(10.10.16)
秋の薔薇
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薔薇は秋にも咲きます。秋の薔薇は初夏ほどは艶やかありませんが、
その香りや色彩を存分に楽しめます。また、初夏に
自宅の庭に植えた薔薇も秋には開花しました。
最初はヨハンシュトラウスです。この名前は、もちろん19世紀ウィーンのワルツ王・ヨハン
シュトラウスからとっています。花は上品な淡いピンク色です。また、
ヨハンシュトラウスは立ち姿も美しいのですが、
この写真を撮った頃は、もうほとんどの花が劣化した後でした。来年の春にはぜひ立ち姿を撮りたい
ものです。
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ブライダルピンクは、ヨハンシュトラウスよりは、少しだけ濃い目ですが
清楚なピンクです。秋の方が初夏よりも濃いようです。
次に生まれたら花嫁にブライダルピンクを飾ってあげよう。
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マヌウメイアンは艶やかなローズピンク、八重咲きの花をいっぱいにつけます。
これもヨハンシュトラウスと同様、沢山の花をつけた立ち姿を来年は撮りたいです。
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マリアンデールは小さめの花がたくさん咲きます。「マリアンデール」というのは、
リヒャルト・シュトラウスのオペラ「バラの騎士」中、若い貴族オクタビアンが伯爵夫人との
火遊びがバレそうになって、
メイドに変装した時の名前である「マリアンデール」からつけたという説があります。
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トラディスカントは大人のバラというような雰囲気。
ワインのような色合いが、見る人を惹きつけます。バラは今も新しい品種が次々と
開発されていて、このトラディスカントは、わずか17年前の1993年、イギリスで
作られたものです。
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次はイエロー系。シャーロットはバターイエローで、ティー系のいい香りです。
前回、「以下の4枚の写真は花の名前がわかりません。メモるのを怠ってしまったのです。」
と記しましたが、その中の最初の写真はシャーロットです。
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ドンファンがこの秋に、小さく1輪だけ咲きました。今年の夏に自宅に植えた2本目の薔薇です。
元々大輪咲きなので、樹木がもっと大きくなる来年初夏が
楽しみです。真紅の大輪と強い香りを愛でようと思います。
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(10.10.02)
雲が好き、空が好き (その3)
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「雲が好き、空が好き」その3です。
この3年間、自宅近くの、あるいは出張や旅行に行った際に撮ったものです。
今回はどれも夕暮れの雲を集めてみました。
個人投資家の皆さんはどの雲が好きでしょうか?
写真1: 台風一過の夕暮れ
西の空はから金色の夕日が、分厚い雲に下の方からさしています。空の大部分はまだ台風の雲が
覆っていましたが、西の空に雲の切れ間があり、そこから夕陽が差し込んでいます。
幻想的でとても美しい夕暮れでした。
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写真2:血の色のような夕焼け
年に何度か、このような血のような夕暮れがあります。何か天変地異が起こりそうな
夕暮れでしたが、翌日は何も起こりませんでした。
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写真3: 夕暮れの入道雲
夕暮れ近くになって発生した入道雲です。夕陽を隠して、西の空いっぱいにに林立
するその姿はちょっと不気味です。
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写真4: 夕映えに照らされている卷雲
空の大部分を占める大きな巻雲が夕映えに染まっています。この日は夏祭りで、祭りの主催者だったので
しかたなく参加したのですが、
雲の方がずっと素敵でした。
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写真5: 夕映えに照らされている多重レンズ雲
春から夏にかけて、晴れた空にレンズ雲がたくさん出る日があります。この日もそんな日で、
夕暮れまでレンズ雲の発生が絶えませんでした。
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写真6: 無秩序な雲の夕暮れ
普通高い空にあるすじ雲が低い空にあり、すでに光を失っています。高い空にある綿雲は
まだ白い光を放っています。
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写真7: 低い雲は黒く、高い雲は白く
低い雲はすでに夜になり、高い雲はまだ日に照らされています。
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写真8: 蛇が空に昇っていくような雲
オレンジ色に染まった細長い蛇が、
口をカッと開らき西の空高くに向かって昇っていきます。
短い足があるようにも見えます。
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(10.09.11)
蝶一郎くんの2010年夏物語
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史上最強に暑かった夏もどうやら終わりそうな気配です。
