち上がることは少ない穏やかな空。



金箔のように輝く雲片

 夕暮れの終わり。雲片に最後の陽光があたり、わずかの時間だけキラキラと金箔のように輝く。 わずか1〜2分後、色あせてしまった。夜の始まり。



レンズ雲の日

 沼の上に現れた、輪郭がはっきりしない巨大なレンズ雲。
毎年初夏から夏にかけて、空のあちこちにレンズ雲が現れる一日があります。 私は、それをひそかに「レンズ雲の日」とよんでいます。

セピア色に霞む白金台から北東側の空。

 ベッドから出てカーテンを開けた時、何か重そうな空が。 セピア色に霞む朝は、外に出かけるのがちょっと億劫にします。 前夜の余韻がけだるく体に残っている感じ。







(15.09.13)

2015年の花



自宅車庫の薔薇

 自宅の車庫わきに、つる薔薇を誘引する構造物を作りったのは数年前です。 それから薔薇は、クルマが隠れて見えなくなるほど大きなブーケのように育ち、周囲では馥郁たる香りが楽しめます。 白い薔薇はアイスバーグ、薄いピンクはピーエール・ドゥ・ロンサール、 濃いピンクはブリリアントピンク・アイスバーグです。



フォルクスパーク(ウィーン市内)の薔薇

 初夏にウィーンを旅しました。(←15.07.05 ”TRIPS”参照)
ウィーンは言わずと知れた音楽の都ですが、パリにも負けない花の都です。 分けても初夏のウィーンは、人の心を惑わすような香りの薔薇が咲き乱れます。

 写真は旧オーストリア=ハンガリー帝国の王宮に隣接するフォルクスパークの薔薇です。 王宮は背の方にあり、前方の空に突き刺さる尖塔はウィーン市庁舎です。



王宮庭園(ウィーン市内)のベゴニアのト音記号

 オーストリアでは、ウィーンでもザルツブルグでも、 ベゴニアの花で文字や記号を芝生に描いているている庭園が沢山ありました。 そういえば、日本でも異なる色の稲で絵を描く「田んぼアート」があります。

 写真は王宮庭園内のモーツァルト像前のベゴニアです。 200年以上前にウィーンで音楽活動をしていたモーツァルトは、 このト音記号のあたりを通って王宮に向かったのでしょうか。



自宅のベゴニア1

 今春、ベゴニアで上昇する株価チャートをイメージする絵を描いてみました。



自宅のベゴニア2

 9月にはこんな感じになりました。う〜ん、冴えないな…



ティファニーと蝶三郎

 今朝の事です。 幼虫の時から自宅で育てさなぎになっていた黄アゲハチョウが室内で羽化、窓辺でパタパタしていました。 成虫になった黄アゲハチョウはこの「蝶三郎」で3匹目です。(←10.09.11 ”NATURES”参照)

 窓から開け放たれた蝶三郎は、まず窓辺のゼラニウムの花にとまり、 長雨の後庭に一輪だけ咲いてたティファニーという薔薇にとまり、 そして青い空に旅立ったのでした。子孫を残しまた来るんだよ、蝶三郎。

 写真はティファニーの花から飛び立つ瞬間の蝶三郎です。