さて、今年の夏、我が家のうれしかった話題に、「蝶一郎くん」の羽化があげられます。
蝶一郎くんは黄アゲハです。
蝶一郎くんは卵から生まれたばかりの幼虫だった7月20日に、
庭に偶然生えていたパセリの葉から発見され、7月30日にさなぎになり、
そして9月5日の朝に羽化して、
昼前に晩夏の青空高くに飛んでいきました。
写真1: 飛ぶ直前の蝶一郎くん(2010年9月5日)
黄アゲハは、黄色と黒のお馴染みの文様に、
下の方に青と赤のアクセントがある美しい蝶です。
頭にある2本の触角は微妙な曲線を描いて長く伸びています。
そして、羽の最後尾はアゲハ蝶独特の長い2本の尾のようなものがあります。
蝶の場合、数千個の卵から幼虫になり何度か脱皮して大きくなり、
そしてさなぎになるのは幾多の競争を勝ち抜かなくてはならず、
生き残る確率はたぶん何百分の一です。さらに、
成虫になって空に飛翔するまでに、
天敵から身を隠し通さなければなりません。
そんな蝶が優雅に、勝ち誇ったように、また庭を睥睨するように飛んでいるのは当然なのです。
それは幸運で選ばれたものなのですから。
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以下、蝶一郎くんの2010年夏物語をどうぞ。
写真2: 卵から生まれたばかりの蝶一郎くん(2010年7月20日)
黄あげはの幼虫は、最初は黒で大きさは1センチもありません。ちっぽけな
蝶一郎くんは、パセリのしがみついて懸命に花をたべています。
パセリの食べられる部分に行けなかった蝶一郎くんの仲間の多くは、死んで脱落しやがて土になって
しまいました。
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写真3: 脱皮して薄い緑色の蝶一郎くん(2010年7月22日)
脱皮すると薄い緑色になります。黒と黄色の点模様です。
夜ら朝までは眠っているようにまったく動かず、昼になると動き出して
懸命に花をたべています。この頃は、一日が過ぎると見違えるように大きく
なっていきます。
大きくなって目だつようになると、雀などの鳥が来てつまんで持っていって
しまいます。蝶一郎くんの仲間も、たくさん鳥に持っていかれました。
こざらし2は、最期に1匹だけ残った蝶一郎くんを家の中に保護しました。
パセリは鉢植に移植しました。
これで、天敵からは安全になりました。
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写真4: さなぎになる直前の蝶一郎くん(2010年7月30日)
何度か脱皮して数センチの大きさになった蝶一郎くん、
30日の朝に写真のように体を丸めて、頭と尻尾を蜘蛛の糸のようなもので
固定して動かなくなりました。さなぎになる準備です。
そして驚いたのは、幼虫からさなぎになる瞬間です。
目を離していたわずか10分間で、さなぎになったのです。
デジカメを準備して待っていたのですが、その瞬間を撮影
できなかったのは残念です。
実は、こざらし2は小学校低学年だったころ、特にあげは蝶の幼虫を飼って
蝶々にするのが好きでした。当時も、幼虫を100匹以上育てても蝶になるのはせいぜい
1羽で、中にはゼロという夏もありました。そのぐらい蝶になるのは稀です。
小学生の頃も、さなぎが羽化する神秘的な瞬間も何度か見ましたが、
幼虫がさなぎになる瞬間はまだ見たことがありませんでした。
40年振りに、今度こそはと思ったのですが、残念です。しかし、
こんなに一瞬にさなぎになるとは知りませんでした。
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写真5: さなぎの蝶一郎くん(2010年7月31日)
なんだか枯れたような感じのさなぎです。
たまにぴくぴく動いたりします。普通は約2週間で羽化するのですが、
このまま死んでしまうことも多いです。蝶一郎くんは、
室内にいるので鳥に食べられたり、強風によって脱落したりする心配は
ありませんでしたが、
幼虫の時に、別の昆虫によって生みつけられた卵が、さなぎの中で
かえることによって死んでしまうリスクもあります。
さて、8月の後半になり、さなぎになって3週間過ぎたのに、
蝶一郎くんはぴくりともしません。
もしかしたら死んでしまったの、と家族みんなで心配しました。
ひとつの可能性として、エアコンのせいで蝶一郎くんが秋と勘違いして出て来れない
のではないか、と思いました。そこで、リスクは増すのですが、8月の
後半から終日外に置くことにしました。外は連日35℃の猛暑でした。
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写真6: やっと羽化した蝶一郎くん(2010年9月5日)
9月になり、もうだめかな?と諦めかけていた頃の9月5日朝7時過ぎのことでした。
こざらし2は蝶一郎くんが羽化しているのは発見、家族を呼びました。
やったぞ!蝶一郎くん!と、家族全員で感激しました。この時、
蝶一郎くんの複眼には、みんなに取り囲まれている姿が映っているのでしょうが、
まだ逃げることができません。
蝶一郎くんの左下にはもぬけの空になったさなぎがあります。
しかし、この小さなさなぎのなかに大きな蝶一郎くんが折りたたまれて
入っていたとは信じられないです。自然の神秘です。
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写真7: 青い夏空に飛び立った蝶一郎くん(2010年9月5日)
9時過ぎ、蝶一郎くんは突然に飛翔、
べにかなめの葉にしばらくいた後、
まもなく青い夏空に旅立っていきました。
ここからの寿命は約2週間ですので、蝶一郎くんは
今日もどこかで優雅に飛んでいることでしょう。
来年の夏には、蝶一郎くんの子供や孫を育てられたらいいです。
そのために来年の春の、パセリの種をたくさん庭に蒔こうと思っています。
さよなら! ありがとう! 蝶一郎くん、暑かった2010年の夏。
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